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巨人桑田真澄コーチ補佐、6月「講演会中止」の裏に隠された遅刻疑惑

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写真/GettyImagesより

 プロ野球、読売ジャイアンツの桑田真澄1軍投手チーフコーチ補佐が6月13日に大阪市内で開催予定の講演会を中止したことを20日発売の「週刊文春」が報じた。当日、チームはプロ野球セ・パ交流戦があり、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズと戦う予定だった。ベンチにいなければならないはずのコーチがなぜ、小遣い稼ぎに走っているのかーー。

 報道によると講演会は柔道整復師を中心とした治療家を対象に桑田コーチ補佐が「諦めないことの重要性」「挑戦することの大切さ」を90分にわたり語る内容。100人限定で参加費は約2万円から3万円が設定されていた。

 プロ野球OBは「今年1月、桑田さんのコーチ就任が決まったのは原辰徳監督の鶴の一声が大きく、入閣が決まってから肩書や他の仕事の整理が始まった。そのため、講演会について『あらかじめ決まっているものについては構わない』と許しを得ていたようです。ただ、それでも普通なら1、2月が限度でオープン戦が始まる3月以降に決まっていた仕事は基本的にキャンセルするのがマナー。シーズン半ばの6月、しかも医療体制が厳しく緊急事態宣言が発令されている大阪に関東圏からわざわざ出稼ぎに行くのは、この世界で誰が聞いても批判の対象になる」と話す。

 別のプロ野球関係者も「今、ジャイアンツの投手交代でマウンドに向かうのは桑田コーチ補佐。序列としては上の宮本和知投手チーフコーチよりも原監督から大きな権限を渡されて指導に当たっており、とても腰掛けの指導者には見えません」と話すが、憤るにも理由があった。

「今年3月26日、横浜DeNAベイスターズと戦った公式戦開幕の日のことです。桑田コーチ補佐が甲信越地方の某市で講演会を実施、試合のある東京ドームに向けて移動を開始したのが夕刻だったとの話が球界内を駆け巡りました。本当なら試合前の練習指導にもタッチせず、プレイボールにもベンチ入りできていません。選手も関係者も見て見ぬふりしていたと聞いていた。1度だけならまだしも、公式戦真っただ中の6月にも入れていたとは…」(同)

 現役時代は読売ジャイアンツのエース投手として活躍し、引退後は大学院生として勉学に励みながらテレビや新聞の解説業でも熱弁を振るったが、今回の報道が公になったことでファンはどんな思いで試合を見ればいいのだろうか。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/06/13 14:32
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