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ツイッターでフランクにコンビ解散を発表する若手芸人たち… ホームチーム解散をはっきり後悔する自分との違い

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 元芸人という肩書のため、僕のツイッターは芸人や関係者、お笑いファンが大半を占めている。その為か、一週間に一回はこういうツイートを見る。

「〇〇はコンビを解散することになりました」

 ある程度名前を聞いたことのある芸人からまったく接点のない知らない芸人まで、解散するツイートがやたら流れてくる。

 僕自身も解散を経験し、実際近しい若手芸人が解散問題に直面しているところも見てきた。それを踏まえて今と昔の”解散”はいささか質が違う気がしてならない。

 この質の違いは何なのか?今回は芸人の解散について元芸人目線で分析していこう。

 まず、率直に言うと”やり切っての解散”か”やり切らずに辞める解散”か、という違いだ。

 2020年9月ごろ、飛石連休というコンビの藤井ペイジさんがやっているYouTubeチャンネル『藤井ペイジちゃんねる』で“元芸人に話しを聞こう”という企画に出演させて頂いた。タイトルどおり辞めた芸人と藤井ペイジさんがトークをするという企画であり、その中で今でも心に残っているシーンがある。

『檜山君は芸人を辞めて後悔してますか?」という質問に対し僕は『はい、後悔しています』と即答した。

 それはもう少しお笑いを続けていれば”YouTube”という媒体で活躍できたかもしれないという思いや、辞めなければもしかしたらまだチャンスがあったかもしれないという思いが常にまとわりつき、辞める時期が早かったのでは? と未だに自問自答しているからだ。
もちろん当時は相当悩み、話し合って解散したのだが、時が経つにつれ自分の出した答えに対して「もっと悩む必要があったのではないか」と、今でも思う。

 なので素直に『後悔している』と答えたが、この答えは非常に珍しいようで、『後悔してない』『芸人としてやれることはやり切った』と答える芸人がほとんどらしい。

 確かに僕らの世代の芸人の芸人は今の若手に比べてテレビという媒体からある程度チャンスをもらい、そのチャンスをものに出来ずに辞めていったり、あと一歩のところで手が届かずに諦めたりする芸人が多かったように思う。だからこそ”やり切った”と言えるのだ。

 僕はやり切らずに辞めてしまった稀有な例である。

 それでは最近の若手の解散に焦点を当ててみよう。あくまでも僕の個人的な意見なので、一概にそうだとは言えない。ぜひ軽い気持ちで見て頂きたい。

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