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「なんでこんなに 可愛いのかよ」溺愛された『孫』の現在。8年の冷戦の後に訪れた祖父との和解

大泉逸郎から受けた愛情を次の世代に返すべく保育園の先生に

 高校を卒業し、大学進学のため上京したシンタロウさん。当初はアナウンサーになるという目標を持っていたが、その夢は叶わなかった。そこで、彼は改めて「夢を叶えたおじいちゃんって凄い」と思えるようになった。そして、冷戦状態だった大泉と仲直りもすることもできた。シンタロウさんは現在、保育園の先生として働いているという。

「おじいちゃんに返してもいいけれど、受け取った愛情を次の世代に返すのがいいかなと思ったので、保育園の先生を現在しております」(シンタロウさん)

 介護士として高齢者に愛情を返すのではなく、保育士として次世代に愛情を渡す役目を選んだシンタロウさん。祖父の行いをそのまま踏襲した感がある。「週刊女性」(2020年5月25日号)の取材で、大泉はシンタロウさんにこんな言葉を残している。

「孫には孫の人生があるから、好きに生きればいいと思う。私は遠く離れた山形から見守っているよ。こんなおじいちゃんと遊んでも、孫もつまらないでしょ」

 それにしても、最後に若林がシンタロウさんへ施したラベリングがイカしていた。

「将来、『ひ孫』がリリースされそうになったらこぶしをきかせて欲しい人」

 物理的な意味でこぶしをきかせるということか? 仲直りできた今だからできるコメントだ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/07/08 17:37
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