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中国の大学入試、“不正行為多発”の中で「解答販売」詐欺も横行…被害者の多くは泣き寝入り

文=廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

中国の大学入試、“不正行為多発”の中で「解答販売」詐欺も横行…被害者の多くは泣き寝入りの画像1
写真/GettyImagesより

 今年6月7日・8日に、中国の全国統一大学入学試験「高考」(センター試験に相当)が行われた。受験者は1000万人規模、“世界でもっとも過酷な競争”ともいわれる高考では毎年、不正行為を行う者が後を絶たず、年々ハイテク化が進む不正行為と運営側の対抗策も話題となるが、今年も例に漏れず、多数の不正行為が発覚した。そんな中、「試験問題とその解答を販売する」と称し詐欺行為を行なっていた業者の逮捕も報じられている。

 中国騰訊新聞(6月8日付け)は、試験問題の詐欺事件に関与したとして江蘇省南京市当局が3名の男女を逮捕したことを報じている。記事によると、犯人たちはインターネット上で大学入試の試験問題や解答を販売する内容の広告を掲載し、150名余りから多額の金銭を騙し取っていたという。

 警察は犯人グループの手口を公表しており、それによると犯人たちは、科目数などに応じて700元~2000元(約11,000円~32,000円)で、試験問題や解答を販売すると持ち掛け、被害者たちからの振込みを確認すると、姿をくらますためスマートフォンを拒否設定にするなどの方法で金銭を荒稼ぎしていたという。被害者の多くは、試験問題を不正に入手しようとしたことが発覚するのを恐れ、警察に被害を申し出る者はほとんどおらず、事件の発覚が遅れたようだ。

 この犯人たちが、今年の3月にも同様の手口の詐欺事件を起こしていたこともわかった。中国教育部が毎年実施している英語試験の問題と解答を販売するとして、多額の金銭を受験生から騙し取っていたのだ。この時も少なくとも100名以上を騙すのに成功しており、これに味を占めて犯罪を繰り返したようだ。

 大学に入ること自体が難しい中国では、毎年のように同様の事件も発生しているが、受験生やその親を中心に被害が後を絶たない。不正に試験問題を入手しようとしたという罪悪感から、被害を申し出る者があまり出て来ないということも、犯人たちにとっては好都合のようだ。泣き寝入りするしかない被害者たちにとっては少し高い勉強代となってしまったようだ。

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

明治大学卒業後、中国の重慶大学へ留学。メディア論を学び、帰国後は中国の社会問題についてウェブメディアを中心に執筆している。

最終更新:2021/07/12 09:00

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