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新人HR記録更新に期待の阪神・佐藤輝 視野に入ってきた”もう1つの大記録”

文=石井洋男(いしい・ひろお)

新人HR記録更新に期待の阪神・佐藤輝 視野に入ってきたもう1つの大記録の画像1
佐藤輝明(阪神タイガース公式サイトより) 

 今シーズンのプロ野球は、五輪期間中にペナントレースを中断。今週末のオールスターゲーム終了後、25日間の中断期間に入る(非公式試合を開催予定)。前半戦一番の話題は、阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝明の活躍。すでに20本塁打を放ち(7月12日時点)、新人のホームラン記録更新も視野に入れているが、もう1つ“不滅の記録”も視界に入ってきた。

 佐藤は昨年のドラフト会議で、ソフトバンク、オリックス、巨人、阪神の4球団から1位指名を受け、抽選の末に阪神が獲得。ここまで全試合に出場して、打率0.264(リーグ19位)、20本塁打(4位)、51打点(4位)と、新人離れした成績を残している。オールスターのファン投票でも圧倒的な票を獲得する活躍ぶりには、40年来の阪神ファンの週刊誌運動記者も興奮を隠さない。

「阪神はドラフトのクジにとことん弱く、清原和博、松井秀喜、野茂英雄、中田翔、菊池雄星など、ことごとくハズレ。佐藤はバリバリの地元っ子で、絶対に獲りたかった選手ですが、4球団競合となった時点で『正直、ダメだろうな』と思いました。ところが抽選で当たりを引いた上、大活躍するなんて……ホント夢のようです。

 阪神はホームランバッターがまったく育たないチームで、生え抜きでシーズン30本以上ホームランを打ったのは、1985年の掛布雅之と岡田彰布が最後。平成はゼロです。ずっと『甲子園は浜風があるから、左のホームランバッターを育てるのは無理』と言われ続けてきましたが、佐藤にはそんなことは関係なかったようですね」(週刊誌運動記者)

 佐藤の活躍もあり、阪神は現在首位。2005年以来遠ざかっているリーグ優勝にも期待がかかっている。これまでの新人ホームラン記録は、清原と桑田武(大洋)の31本。記録更新の可能性は高いが、もう1つ数字を積み上げているのが「三振」だ。

「開幕から順調にホームラン数を伸ばす佐藤ですが、それ以上に“快調”なのが三振の数。すでに三振は112個を数え、先日の広島戦では1試合5三振も記録し、今のペースだと三振数は200を超えます。これまでのプロ野球記録はR・ブライアントが1993年に記録した204三振。ブライアントは歴代3位までの記録を独占する“超大型扇風機”で、これを抜くのは不可能と言われてきましたが、佐藤が前人未到の記録を達成するかもしれません」(スポーツジャーナリスト)

 ホームランを狙ってバットを振り回せば、当然三振も多くなる。佐藤の三振数はいわば勲章のようなものだ。これまで数々の名選手を見てきた野球ライターは、むしろ三振が減ることを危惧する。

「今の佐藤は三振を気にせず思い切りバットを振れているが、三振を恐れてフルスイングをためらうようなバッティングになると厳しい。ホームランの怖さがなくなれば、投手は強気に攻め込んできますし、フルスイングしなければ広い甲子園のスタンドまでは届きません。

 参考となるのは、現在セ・リーグのホームラン数トップの村上宗隆(ヤクルト)でしょう。村上は2019年に184個も三振し、日本人最多記録を更新しましたが、それでもフルスイングをためらわず、36本もホームランを打ちました。翌年は三振が激減し、打率も3割台を記録。一流打者への道を駆け上がりました。

 佐藤が三振を続けても、矢野監督が我慢できるか。さらにシーズン三振記録が近づくにつれ、一部メディアは騒ぐでしょうが、それに佐藤がいかに無頓着でいられるか。その2つが阪神優勝のカギになりそうです」(野球ライター)

 三振をしても球場が沸くような豪快なスイングを見せれば、口うるさい虎ファンも黙るかも?

石井洋男(いしい・ひろお)

石井洋男(いしい・ひろお)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

最終更新:2021/07/13 22:00

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