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『家、ついて行ってイイですか?』高円寺で成功を渇望するミュージシャンに品川祐が手を差し伸べるシンデレラストーリー

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『家、ついて行ってイイですか?』高円寺で成功を渇望するミュージシャンに品川祐が手を差し伸べるシンデレラストーリーの画像1
『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)

 7月21日放送『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)は、題して「逆境を乗り越えろSP」。逆境の中で立ち上がり、過去を振り切って今を生きる人たちが登場した今回のVTRを見て、勇気をもらうことができた。

口の悪さと悔しそうなところが品川祐に引っかかる

 夜の高円寺で番組スタッフが声を掛けたのは28歳の女性で、日本とアメリカのダブルだそう。はっきり言って美人だ。

「(今まで)マネージャーと飲んでました。音楽やってまして。売れないバンドマン(笑)」

 彼女の名前はエミリ。所属しているのは「HONEBONE(ホネボーン)」というバンドである……いや、売れてないどころか、よく見る! 2人組の男女フォークデュオだ。HONEBONEくらいのレベルなら普通に食べていけると思うのだけど……。

 というか、この映像自体を以前見た気がする。彼女への取材VTRは2019年4月に1度放送されている。どうやら、今回は再放送のようだ。ということは、彼女には後日談がある? とりあえず、VTRの続きを見よう。

 到着したエミリさんの自宅は築10年のマンションの2LDKだった。家賃は10万円。かなりいい部屋だ。売れないシンガーが住むには似つかわしくない物件に思えるが。

「(音楽家としての収入は)ぶっちゃけ、20万円ちょいくらいです。ここはバンドと個人で借りてるみたいな。欲しいものがそんな無いので、払えるものが払えたらそれでいいって感じです」(エミリさん)

「音楽家としての収入が20万円」ということは、他にも収入があるのだろうか? バンドをやりながら、他にも幅広い活動に手を広げている? 確かに、テーブルの上には「チェキ¥500」と書かれたチケットが置いてあるが……。

「あ、ちょっと……(苦笑)。(慌ててチケットを隠しながら)私なんかが(チェキ撮影会を)やるなって感じですけど、やったことはないです。やろうかなと思って印刷したら、相方に『うちはそういうバンドじゃない』って言われて」

 というか、冷静に考えたら音楽だけで20万円も稼げているなんて凄い。“売れないバンドマン”と自虐するが、もうほぼ売れかけていると思うのだ。でも、金銭面はまだ苦しい。気になるのは、テーブルの上にある薬の束だ。彼女はこの薬がないと生活できないという。

「子宮腺筋症っていう子宮の病気があって。体に器具を入れて生理を止めているんです。だから5年間、生理が来てないんですよ。そうしないと気絶しちゃったり、普通に生活ができないので」(エミリさん)

 飲まなきゃいけない薬だが、値段が高い。稼いだお金のほとんどは薬代で消えてしまうという。だからこそ、育まれたハングリー精神。家の部屋の壁には「ぜってー売れる!」「ピエロのプライド!!」と書かれた紙が貼ってあった。

 さらに、彼女は“デスノート”を書いているという。

「ちょっといじめられてたんで。まあ、やっぱりハーフは目立つんじゃないですか。地毛が金髪なんですけど、『あいつ染めてんじゃねぇの』みたいなつまんないところから始まって、超陰湿な。中学校でこっぴどくいじめられて」

 ノートを開くと「まぢ死んで。おねがい死んで。サヨナラ。もう二度と会いたくない」「幸せってなに? すぐなくなるクセに」といった文が並んでいた。実はこのデスノートは更新中で、今も書き続けているらしい。

「『リアルな気持ち書こうや、それ曲にしてきて』って言って、いじめられた経験のおかげで方向性が決まって、こういうことを言っていこうみたいな。(アーティスト活動を)絶対、バカにしてる人もいっぱいいると思うんすけど、いいです。私は相方と自信をもって『夢叶えるぞ!』って気持ちでやってます」

 このときの放送から2年3カ月後。今回、番組はエミリさんの“その後”を追跡した。自宅を再訪したスタッフを引き連れ、彼女はある場所へと向かったのだ。

「このあと、自分にとって大きな晴れ舞台がありまして」

 なんとこの日、彼女が主演を務めた映画『リスタート』(監督:品川ヒロシ)の舞台挨拶があるそうなのだ。夢破れた地下アイドルがどん底脱出を目指す物語で、チェキ撮影会まで考えた彼女の奮闘は映画の内容とほぼほぼ被る。2年前の『家つい』を見た品川がエミリさんにアプローチし、新作の主役に抜擢したらしい。

「口悪いのと悔しそうにしてるぐつぐつした感じがいいなと思って、僕が『女優に興味ある?』って怪しいメールを送って(笑)」(品川)

 番組にたまたま出演し、それがきっかけで映画に主演するなんてとんでもないシンデレラストーリーだ。人生は何がきっかけで激変するかわからない。もちろん、これら全ての出来事は彼女が音楽で成功するために起きている。

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