日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 禁断のアイドル育成ゲーが生々しすぎる

Idol Managerはタブー破りのアイドルゲーム!恋愛スキャンダルからメンバーの不仲、SNS炎上までシミュレーションする、ひと味違う育成ゲーム

モノとして売るか、人間として接するか?その判断でお付き合いイベントも!?

 

 その一方で、事務所の経営者としての手腕も必要になる。資金繰りや売上管理は日常業務として発生するし、さまざまな戦略でファンを拡大していく必要がある。シングルをプロデュースしたり、ライブを行ったり、大規模な生放送イベントや海外ツアーなども開催し、グループの人気を利用して可能な限りの利益を追求する。

 このとき、アイドルを商品として割り切って使うのか、1人の人間として接するのかはプレイヤーの判断次第。ときには、冷徹な対応が求められることもあるのだ。その一方で、人間同士の信頼や絆が発展し、アイドルとお付き合いをする流れも用意されている。こういった見極めが各所で求められる気の抜けない展開が待っている。

 

 開発はロシアの会社ではあるが、開発者が日本のアイドル好きということもあって、いわゆる洋ゲーのような印象をほとんど受けない。日本語のローカライズもばっちりで、プレイヤーの選択によってエンディングが複数用意されているというから、プレイしがいもある。

 ある種、アイドルファンには見たくない裏側の部分にまで踏み込んだIdol Managerは、海外のインディ開発ならではのリアルさが盛り込まれた1本。発売直後から、YouTubeでも本作の実況配信が盛んに行われているなど、この夏の話題作になるかもしれない。

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/08/07 19:00
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