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『水ダウ』の視聴率がイマイチなのは“おもしろすぎる”から? カリスマPが語った衝撃の現実

文=木村之男

『水ダウ』の視聴率がイマイチなのはおもしろすぎるから? カリスマPが語った衝撃の現実の画像1
『コンテンツ・ラヴァーズ』NHK公式サイトより

 芸能人が自分の好きなことについて語る番組はめずらしくないが、なかなかお目にかかれないのが「自分の好きなテレビ番組を語る番組」だ。他局の宣伝をすることになるため、なかなか成立し得ないものだが、NHKがこの企画に挑戦。出演者が他局の人気番組をアツく語る様子を放送し、話題になっている。

 その番組は、17日に放送された『コンテンツ・ラヴァーズ』。内容はタイトルどおり自分が好きなコンテンツについて出演者が好き放題に語るもので、『俺の家の話』(TBS系)『ドラゴン桜』(同)といったドラマや、『水曜日のダウンタウン』(同)や『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)などのバラエティ、さらにマーベル映画『アベンジャーズ』、Netflixのドラマ『愛の不時着』、その他にもPodcastやradikoまでもが俎上に上がった。キー局関係者はいう。

「NHKで民放のバラエティ番組のおもしろさについて延々と語る番組が放送されたのには驚きました。そもそも番組のサブタイトルが『あいついま、何見てる?』で、これ自体が『あいつ今何してる?』(テレビ朝日)のオマージュというか、パクリ。出演者の神田伯山や松本まりかはともかく、司会の杉浦友紀アナウンサーまで民放の番組を絶賛していたのは興味深かったですね。

 NHKは年始にタレントや制作関係者を集め、NHKと民放を問わずテレビについてざっくばらんに語る『新春TV放談』という番組を放送していますが、最近はNHKも視聴率にうるさくなっているのが実情です。なので、今回の『コンテンツ・ラヴァーズ』のような形で視聴率争いからいったん離れ、広くテレビ界を盛り上げようという動きが出てきたのは喜ばしいことですね」(キー局関係者)

 番組終了後、ネットには、

「月1でいいからレギュラー化して欲しいなぁ」
「面白かった!定期的にやって欲しい!」
「他の人でもやってほしい。いろんな人のエンタメ大好きトーク聞きたい」

といった声が続々と投稿された。“敵に塩を送る”というべきか、業界全体が共存共栄でやっていく姿勢を打ち出すことが、テレビ界が生き抜く知恵なのかもしれない。

 しかし、番組では厳しい現実も語られた。バラエティ番組制作関係者はいう。

「神田伯山が『水曜日のダウンタウン』のおもしろさについて熱弁し、『1週間に1回の放送であのクオリティはスゴい。それで視聴率がそんなに良くないなんて……』と言うと、テレビ東京で数々のヒット番組を手がけた佐久間宣行プロデューサーが、すかさず『見入っちゃうからですよ。“ながら見”ができない番組は、どうしても視聴率が落ちる』と言ったんです。制作側としては“とにかく面白いものを”と思って作っているのに、“見入っちゃう”ようなコンテンツがダメなら、我々はいったい何をどうすれば良いのか……」(バラエティ番組制作関係者)

 良質なコンテンツを流せば数字が稼げたのはもはや過去の話のよう。テレビの魅力を伝えた『コンテンツ・ラヴァーズ』は、同時にテレビ業界のほろ苦さも伝えたようだ。

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2021/08/25 21:46

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