9・6菅義偉首相のXデーと本番を迎える”安倍・麻生 vs 二階・菅”の暗闘劇

「情けないですわ」河村たかしが文春に語ったこと

 ところで、文春と新潮が電車の中吊り広告から撤退することが話題だ。

 中吊り広告の入稿と原稿作りの時間差を理由にしているが、時間差をいえば新聞広告も同じであろう。要は効果がない、カネもないということである。

 中吊り広告の利点は、満員電車でチラッと見たタイトルが面白そうだと思ったサラリーマンが、電車を降りて目の前にある駅の売店で買ってくれるところにあった。

 だが、大きな駅をのぞいて売店がなくなってしまった。読者は30分もかけてコンビニで週刊誌を買ってはくれない。それは夕刊紙も同じだ。

 中吊りの次は新聞広告がなくなるのだろう。不特定多数が見てくれる中吊りと違って、新聞の読者しか見てくれない広告が切られるのは、案外早いのではないか。

 私がいた頃の週刊現代は、主要都市の電車、地下鉄に中吊り、北海道から沖縄までほとんどの新聞に広告を掲載していた。当時の宣伝の人間から聞いた話では、その費用は月額1億円にもなったという。ふた昔前の話である。

 もはや記憶の彼方だが、8月6日、東京五輪の女子サッカーの決勝当日の早朝、大会運営全般を統括する中村英正GDOが、想定を超える暑さが原因で時間と場所を変更するというメールを職員たちに送りつけたそうである。

 カナダとスウェーデンが酷暑を理由に時間の変更を求めたためだった。

 だが、その後、医療スタッフの1人が、「無謀な予定を立て、その変更を直前までしなかった不備を猛省してください」という抗議の一斉メールをしていたと文春が報じている。

 昼11時から新国立競技場の予定が、夜9時から、場所も横浜国際総合競技場へと急遽変更されたのだから、スタッフの怒りはもっともである。

 その理由が想定を超える暑さだというのだが、過去5年間、この日の気温は33度から35度で、湿度も80%前後で一定している。

 当たらない気象予報士でも、試合は夜にしたほうがいいと考えるはずだ。そんなことさえも頭になかった中村を含めた組織委の“愚鈍”なやり方は責められて当然だろう。

 またバカの話。

 金メダルを咬んで汚した河村たかし名古屋市長を文春がインタビューしている。虚ろな目をした河村の第一声は「情けないですわ。七十二歳にもなって」だった。情けないのは名古屋市民のほうだろう。

 2019年6月1日、植樹祭のために訪れていた天皇と皇后との昼食会の席で、名古屋経済について天皇が質問すると、待ってましたとばかりに名古屋弁で、「よ~聞いてちょった」と話し始め、「東京は、クソ威張っとるけども」と、名古屋が日本経済の中心だという主旨の話をしたというのである。

 その直前に来た秋篠宮との昼食会でも河村は、「あんたが来たもんで、こんなうみゃーもんがたべれるぎゃあ」といったという。

 その上、女性タレントが来ると触ったり、オレにキスをしろと迫ったりするそうだ。だが、セクハラではないかと聞かれた河村は、「女性には『触ってもいいかね』と聞いて、今まで『嫌です』と断られたのは石川さゆりぐらいです」と意に介さない。

 こんなクソ市長は早くクビにしないと、名古屋人がバカにされるぞ。

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