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安倍晋三、麻生太郎、二階俊博、菅義偉そして新幹事長・甘利明――衆院選、落選させるべき議員の名前

近づく衆院選とネットを使った“落選運動”の最新事情

 さて、いよいよ衆院選である。ポストは次の衆院選で自民党の問題議員たちを落選させる運動を始めようと主張している。

 選挙中の選挙運動は違反ではないかと怯える人もいると思うが、憲法学者の上脇博之神戸学院大学法学部教授はこう語る。

「落選運動とは、政治家の法令違反はもちろん、道義的にも問題ある言動をした政治家を具体的に名指しして批判し、こんな言動をする人間に国会議員の資格はないと国民に伝える表現活動であり、憲法で保障されている言論、表現の自由に含まれます。
 国民の多くが誤解しているようですが、特定の候補を当選させる目的で行われる選挙運動と落選運動はちがいます。
 選挙運動は、公示日・告示日から投票日の前日までと期間が決まっており、それ以外はできませんが、落選運動はいつでもできます。次期衆院選の日程が明らかになっていない今からでも、投票日当日でも落選運動は可能で、具体的に名前を挙げながら運動することもできます」

 具体的なやり方としては、街頭で落選運動対象の政治家について、これまでの問題言動をチラシなどを配ってアピールしたり、Twitter、FacebookやInstagramなどのSNSや、ホームページやブログといったネットを使って拡散する方法などがある。

 ITジャーナリストの三上洋は、ネットを使った落選運動の新しいケースとして「ヤシノミ作戦」をあげる。

「選択的夫婦別姓や同性婚を進めない政治家をヤシノミのように落とし、それ以外の候補者を当選させる活動として、ソフトウェア開発会社『サイボウズ』の青野慶久社長がサイトを管理し、共同呼びかけ人としても名を連ねています。同サイトでは今年7月の都議選で選択的夫婦別姓制度の導入に反対と答えていた候補10人を落選させたと報告しています。このようにテーマを絞って、政治家の賛否を明らかにしての活動だと、党派色やイデオロギーがないため抵抗感なく共感する人が集まるようです」

 ポストではないが、落選させるべき政治家はほぼ決まっている。

 安倍晋三、麻生太郎、二階俊博、菅義偉が真っ先に上がる。そして今回幹事長になった甘利明。彼には大臣室で現金授受疑惑があり、そこから逃れるために安倍、麻生の腰ぎんちゃくになった。文春オンラインは「《金銭授受の現場写真も》『私は甘利明氏に現金50万円を渡しました』建設会社幹部が告発、“口利き依頼”の決定的証拠」として、週刊文春のスクープを再公開している。

 LGBTQについて「生産性がない」と新潮45で書いた杉田水脈は完全にダメ。「戦争をしないとどうしようもない」と発言した丸山穂高、カジノ=リゾート事業をめぐる汚職事件で東京地裁から懲役4年の実刑判決がいい渡された秋本司もアウト。コロナ禍の中、銀座の店などに行っていた松本純、田野瀬太道、大塚高司なども落選運動の対象になるはずだ。

 民主党から自民党に鞍替えした長島昭久、細野剛志なども落選させるべき議員であろう。
 有権者諸君、忘れてしまうことも罪なのだよ。

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