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マヂラブ野田クラファンで4000万円超え資金獲得!リターンもおもしろすぎ

続編ではオンライン機能導入を宣言!5,000人以上から4,000万円以上の資金を集めたゲームに期待も高まる

 この続編とも言うべき『スーパー野田ゲーWORLD』は、「オンラインで世界中の人達と野田ゲーで対戦したい」というコンセプトの元、資金集めを開始。このオンラインフィーチャーのアイデア自体は『スーパー野田ゲーPARTY』開発時にすでに持っていたようだが、「洒落にならないくらいお金がかかり断念しました」としている。

 その思いを形にすべく立ち上がった今回のクラファンでは、予想以上に売れた前作のおかげで吉本興業も協力的で、前作の売上を突っ込んでオンライン機能を実現すると鼻息荒くスタートした。

 最終的な数字は、

・支援総額:4,245万3,000円(目標金額:1357万3,000円)
・出資者:5,254人
・集まる素材数:3,342点
・出演者:635人
・出演ペット:388匹
・エンドロールに載る人数:2,663人

 で達成率312%とかなりの人気ぶりと期待度が見て取れる。

マヂラブ野田クラファンで4000万円超え資金獲得!の画像3

 この野田のツイートを見たファンの反響だが、数字に驚がくする声や前作からのファンから今作にも期待を寄せるコメントが多数出ている。しかし、その一方で不安視する声も出ている。

「お笑い芸人がたかだか4,000万円で作ったゲームが世界中でプレイされるほどゲーム業界は甘くない」「4,000万円でどれくらいのクオリティなのかはわからないけど、ショボかったらがっかりする」など、ゲームの内容を危惧するコメントが散見されている。

 前作の『スーパー野田ゲーPARTY』は、あえてチープなグラフィックと奇想天外なミニゲームが集まった構成で、ゲームジャンルではバカゲーとも言える変なゲーム内容だった。

 この独特のゆるさは今作にも引き継がれると思われるが、これらとオンライン機能をどういう形で融合してくるのかは、マヂラブ野田の手腕が問われる。

 今回のクラファンリターンの権利もかなりユニークで、

・あなたの考えた架空のお笑い芸人が登場する権
・あなたの家の間取りが RPGのマップになる権
・格闘ゲームの観客になれる権

 をはじめ、ゲームに密接に関係するリターンが多数。これらを実現しつつ、ゲーム内にどうやって実装できるのかにも注目が集まっている。

 ゲームの詳しい内容についてはこれから順次アナウンスされていくと思われるが、今作も前作に引き続き、『もじぴったん』生みの親の後藤裕之も参戦が決まっている。期待高まる『スーパー野田ゲーWORLD』は、2022年の発売予定。果たして、前作を超える世界的ヒット作になるか?

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/11/02 21:00
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