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『バチェラー4』論破王バチェラーにときめきゼロ。“香りのない花”にされてしまう女性たち

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『バチェラー4』論破王バチェラーにときめきゼロ。香りのない花にされてしまう女性たちの画像1
バチェラー・ジャパン シーズン4公式Twitter(@BachelorJapan)より

 リアル婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』(Amazon Prime Video)シーズン4のエピソード4~6が12月2日に配信された。

 これまでの『バチェラー』には、ロマンチックなデートや燃え上がるようなときめきを感じさせるシーンがあったが、今回はほぼ皆無だ。それどころか、修羅場と心理戦の連続となったシーズン4。その原因はバチェラー自身にある。

●エピソード1~3レビューのおさらいはコチラ

ひろゆきばりの“論破体質”を持つバチェラー(エピソード4)

 エピソード4で、今シーズンの方向性が一気に定まった感がある。

 最初に行われたのはバーベキューを楽しむグループデート。参加したメンバーは、鍼灸師の藤原望未(25)医師・坂入みずき(28)など計5人だ。ここで、バチェラーの黄皓(こうこう/34)は“理想の夫婦像”を語った。彼が頭に思い浮かべるのは自分の両親だ。

「うちの父ってすごくて、8回会社倒産してるんだよね。でも、うちの母は1回も離婚の話はしたことないし、父に対して仕事がうまくいっていないストレスをぶつけているのも見たことがないの。そういう両親を見てて、信頼できるパートナーを(求めている)。だから、俺がハゲて無一文になってもそばにいてくれる人をこの旅で見つけたい」(黄)

 黄と結婚したら苦労しそうだ。彼が口にする“理想の夫婦像”はいつも女性が困難を受け入れるシチュエーションに終始し、男性のあるべき姿には決して言及しない。もし奥さんが激太りをし、見た目が変わったとしても彼は受け入れるのか? 参加者が知りたいのはきっとそこだろう。

 一方、バーベキューに参加しなかった“居残り組”はあるゲームに興じていた。白紙のカードに匿名で質問を書き、その問いには必ず真実を答えなければならない「真実のクエスチョンカードゲーム」である。例えば、こんな質問があった。

「バチェラーと唇を交わしたことがある?」

 この設問で気まずそうにしていたのは、マツエクサロン経営の中野綾香(29)だった。

「え、キスだよね? ……した」(中野)

 インフルエンサーの桑原茉萌(23)も、「私はされた」と続いた。いや、そんな随分な。黄の唇に花びらをあてた上からキスをし、バチェラーのキススイッチを最初に入れたのは自分なのに「された」だなんて! この子がまた、場をかき回すのだ。

「私、カクテルパーティのときに黄さんに『綾香とキスしたの?』って聞いたの。そしたら『してないよ』って言ってきた、私には」(桑原)

 いや、言ってない。黄は「人との思い出を言うのは野暮」と濁しただけだ。きっと、桑原に悪気はないのだろう。人は自分の信じたいように信じるもの。相手の言葉を自分の勘繰りの方向へ解釈して広める“自己変換伝言ゲーム”は、起こりがちな現象だ。

 次第にただの暴露大会へと化していったカードゲーム。続いての設問は「綾香へ、黄さんとのデートであったことを全部」である。デート内容を白状せざるを得ない中野。ついに、黄と“お泊りデート”した事実を明かしてしまった。

桑原 「えっ!? もう……ヤッたの?」
中野 「そんな(苦笑)。ねえ?」

 はっきりと否定せず、困り顔で逃げるだけの中野。ヤッてないならちゃんと否定すべきなのに……。そんな曖昧なリアクションで余計に煽ってどうする。“居残り組”のレクリエーションは、もはや地獄。黄たちよりも、よっぽどこっちのほうを見ていたいのだが。

 翌日、“居残り組”に何が起こったのかを知らされた黄は爆弾処理に奔走した。一人ひとりを個別に誘い、自分の考えを説明するつもりのようだ。それは、どういう考えなのか?

「僕らは全員が初対面で会って、『この旅で向き合う相手はこの人なんだ』と感じてヨーイドンでスタートじゃない? 2カ月。決めてたの。一人ひとりの女性と向き合ってる時間は、その人にしか俺は気持ちを向けないし、その中で自分が感じた感情とか、したいと思った行動はすべて口にしたいし、行動に移すべきだと思って、ここに臨んでいる」

 ひろゆきじゃないんだから。一理ある正論を言っているようで、自分が有利になるように話を進める黄のスタイル。しかし、根っこの論破体質が漂ってしまっている。「その女性と一緒のときはその人のことだけを考える」ではなく、彼が考えているのは自分のことだ。それがわかりやすく表れているのは、12月4日に配信された「QJWeb(クイック・ジャパン ウェブ)」での黄のインタビューだった。そこで彼はこんな発言を残している。

「人それぞれ誠意のあり方は違うので、僕は自分の行動・言動に不誠実さは感じないんですよ。僕にとってはうしろめたい行為でもなんでもないので、当たり前のようにしたし。ただ、それを受け入れないという誠実さが女性にあるのも当たり前だし。(中略)僕は純粋に、自分の人生のパートナーは誰なんだろう、僕のありのままの誠意とか誠実さを疑わずに信じてくれる人は誰なんだろうってことを見極めたかっただけなので」

 要するに、「こんな俺を受け入れられないなら帰っていいよ」と同義ではないのか? 黄にとって都合のいい女性しか生き残ることができない『バチェラー4』。女性陣の反応はさまざまである。例えば、パーソナルトレーナーの秋倉諒子(30)は黄の言い分を笑顔で受け止めていた。

「諒子は世界が全員敵に回ったとしても、僕の口から納得できる言葉が聞ければたぶん彼女は味方してくれる。きっと、愛してくれたら最後まで信じてくれるんだろうなと思う」(黄)

 やっぱり、自分の絶対的な味方を探す旅! 困難があっても妻が夫を支え続けるのが、黄の“理想の夫婦像”だ。

 さて、ここからが本番である。黄は桑原を呼び出し、1対1の話し合いに臨んだ。まずは、桑原から切り出した。

桑原 「どうして私に嘘をついたんですか?」
黄  「俺ね、嘘はついてない」
桑原 「じゃあ、私が黄さんにカクテルパーティの日に何て質問した?」
黄  「『綾香と昨日、何してたの?』って、そういう話をしてたよね。俺、その過程で綾香とどう過ごしたかって話は一言もしてない。『キスしてない』とは一言も言ってない」
桑原 「キスしてないか、キスしたかの勘違いを私がしたのは、それはごめん。『“キスしてない”って言ってたのに』って女の子に言ってしまったのも、本当にごめんなさい」

 桑原の早とちりでムチャクチャになったこの旅。黄が不憫すぎる。まあ、黄も黄なのだが……。

桑原 「なんで12人もいる中で、わざわざ綾香にそういうことをしたんだろうって」
黄  「確かにキスもしたし、同じベッドでも寝たし、くっついて寝たりもした。でも、してない」

「してない(キリッ)」と決めに行く直前で羅列した行為が、どれも生々しくて笑う。でも、黄は構わずに続けた。

「それ(セックスしてないこと)は自分なりの誠実だったし、自分なりの正義だった。俺はいたくもない人といたわけではない。いたいなと思ったから一緒にいた。ここは僕の意志である。この旅に参加するにあたって、俺は17人と1対1になって、残りの16人を考えてその人と時間を過ごすんじゃなくて、世界には俺とその人しかいない。これは誰に何と言われようが、自分の決めた信念に沿ってこの旅に参加している」(黄)

 質問と論点を絶妙にずらし、自分の言いたいことを言う黄。「なぜ、綾香とそういうことをした?」を聞かれているわけで、信念を外れてるかどうかなんて誰も気にしていないんだけど……。論破に夢中になる黄と、喧嘩腰の桑原。結果的に黄の言葉は彼女へは届かず、桑原はリタイアを選択した。

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