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世界は映画を見ていれば大体わかる#29

ヒモ夫が怪しすぎ!?も後追い死…陰謀論うずまく女優の死の真相に迫るHBO作品

ヒモの夫が怪しすぎ!?も後追い…陰謀論うずまく女優の死の真相に迫るHBO作品の画像1
HBO-Maxのドキュメント『ブリタニー・マーフィ-人気女優 死の真相-』公式YouTubeより

 児童劇団ミュージカルの定番『おしゃまなロージー』のオーディションに10歳の少女は、1時間も遅れてやってきた。プロフィール用の写真を差し出し、歌いはじめた。その瞬間、審査員たちはざわめいた。

「特別な子が来たぞ!」

 少女の名はブリタニー・マーフィ。後にハリウッドスターとなる予感を伺わせる彼女の第一歩だった。

 女優ブリタニー・マーフィの死の真相に迫るHBO-Maxのドキュメント『ブリタニー・マーフィ-人気女優 死の真相-』を観た。彼女は2009年の12月に32歳の若さで急逝。あまりに突然の死を巡って、なぜ亡くなったのか、死因は何だったのかと今もネット上で議論が続いている。

 9歳の頃から子役として芸能活動を始めたブリタニーは1993年にハリウッド・デビュー。95年の『クルーレス』は当時の人気若手女優、アリシア・シルヴァーストーンの主演作だが、ブリタニーは転校生のタイ役で出演。「田舎から来たような」野暮ったいファッションのタイを見て、アリシア演じるシェールは彼女を「イケてる」女にしてあげる。ヒップな服に着替えさせ、彼氏の面倒まで見てやる。おせっかいもいいところだが、おかげで彼女は学園の人気者になり、その引き換えにシェールは立場を失ってしまう。本作は青春コメディの傑作として、尚且つブリタニーの代表作として今も評価が高い。

 99年の『17歳のカルテ』は、境界線人格障害と診断されて精神科病院に入所することになったスザンナ(ウィノナ・ライダー)が、病院で出会った患者たちとの交流を描いた物語でブリタニーは患者のひとり、デイジー役で出演。『クルーレス』のキュートさとは打って変わって潔癖症で父の店で売られているローストチキンしか食べられず、ベッドの下にチキンを骨を大量に隠しており、常におどおどとしているという難しい役。

 彼女は父親に連れられて退院していく。病院には患者たちのボスを気取るリサ(アンジェリーナ・ジョリー)がおり、スザンナはリサに引っ張られて脱走。二人はデイジーの家に強引に泊まり込むが、リサはデイジーが父親と近親姦の関係にあることを見抜き、それをわざと彼女に指摘し、追い詰められたデイジーは自室で首を吊る。

 この作品で演技派としても注目された彼女の知名度を高めたのがラッパー・エミネムの半自伝映画『8 Mile』だ。

 ロボコップの街としても知られるデトロイトは、自動車産業で隆盛した頃とはうってかわって荒廃しており、富裕層と貧困層を分ける境界線8マイルの貧困層側で暮らすホワイト・トラッシュのジミー(エミネム)は、ラップの世界で成功して8マイルの向こうに抜け出すのが目標。だが、この世界ではマイノリティのジミーは黒人たちからのプレッシャーに苛まれ、実力が発揮できない。ビンゴ狂いで仕事にもいかない母親は若い男に夢中。仕事場のプレス工場でも上司に目を付けられ、どこにも居場所がない。

 そんなジミーの前に天使のように現れる少女アレックスがブリタニーの役である。

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