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佳子さまは“囚われのプリンセス” その将来と波乱が予測される愛子さまの結婚

一波乱、二波乱を迎える? 愛子さまの結婚

 さて、今再び皇室問題である。佳子さんのところでも触れたが、有識者会議が昨年末に最終報告書を政府に提出した。新潮によれば、
「報告は“女性皇族が結婚後も皇室にとどまる”“旧皇族の男系男子を養子に迎える”の2案を軸にまとめられました。女性・女系天皇の是非など、本来の議題である皇位継承策については先送りし、ひとまず皇族数の確保を優先した格好です」(皇室ジャーナリスト)

「ここで言う『旧皇族』とは、1947年10月、GHQの意向を受けて皇籍離脱した11宮家51人を指す。以来75年、一般人として生活してきたその末裔には、2700年にわたって受け継がれてきた皇統の『Y染色体』を有する未婚の男性が少なからずいる。彼らを養子として迎え入れ、次代以降の皇族数を増やすとともに、皇位の安定的継承にも備えようというのが、案の趣旨である」(新潮)

 新潮によれば、明治時代に創設され、戦後に「臣籍降下」しながらも、現在の当主は天皇陛下のご学友で、かつては紀宮さまの“お相手”にも擬せられていた――。そんな唯一無二の名門「賀陽家」が目下、関係者の間で俄然クローズアップされているというのである。

 皇室制度に詳しい国士舘大学の百地章特任教授はこういう。

「明治に入って永世皇族制度が採用され、皇族が増えていく中、国の財政的見地から皇族数の増加を抑える必要が生じ、養子が禁止されてしまったという経緯があります。反対に現在は皇族数の減少が懸念されているのですから、例えば皇室典範と一体をなす『養子特例法』を作って迎え入れ、独立する際に新しい宮家を創設してもよいのではないでしょうか」

 旧皇族は決して過去の人ではないというのである。中でも皇室離脱の時点で賀陽宮恆憲王の皇位継承順位は8番目だったという。

「恆憲氏の6人の男子はいずれも物故者だが、注目すべきは三男の章憲氏(94年に65歳で没)の家系である長男の正憲氏は現在62歳。学習院初等科から天皇陛下のご学友で、87年陛下と雅子皇后が東宮御所(当時)でお会いになった時には『取り持ち役』も務めているのだ。前出のジャーナリストによれば正憲氏は、
『学習院大学法学部卒業後はメーカー勤務を経て英国に留学。帰国後は大手信託銀行に職を得た後、宮内庁に転職しました。そのまま外務省に出向し、在デンマーク大使館一等書記官などを経て、現在も同省の儀典官室に職員として勤務しています』」

 現在は26歳と24歳になるご子息がおり、上のお子さんは学習院高等科から早大政経学部へ進んだという。家の格付け、年齢的にも、お2人に期待が寄せられるのは自然なことだというのである。

 ということは、愛子さんのお婿さんにということのようだ。果たして母親の雅子皇后が、そのような古い形の結婚を、娘にさせたいと考えるだろうか。それとも、無理矢理、よってたかって縁組をさせてしまうのだろうか。

 宮内庁がそのようなことを推し進めれば、宮内庁にいろいろ思うところのある雅子皇后が、黙ってはいないと思うのだが。

 雅子さん、佳子さん、そして今度は愛子さんの結婚を巡って、一波乱も二波乱も起きることは間違いないだろう。

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