見取り図コンビ間の信頼が“理不尽なムチャブリ”を笑いに変える動画

見取り図の魅力は「個人でもおもしろい、だけど、コンビだとなおおもしろい」

ゴリラ　元々見取り図さんは三年連続でM-1ファイナリストになったり、「南大阪のカスカップルコント」だったりと、ネタの強さを武器に露出を増やしてきたコンビ。ここ数年はメディアの注目もどんどん上がっていて、今年4月から活動の拠点を東京に移しました。

義明　二人とも「おもしろい人が醸し出すオーラ」を纏ってるコンビ。リリーさんは「奇人」と表現されてるけど、本質は「一秒先に何をするか分からない」という危うさを常に感じさせる事ができる芸人です。盛山さんはどんな球もホームランに出来るような、超スラッガータイプのツッコミで、二人ともイチ芸人として強いんですよね。

ゴリラ　見取り図さんって、芸人として強いアクを持つ二人が上手く融合してるんですよね。全く同じ企画を他の芸人がやったとしても出せない「そのコンビならではのカラー」を強く出せる。そういうコンビは代えが効かない為、芸人界の中でもオンリー1の存在になれるんですよね。

義明　「個人でもおもしろい」。「だけど、コンビだとなおおもしろい」。コンビ芸人の理想とする所ですよね。

ゴリラ　お互いのおもしろいと思っている所へのリスペクトがあるんですよね。そして高い才能同士が、高いレベルで噛み合ってる。売れているコンビですら「どちらかが引っ張っている」コンビも多い中、「二人ともおもしろい」かつ「その二人が高いレベルで噛み合ってる」というコンビは中々いない。

義明　この動画でも、お互いの実力への「信頼感」が出てますよね。リリーさんは、盛山さんに何も企画意図を伝えなくても自分をおもしろく追ってきてくれるだろうと思って行動してる。そして企画意図を知らされていない盛山さんも、何をされてるのか分からないけど、リリーさんに任せておけば何かしらになるんだろうと思って追ってきてる。

ゴリラ　こういう企画は、どのコンビがやっても上手くいく訳じゃないんですよね。高い個人の力とコンビとしての連携が必要。

義明　ちなみにこの動画は相方を撒くシリーズとして、現在三本上がっています。舞台を公園や、パターンを変えて森山さんが仕返しで撒くという変化も加えられ、見応えがどんどん増していきます。是非そちらも併せて、ご視聴ください！

吉松ゴリラ（お笑い芸人）

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

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