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細田衆院議長「2人きりで会いたい♡」女性記者へのセクハラ疑惑と新聞社の“他人事”

女性記者へのセクハラ問題も“他人事”な朝日新聞社説

 今週の第1位は、先週に続いて細田博之衆院議長のセクハラ疑惑を追及する文春に捧げる。

 政治家は女好きである。これは、長年永田町を見てきた私の正直な感想である。

 春日一幸、田中角栄しかりである。私は昔、田中金権政治からの脱却を目指して自民党にいた連中が作った新党から出馬したエリート候補が、人妻と道ならぬ恋に落ちてトラブルになっているのを追いかけたことがあった。

 周囲の幹部たちがぞろぞろと出てきて、選挙を控えた大事な候補だから、なんとかご容赦をと土下座するようにして頼まれ、「ある条件」を付けてそのスキャンダルをお蔵入りさせたことがあった。

 だが何十年か後に、その人間が文部大臣(当時)になったときは腰を抜かした。

 まあ、その手の話は永田町ではいくらでも転がっているが、今回、文春が報じている細田博之衆院議長の『セクハラ疑惑』もその延長線上にある話であろう。

 細田のセクハラを告発しているのが、女性記者A、Bなどとイニシャルであり、どこの新聞社なのか、またはテレビ局なのかが分からないため、イマイチ、迫力不足ではあるが。

 この細田という御仁、文春によれば、島根県松江市に生まれ、父は運輸大臣などを務め、東大法学部から旧通産省に入省したサラブレッドだという。

 往々にしてこの手の人物には、上から目線のいけ好かない人間が多いが、この細田もご多分に漏れないようだ。

 元々、島根の地元に帰るのは選挙のときだけで、自分は港区にある高級賃貸マンションに住み、奥さんは地元に住むという、“別居夫婦”だったという。

 だが独り者の男が暮らす部屋は、訪ねた人間にいわせると、「本や書類が山積みで座る場所がなかった」そうだ。

 そんなむさくるしい部屋に女性記者を呼ぼうと考えるところが、この御仁の風変わりなところで、「本気度」がやや疑われるように、私などは考えてしまうのだが。

 A記者は、深夜に細田から、「今から来ないか?」と電話がかかり、B記者は、そうした電話を受けて、実際に細田のマンションへ行ったというのである。

 B記者は、
「細田さんは『事実無根』と言っていましたが、それは事実無根です。夜遅くに『うちに来て』と電話があり、私は港区の自宅マンションまで足を運びました。本人が寝間着姿で現れたこともよく覚えています」

 だが、本気で、女性記者を落とそうと考えているのなら、寝間着姿はないだろう。

 この御仁にとっては、深夜、女の記者を呼び出し、来てくれることで満足感を感じていたのではないか。俺がいえば、夜中でも女は来てくれる。俺もまんざらではない。

 一人暮らしのためよほど暇なようで、C記者には、「ご飯食べに行きましょう♡♡」「また会いたいです♡♡」と絵文字を多用するメールが何度も送られてきたという。

 細田の趣味はコントラクトブリッジで、連盟の代表理事もやっているそうだ。かつてはブリッジを通じて知り合った既婚女性と親密だと報道されたことがあった。

 ブリッジ仲間のD子が、細田が官房長官だったころ、何度も電話がかかってきて、「これからうちにいらっしゃいませんか」と誘われたという。

 断ったが、その後も何度も誘いが来て、「タクシー代は払います」とまでいい、「家で何をするんですか」と聞くと、「あなたを抱きしめたい」といわれ、気持ちが悪かったと告白している。

 そのほかにも自民党の女性職員のお尻を触ることも日常茶飯事だそうである。

 H記者は、細田から「自宅へ来いよ」迫られ、仕方なく尋ねると、細田から、「肩を揉ませてよ」「膝枕してよ」といわれたという。

 そのH記者は、国会議員のセクハラ発言に強い問題意識を持っているそうで、
「『女性記者は多かれ少なかれ経験している。被害者が出た時に担当を外せば解決する問題ではない』と話していました。実際、文春が先週報じたセクハラ疑惑についても『文春はしっかり取材している。記事の内容はほぼ正しい』などと周囲に語っていた。後輩の女性記者には、同じような目に遭ってもらいたくないという想いも持っているようです」(政治部記者)

 だが彼女は、文春に対して、「やはり今、お答えできることはありません……」と断ったという。

 なぜ、自分たちは社会にあるセクハラ疑惑を報道し、こういうことが繰り返されてはいけないという主張を堂々と書いているのに、自分のこととなると、同僚や社に迷惑がかるなどという名分を持ち出し、堂々と告発しないのだろう。

 セクハラは、受けた相手が、「セクハラだ」と感じれば成立するので、細田が「そんな意味ではない」などと弁明しても後の祭りなのだ。

 女性記者の一人がこう背景を説明している。

「大手マスコミは、自社の女性記者が細田氏から受けたセクハラ発言を把握しているはずです。ただ、彼女たちはオフレコ取材が前提なので、同僚に迷惑がかかるのでは、とも悩んでいる。自ら名乗り出ることは容易ではありません。上層部としても“貴重な情報源”である細田氏を守りたいから、『あったこと』をなかなか報じられずにいます」

 年齢はともかく、政治家としては一丁上がりになってしまった議員のセクハラさえも、記者を庇い、細田にものを言えないのでは、メディアとしての存在理由などないに等しい。

 朝日新聞(5月28日付)は社説で、
「立法府の長でありながら、法律の定めを無視するような言動を重ねる。市民感覚とかけ離れた発言にも批判が集中した。そのうえ、女性記者らに対するセクハラの指摘に対し、説明責任を果たそうとしない。これでは、議長の資質に欠けるというほかなく、国会に対する国民の信頼をも損ないかねない。
 自民党出身の衆院議長、細田博之氏のことだ。セクハラ疑惑は週刊文春が2週にわたり、深夜に『今から来ないか』と電話で誘われたり、メールで何度も食事に呼ばれたりした、複数の女性記者の証言などを報じた。
 細田氏は最初の記事に対し、『事実無根』と抗議し、2度目は、国会閉会後に『訴訟も視野に検討したい』という短いコメントを公表した。野党が求める議院運営委員会での説明には応じず、記者団の質問にも『抗議文の通り。立場は変わっていない』と述べるだけだった。
 疑惑をもたれた国会議員は、国民の前で、自ら進んで丁寧に答える責務がある。議長として、範を示すことなく、あと2週間余りで会期末を迎える今国会を、このままやり過ごそうというのなら不誠実だ」

 まるで他人事である。

 朝日新聞の女性記者の中にもセクハラ被害を受けた記者がいるのではないか? そうした社内の聞き取り調査をしたのか?

 取材先の東京高検検事長とコロナの最中にマージャン卓を囲んだ人間もいたし、国家安全保障局担当内閣審議官と不倫をしていた女性記者もいたではないか。

 細田だけではない、政治家たちのセクハラ被害に遭った女性記者たちの声を聞き、二度とこのようなことをさせないために、セクハラをした政治家たちを彼女たちに謝罪させ、もし拒むものがいたら、名前を公表すればいい。

 そのぐらいのことがなぜできないのか。朝日だけではない、読売にも、毎日にも、東京新聞にもいるはずである。

 自分の社の女性記者さえ守れないようでは、この日本の社会にまん延しているセクハラ被害にモノ申す資格などない。

 女性差別をなくせといってはいるが、いまでも社のトップは男どもで固める「男社会」から抜け出せていない。大メディアの旧態依然とした在り様が、政治家たちをして、セクハラ発言をさせてしまうと、私は考える。(文中敬称略)

【巻末付録】

 まずは現代から。

「美の女神の帰還 観月ありさ」。50近いとは思えない若々しさ。

「シリーズ 女優という人生 夏樹陽子 官能の宝石箱」

 袋とじ「エッチなアイドルは歯科衛生士! 西原愛夏 はい、あ~んして」。今歯が痛くて仕方ないんだ。こんな女性に治療してもらったら、歯痛なんて忘れてしまうだろうな。

「関西の巨乳娘が初登場 上西恵 旬の上玉ボディ」「話題の強くてカワイイ格闘家 ぱんちゃんの肉体美」

 袋とじ「伝説のHカップ旅アイドルが本誌独占の初全裸 歩りえこ」。初々しさはあるね。

 お次はポスト。

「アナウンサー 久代萌美(32)『芸人さんからテクを学んでいます』」

「夏を待ちきれなくて 素足のアイドルたち」。川島なお美、斉藤慶子、浅野温子などいつものメンバー。

 袋とじ「引退女優 惜しまれヘアヌード」。ここで私が知っているのは、高橋しょう子だけだな。

「無花果の庭で/一乃あおい」。32歳人妻か。人妻と聞いただけで……いいな。

「夢見る曲線美 あまつまりな」

この中では歯科衛生士! 西原愛夏がよかった。というわけで今週は現代の辛勝!

 

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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最終更新:2022/07/06 13:55
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