日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 鬼越の“芸能人代役”プレゼンがスゴかった
「1番大事なのは、空気の読めなさなんですね」

鬼越トマホークの“芸能人代役”プレゼンが盲点。黒柳徹子の後継はまさかのアノ女優?

鬼越トマホークの芸能人代役プレゼンが盲点。黒柳徹子の後継はまさかのアノ女優?の画像1
『週刊さんまとマツコ』(TBS系)TVer公式サイトより

 6月5日に放送された『週刊さんまとマツコ』(TBS系)が、攻めていた。芸能界の事情通・鬼越トマホークが独断と偏見で発表する「アノ芸能人の代役はコイツだ! 2022版」が行われたのだ。

 この企画の意義について、鬼越の坂井良多と金ちゃんは語っている。

金ちゃん 「最近は暴露系YouTuberが出てきて、みんな急に出れなくなったり芸能界からいなくなったりする可能性あるじゃないですか。だから、みんなリーチかかってる状態なんですよ」
坂井 「いきなり代役って見つけられないんで、今日僕らが提示していこうと。『代役、この人ができますよ』と」

黒柳徹子の“代役”は…鬼越の唸るプレゼン、スタート

 今企画は、3つのジャンルに分けて進められていった。1つ目「番組の顔! MC級芸能人」で取り上げられたのは、黒柳徹子だった。

『徹子の部屋』(テレビ朝日系)や『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でレギュラーを務める、言わずとしれた超大物だ。『徹子の部屋』に関しては、“マツコ後釜説”が取り沙汰されたこともあったが、鬼越の2人は異なる代役案を用意したらしい。

「徹子さんの代役に必要なのは、可愛らしくて、品がある感じ。そして1番大事なのは、空気の読めなさなんですね。視聴者はそのカオスというか混沌を楽しんでいます」(坂井)

「上品」「可愛らしい」「空気が読めない」「絡みづらい」、この4つの条件を満たす芸能人が徹子の他にいるらしい。誰か? 鬼越が提案したのは、菅野美穂だった。

 その発想はなかった! でも、なんとなくわかる。彼女こそ、上記の条件を満たす逸材。鬼越の2人は、菅野がMCだった時代の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)を見ていた世代か? さらに、現在は『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)MC・山崎育三郎のTBS日曜劇場との裏被りを避けるため、事務所の先輩として菅野が代理MCを務めたこともあった。その司会ぶりが、すごく良かったのだ。

「上品で可愛らしいからバレてないですけど、あんまり人の話を聞いてない。そのわりには、なんとなく面白い感じになるんです。『徹子の部屋』には大御所が来るじゃないですか? 菅野さんが出て加山雄三さんと絡んだら、『いつ失礼なことをするか?』ってワクワクするんですよ」(坂井)

『徹子の部屋』といえば芸人にネタをさせ、スベったところを笑いにする“芸人殺し”がおなじみだ。それは、菅野はやらない気がするが……。

「本人は芸人がスゴい好きなんですけど、菅野さんとうまく絡めた芸人って1人もいないんです。好きすぎて、(菅野さんが)芸人のギャグを先にやっちゃうんです」(坂井)

 しっかりシミュレーションした上での、計算ずくの代役案らしい。鬼越のプレゼンによって、世の中が菅野美穂に気付いた。

マツコ 「これ、よく出た。この分析、スゴいわ!」
さんま 「お前ら、ホンマもんやわ!」

「ウケ狙いの人選で来るのだろう」と、当初は斜に構えていたさんまとマツコ。しかし、「黒柳徹子の代役→菅野美穂」が明らかになった瞬間、「これはマジのやつだ」とスイッチが入ったのが見るからにわかった。

黒柳徹子の代役=菅野美穂
(上品、可愛らしい、空気読めない、絡みづらいから)

 唸る発想である。かつては“徹子の代役=滝沢カレン説”も囁かれたが、個人的には菅野案に軍配を上げたい。あと、“マツコ後釜説”の当人であるマツコが菅野案に感心しきりだった点も、エクスタシーを感じるポイントだった。

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