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鬼越トマホークがYouTubeで暴露! 「ギャラのいい仕事」に隠れた吉本の“芸人掌握術”

文=浜松貴憲(はままつ・たかのり)

鬼越トマホークがYouTubeで暴露! 「ギャラのいい仕事」に隠れた吉本の芸人掌握術の画像1
鬼越トマホーク喧嘩チャンネル「【大儲け】ギャラのいい仕事ランキング【鬼越トマホーク】」より

 お笑いコンビ・鬼越トマホークが4月20日、公式YouTubeチャンネルに「【大儲け】ギャラのいい仕事ランキング【鬼越トマホーク】」という動画を公開し、その名の通り“ギャラがいい芸人の仕事”ベスト5を発表した。

 鬼越が明かしたのは、テレビ以外の“ギャラのいい仕事”。ランキングは、5位「ギャンブル系」、4位「会長や社長が絡んだ仕事」、3位「YouTubeの案件」、2位「アプリ系」、1位「CM」だった。

 吉本事情に詳しいお笑い関係者は、ここで注目すべきは4位の「会長や社長が絡んだ仕事」だと話す。鬼越の2人は「会長や社長が絡んだ仕事」の具体的な例として、映画のプロモーションなどと話した。

「鬼越がいう“映画”とは、吉本上層部の肝いりの映画のことですね。吉本制作の作品で、なおかつ主に大崎洋会長が企画段階からしっかり絡んでいる作品。つまり、吉本のメンツをかけた仕事ということです」(お笑い関係者)

 動画の中で鬼越の2人は、「社長や会長が話し合いを重ねて持ってきた仕事はデカい。ちゃんとしている」「こんなに吉本の社員がいたの? ってくらい(現場に社員が)来る」などと話した。

 4月2~3日に開催された吉本創業110年記念の『伝説の一日』も、やはり「信じられないくらい社員が来た」とのことで、会長や社長が来る現場は、弁当やケータリングも豪華だという。

「吉本は上層部の肝いりの仕事が多いことでも有名。沖縄や京都で開催される映画祭などもまさにそれです。沖縄映画祭などは、映画業界からはバカにされて、現地でもイマイチ盛り上がらず、なかなかうまく行かなかったんですよね。いわば吉本のメンツが潰された過去があるわけで、だからこそ、上層部は吉本芸人に高いギャラを与えてモチベーションを上げ、確実に盛り上げようとしている。また、外部の仕事であれば、クライアントからもらうギャラは決まっているので、芸人に渡す額も上限がありますが、吉本の内部仕事であればそこの融通も効く。そうやって適宜アメを与えるあたりは、吉本の芸人掌握術のうまさです」(同)

 ちなみに、動画の冒頭で、鬼越の金ちゃんがピンのテレビ仕事でギャラを「10くらい」もらった仕事があったと告白。それに対し、坂井が「ピンで10万ももらって!」と掴みかかるくだりがあった。

「つまり、鬼越レベルだと、テレビ“1本10万円”のギャラは高いという感覚なのでしょう。でも正直、鬼越レベルならもっともらっていてもおかしくない。他事務所だったら、余裕で1人10万以上もらっているテレビ仕事も多いはず。裏を返せば、やっぱり吉本の若手芸人はかなり安いギャラでテレビ仕事をしているということなんですよね。

ただ吉本の場合、劇場ギャラが他事務所に比べるとかなり良くて、そこで補う形になっているのも事実。芸人は、『テレビギャラは安いけど、劇場ギャラはありがたい』という感覚に陥り、吉本に対する信頼度がいつの間にか高まっていく。このあたりの仕組みも、本当にうまいいです。芸人たちは吉本の悪口を言いますが、鬼越もこうしてネタにしているわけですし、なんだかんだで吉本に感謝していると思います」(同)

 お笑い界のトップに君臨する吉本興業が、数千人の芸人たちをうまく束ねるためのカラクリのひとつなのだろう。

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

最終更新:2022/04/30 13:00

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