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「乃木中」「そこさく」「ひなあい」“坂道ゴールデンタイム”レビュー #3

『ひなあい』河田陽菜の“お宝映像”にスタジオ爆笑「往年の小室哲哉さんみたい」

『ひなあい』/河田陽菜、エレクトーン発表会の過去映像にスタジオ爆笑

『日向坂で会いましょう』では「遅ればせながら影山と河田の20年史でも振り返りましょう!」がオンエア。2022年1月に成人式を迎えた影山優佳と河田陽菜の20年の歴史を振り返るこの放送。『ひなあい』ではこれまで2度の成人企画が行われてきたが、2020年の放送では佐々木美玲が過去に「歯抜けばばあ」というあだ名を命名されていたり、パンツ一丁の映像がニュースに取り上げられたりと、メンバーやファンも知らないメンバーの驚愕な過去が出てきたのもこの企画だった。

 日向坂46きっての秀才である影山は、納得感のある優等生エピソードが満載だった。「生まれた頃から自立していた」「シーワールドで人生初のナンパ」「小学4年生=6年生までの通知表がオール満点」「哲学オリンピックで銅賞」など大人びたエピソードが並ぶなか、個人的に影山らしさを感じたのが、保育園の運動会の徒競走でズルをした子がいたことを、先生や周りの親に抗議していたというエピソード。保育園くらいの年齢であれば、まずズルをした子に直接言いにいくのが普通だろう。それを先生や親に真っ先に抗議しにいくという手順を踏んでいるのがすごい。幼少期から完璧な影山だが、母親から提供された映像には、9歳の影山が笑顔で皿洗いをするという可愛らしい一面も映し出されていて、本当に素敵な家庭で育ってきたんだなと感じられた。

 対して、河田のエピソードはなかなか衝撃的なエピソードが盛りだくさんだった。「保育園で友達にほっぺたを噛まれる」「募金を自分のお金と勘違い事件」「おそうじ名人に任命」……などこれだけでも話尽きないほどのエピソードに恵まれているが、河田のエレクトーンの発表会の映像は別の意味で衝撃の映像だった。上半身を大胆に動かしながらノリノリで演奏をする10歳の河田の姿に、スタジオは爆笑。オードリーの若林正恭からも「往年の小室哲哉さんみたい」とツッコまれていた。おっとりとした印象のある河田だけに、大胆に演奏している幼少期の姿は印象的だった。

 また河田が中学時代は応援団に所属していたというエピソードは知っている方も多いとは思うが、実際にスタジオで実演してみると、恥ずかしさのあまりへにょへにょな応援になってしまう。これでは、中学時代にしっかりと応援をしていたというのも想像がつかない。

 メンバーの年表は成人企画として行われているが、個人的には成人済みのメンバーももっと深く掘り下げてほしいというのがファンとしての思いだ。とはいえ、一人ひとり取り上げるとなるとやはり難しいと思うので、特典映像か何かでもいいのでスタッフさん、ぜひ!

川崎 龍也(アイドルライター)

2019年よりフリーライターとして活動しつつ、現在は都内にあるWEBメディアでも勤務。主にアイドルのコラムやインタビュー記事を書いています。noteでは毎週アイドルの楽曲レビューを更新中です。

Twitter:@ryuya_s04

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かわさきりゅうや

最終更新:2022/07/03 21:00
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