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宮下かな子と観るキネマのスタアたち41

『ストレンジャー・シングス』今から見ても、シーズン途中から見ちゃっても大丈夫

文=宮下かな子(俳優)

『ストレンジャー・シングス』今から見ても、シーズン途中から見ちゃっても大丈夫の画像1
イラスト・宮下かな子

 こんばんは、27歳になった宮下です! はぁもう27ですよびっくり。「何歳になったの?」なんて聞かれて周囲の反応が変わってきたのを今年はひしひし感じました。(笑)

 久々に誕生日当日現場があったのですが、4時間巻きで夕方に終わってしまい、お祝いしてもらう予定もなかったので、まさかの1人バースデーラーメンすることに!

 しかし私、現場に財布を持っていかない主義なので、この日も現金はスマホケースに非常用として忍び込ませていた千円札のみ。銀行からおろそうかと思ったら銀行カードもない。ラーメン店は基本現金払いが多く、行ったお店も現金のみでお目当ての背脂豚骨ラーメンだと1000円ぴったり。だけど私の中でラーメンに味玉は必須……味玉150円……足りない。ノーマルな醤油ラーメンだと味玉付きで950円で食べられる。うぅ、でも明日は撮休だから今日はガッツリ背脂いきたいのに~!

 背脂豚骨1000円か、醤油+味玉950円。店前で悩んだ末、私は醤油+味玉950円を選びました。味玉なしのラーメンは私の中でありえないという結論に至りました。誕生日に150円の味玉でこんなに悩まされるとは。その後家に帰ってぐったり寝てしまう27歳バースデーでした。まぁこれも良き思い出です。

 女優業も今年で7年目、30代もそろそろ見えてきて色々考えるお年頃。仕事も今年に入って初めて、お母さん役をやらせて頂いたり。いつのまにか年下の共演者が多くなっていたり。周りから20代後半の大きな変化を感じています。

 まだまだ安定しない綱渡り状態の生活ではありますが、毎年少しずつ、自分を好きになれてきているので、それは良い事だな、なんて思ったり。皆さまに良いお知らせできるようこれからも頑張りますので、末永くよろしくお願い致します!

 さて、相変わらずNetflixオリジナルドラマにハマっている宮下、時間があるとどんどん観てしまうので、前回お話した『アンブレラ・アカデミー』と『ストレンジャー・シングス 未知の世界』をあっという間に観終えました。

 実は『ストレンジャー・シングス』を観始めたのは、新シリーズを友人と観たことがきっかけだったので私、なんの知識もなくシーズン4から鑑賞したのです。その後シーズン1に戻る、謂わばスターウォーズ方式でコンプリート! それでも充分楽しめました。

『ストレンジャー・シングス』も『アンブレラ・アカデミー』も、大まかにくくるとどちらも世界滅亡を阻止する若者達のお話。超能力が使えたり、壮大な世界観のSFものは大好きなのですごく楽しめるのですが、シリーズ進めていくうちにどうしても抱いてしまう感情があります。

「もうどう頑張っても無理だから諦めようよ」と思ってしまうのです、私。みんな一生懸命闘ってるのに、視聴者が諦めかけるって最低ですよね!?

 同じ系統の話でも、映画の120 分くらいのものだと展開にハラハラしたまま物語に没頭できるのですが、毎話1時間弱で続いていくシリーズものとなると、絶体絶命の展開が波のように何度も訪れるので、死にかけながら世界を救ったのに、ラストで破滅を目の前にする登場人物達の絶望した顔を何度も見ることになる。そうなると思わず「いやもう諦めてみんな一緒に滅亡しよう!」という諦め投げやりモードな自分が顔を出します。

 は~、私ってなんて小心者で熱のない人間なんだろう。きっと私は、世界を救うスーパーヒーローになんてなれない。壮大なスケールの作品を観ながらちっちゃな自分に嫌気が刺しました。

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