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Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』に漂う「元来のジャニーズの役目」

Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』に漂う「元来のジャニーズの役目」の画像1
Hey! Say! JUMP J-Storm 公式サイトより

 デビュー15周年のアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの約2年ぶりとなるオリジナルアルバム『FILMUSIC!』が8月24日にリリースされ、Twitterでは「FILMUSIC」がトレンド入りした。

「音楽×映画」がコンセプトの同アルバムは、中島裕翔が主演を務める連続ドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)の主題歌「Fate or Destiny」のほか、多くの人気アーティストがあらゆる“映画ジャンル”をテーマに書き下ろした楽曲を収録している。

 また、Hey! Say! JUMPの公式YouTubeでは、リリース前に収録曲のミュージックビデオ(以下、MV)を続々と公開。メンバー全員が出演しているのは「Fate or Destiny」だけだが、優里の提供曲「ビターチョコレート」のMVには伊野尾慧と女優の白石聖が出演しているほか、マハラージャンが提供した「業務☆スーパーマン」のMVには知念侑李とジャニーズJr.、スキマスイッチが提供した「君がみた一等星」のMVには有岡大貴、山嵐が提供した「漢花火」には高木雄也が出演している。

 なお、20日放送の『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)でパーソナリティーを務めた伊野尾は、「本来、Hey! Say! JUMPの楽曲のMVは、全員で撮るべきだと、やっぱり思ってはいる」としながらも、俳優業が忙しいメンバーが複数いるため、スケジュール的に全員出演できるMVが「Fate or Destiny」のみになったと説明。しかし、アルバムの世界観をより表現したいとの思いから、スケジュールの取れる一部メンバーが出演するMVを複数作品作ったと明かしている。

 ネット上では、「JUMPが生みだす斬新で新しいエンタメが楽しい! 映画を観た時の感情の変化を楽曲を聴いて楽しめる」「“映画×音楽”は、多面性溢れるJUMPにぴったりのテーマ。振り幅ギャップ沼へダイブ」「楽しくて面白くて切なくてカッコいいがギュッと詰まった、JUMPにしか出せない世界観が大好き」などと好意的な声が目立つ。

 そんな9枚目となるニューアルバムが好評なHey! Say! JUMPだが、なかなかヒット曲に恵まれない状況が続いているのも事実。そのせいか、2017年から4年連続で出場していた『NHK紅白歌合戦』も、21年に落選。CD売上のほうは、近年リリースしたシングルが初動20万枚前後、前アルバム『Fab! -Music speaks.-』が初動25万枚と安定はしているものの、後輩のジャニーズグループなどと比較すると“健闘している”とは言い難い……。

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