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アレのどこが面白いの?~企画倉庫管理人のエンタメ自由研究~

『おっぱいバレー』の内容だけでなく、どうしても見てみたくなる“題名のパワー”

設定を聞いただけで「見てみよう」と思わせられるか?

 それでいうと『おっぱいバレー』は物語の簡単な概要を聞いただけで“見たら面白そう”と思える作品ですよね。なんならタイトルだけでも、人の興味を引っ張るパワーがある。コンビニの棚にたくさん商品が並んでいても『おっぱいバレー』はつい目がとまってしまいますよね。

 そして、“見たら面白そう”なだけでなく“見たら面白い”という2つをしっかり押さえています。

 先述したようにタイトルとは裏腹にめちゃくちゃいい話なんです。このタイトルと内容のギャップも裏切られた感ではなく、いい方にハマっています。面白そうだと思って見たら想像と違う面白さがあった。これこそエンタメ作品の理想形のような気がします。

 設定や概要を聞いただけで「見てみよう」と思わせることが出来るかどうか。近年のエンタメのヒット作品でいうと個人的には『100日後に死ぬワニ』『ウマ娘』『うんこ漢字ドリル』などは、タイトルや概要だけで、1回覗いてみようという気になります。

この“見たら面白そう”という考えは、群雄割拠のエンタメの世界でヒットを狙うならば意識すべきことだと改めて思いました。それでは今日はこの辺で。

 

 

放送作家。松本人志・高須光聖がパーソナリティを務めた東京FMのラジオ「放送室」で行われたオーディションをきっかけに放送作家の高須光聖に師事。以降、テレビやYouTubeでさまざまな番組を担当。主な歴代担当番組は『くりぃむナントカ』『シルシルミシル』『めちゃ×2イケてるッ‼』『ガキの使い 笑ってはいけないシリーズ』『得する人損する人』『激レアさんを連れてきた。』『新しい波24』『1周回って知らない話』『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』『GET SPORTS』『ヨロシクご検討ください』『青春高校3年C組』『今田×東野のカリギュラ』など。

Twitter:@kikakusouko

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最終更新:2023/02/28 06:36
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