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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > お土産要員と化す「帝王」中丸雄一
『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #24

『旅サラダ』で中丸雄一の帝王っぷり&アートの才能は見られたか?

『旅サラダ』で中丸雄一の帝王っぷり&アートの才能は見られたか?の画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその後に・・・#12」より

「ジャニーズとチェッカーズは敵同士」は過去の話

 10月8日に放送された『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)は、いつもと雰囲気が違った。「発掘!ニッポン なかまる印」リポーターであるKAT-TUNの中丸雄一が、スタジオにいたのだ。

『旅サラダ』レギュラー入りを発表した4月2日放送回も計算に入れると、今回は4度目のスタジオ登場である。

 座り位置が『シューイチ』(日本テレビ系)とは反対、向かって左側の1番端っこで、居心地悪そうにしているのが中丸である。まるで、書生みたいにおとなしく座っているのだ。あまりに所在なげな中丸に、司会の神田正輝は話を振った。

神田 「面白いことに、今日はスタジオに中丸君がいます」

中丸 「すいません、お邪魔します! スタジオに来ると『あっ、ファミリーでいいんだな』ってようやく実感できますよね。いつも1人ぼっちなんで。スタジオは、なんかあったけぇっすね」

 視聴者の印象は、逆だ。ロケに出ている際は『旅サラダ』のファミリー感があるけども、スタジオに来ると途端にお客様感が出てしまうのはなぜなのだろう?

 ちなみに、この番組を収録しているのは大阪・朝日放送のスタジオである。東京では『シューイチ』ファミリーになり、大阪では『旅サラダ』ファミリーとなった中丸。このまま、彼は全国でファミリーを作るつもりか?

 さて、この日のゲストは『旅サラダ』テーマ曲を歌うF-BLOODだった。藤井フミヤ&尚之による兄弟ユニットである。元チェッカーズだけに、チェックシャツを着て登場した藤井兄弟。そして、中丸もチェックシャツだった。

 チェックシャツ率の高い、今回の『旅サラダ』。計3人の秋コーデがチェック被りしているが、中丸のスタイリストさんがゲストの人選を意識した可能性も高い。

 チェッカーズと同時期にシブがき隊としてアイドル活動をしていた薬丸裕英が、フミヤと仲良くする本木雅弘&布川敏和に「ジャニーズとチェッカーズは敵同士だ!」と檄を飛ばした話は有名だが、今や隔世の感がある。

“帝王”中丸らしからぬ? 無難なアート感覚

 もちろん、この日も「なかまる印」のコーナーは放送された。中丸のロケをスタジオで本人と一緒に見るのは、8月13日の放送回以来である。

 今回、彼が訪れたのは石川県金沢市。同地で作られる「金沢塗り」を中丸が体験するらしい。アート系だけに、思わず「フミヤート」(藤井フミヤのアート活動の総称)を思い出してしまったが、そういうのじゃない。

 あと、アート系の体験は、確かに生中継じゃないほうがゆっくりできる。いつも、「なかまる印」の中継は異常にバタバタしてるからな……。

「金沢塗り」とは漆塗りと九谷焼を融合させた、新たなアートを指すらしい。これを体験させてくれるカフェに中丸はお邪魔した。まずは器を選び、さらに器に塗る塗料3色を選ぶところから始まるようだ。中丸が選んだのはKAT-TUNにおける自身のメンバーカラー・紫、そして白&ゴールドであった。

中丸 「メンバーカラーっていうのがあるんですよ、ジャニーズの文化で。それだと、僕は紫なんです」

フミヤ 「皇帝の色だね」

 なるほど、帝王(中丸の異名)だけに。

 塗っては乾かし……を繰り返すことで器の表面に色の層をつくり、表面を削って層に表情を取り入れ、金沢塗りは完成するそうだ。

 中丸の隣では、カフェを運営する漆芸作家・松浦悠子さんも同じように金沢塗りを作っている。また、松浦さんの色使いが大胆で鮮やかなのだ。

「やっぱり、大胆にトライしてチャレンジ精神を持つべきですよ。(自分の器を持って)……って言いつつ、1番無難な作り方ですけどね」(中丸)

 客観的に、中丸の器も繊細でいい出来だと思う。でも、どうしても無難を突破できない。こだわりを持つ彼だけに、自身の作品に思うところがあるようだ。

中丸 「悪くはないんですよ。悪くはないんです。悪くはないんだけど、良くもないみたいな(苦笑)」

スタッフ 「どうですか、松浦さんのと比べて?」

中丸 「う~ん、僕のはつまんないですね。(ボソッと)つまんない男だ

 すぐ、自虐に入る中丸。この姿のどこが皇帝なのだろう? というか、「つまんない男だ」とボソッとつぶやくその様子が面白いのだけど……。

 そもそも、つまらない人が39歳までアイドルできないとも思うし、無難にまとめてしまうあたりも、アイドルとしては個性だ。「つまらない」という表現より、「慎重」「繊細」と強引にいいイメージで受け止めておきたい。

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