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『関ジャム』オーケストラの裏話、バイオリニストはモテず、チェリストはモテモテ?

チェロ奏者はモテる、カウンターテナーはモテない!?

 まさに「裏トーク」という企画趣旨にふさわしく、NAOTOがこんな事実を打ち明けてくれた。

NAOTO 「(バイオリニストは)全然モテないんですよ。オーケストラの仲間たちにはまったくモテないです! チェロの人とかのほうが全然モテる」

最上 「それは間違いなくそうですね」

原田 「絶対、チェロのほうがモテますね」

 たしかに、マンガ『のだめカンタービレ』に登場したチェロ奏者・菊地亨も女たらしの人物像だった。あれは、実際の傾向に則ったキャラ設定だったのかもしれない。

ザキヤマ 「チェロはいい男が多いんですか?」

NAOTO 「うん」

最上 「多いね」

ザキヤマ 「内面もいいんですね?」

NAOTO 「ん?」

最上 「いや……」

 モテるのはチェリストだけど、いい人間かどうかは別……ということらしい。明らかに2人の脳裏に特定のチェリストが浮かんでいそうで、これもまた興味深い。

 チェリストがモテる理由として、どうやら楽器の特性が挙げられるみたいだ。

「(バイオリンは)女性の声の帯域とほぼ同じなんですよね。で、チェロっていうのは男性の帯域と同じって言われているので、男性感を女性の方は感じやすいのはある」(NAOTO)

 この理論は、声楽にもあてはまるようだ。

彌勒 「やっぱり、音域的なこともあると思うんですよね。歌の中だと、少し低めのバリトンという声種の人たちがわりとモテる感じがします。自分はカウンターテナーで女性の声の音域までいくんですけど、カウンターテナーがモテモテって聞いたことがないです」

原田 「まず、ないですね」

 真顔で言い切る原田。断言してしまったが、「事実ですから」(原田)と彼は持論を曲げようとしない。

「なんか、(今のが)1番傷ついたです」(彌勒)

指揮者の故・岩城宏之は、素直に謝罪した

 最上からは、こんなテーマが挙がった。

「公演でミスしたとき、どうしてる?」

 最上とNAOTOの対処法は、「楽器を見る」だそうだ。プロ野球選手がミスキャッチをした際にグローブを見る、あれである。自分ではなく、道具(楽器)に不具合があったと観客にアピールするやり方だ。

 指揮者の立場から持論を発したのは、原田だった。

原田 「なんかが起きたときって、99%は指揮者のせい。で、1%が音楽家のせいだと思う。で、指揮者が何か間違えてしまって、その間違えた瞬間に『あ、ごめん』という雰囲気を出しとけばいいんだけど、(奏者がミスしたテイで)『なんだよ!』みたいな態度を取ると、オーケストラもみんなわかっているわけで。『指揮者、あなたが間違えたわけでしょ』って、すっごい嫌な空気になりますね」

最上 「あのね、嫌われる指揮者って必ずいるんですよ。絶対、謝らない。謝ると、なぜかオケはその指揮者を好きになるんですよ。『それはもう、俺たちがカバーするから大丈夫よ』ってなるのに、その『ごめん』っていうのをやらないだけですごい険悪になる」

 指揮者の故・岩城宏之に有名なエピソードがある。「春の祭典」の演奏中、自身の誤った指揮で演奏がグチャグチャとなる事態へ陥り、そのときに彼は潔く自らオケを止め、観客に謝罪した。その態度に聴衆は拍手を送り、奏者からはより一層の信頼を得た……という逸話が残っているのだ。 自らのミスを認めず、部下や仲間のせいにするリーダーは、どの世界でも嫌われる。ミスをしたら謝ることが共同作業では大切なのだろう。

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