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片岡仁左衛門、37歳下愛人と哀艶道行たる“ウォーキング不倫”

「餃子の王将」社長射殺事件、260億円に膨れ上がった“齟齬”

 2013年12月19日の早朝に発生した「餃子の王将」大東隆行社長射殺事件は、特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄(56)の逮捕で、事件は大詰めを迎えようとしているようだ。警察情報に詳しい新潮から事件を見ていこう。

 事件は目撃者がいないことなどもあって、一時は迷宮入りかと思われていた。だが、大きな展開があったのは、事件から2年が経とうという15年の暮れであった。

 現場の遺留品から検出されたDNA型が、九州の暴力団関係者のものと一致したと、メディアが一斉に報じたのだ。

この遺留品とはタバコの吸い殻で、あわせてハンドルに硝煙反応が残るオートバイやナンバープレートが付け替えられたスクーターも発見された。いずれも事件の2カ月前に盗まれていた。

 DNAの件については15年夏以降、各社とも掴んでおり、もともと捜査当局も事件から2年の節目で報じることを容認していたという。それだけ情報が乏しく、京都府警としては、福岡県警の協力を得るために、大々的にアピールする必要があったというのである。

 しかし、吸い殻に付着していた唾液とDNA型が一致しただけでは実行犯とは断定できない。

 捜査を撹乱させるために第三者が持ち込んだ可能性もある。当局は吸い殻を慎重に鑑定、タバコの火が湿った場所で消されていたことを突き止めた。「当日は小雨で地面が濡れていたことから、現場で田中が吸ったものだと判断されたのです」(京都府警担当記者)

「プロのヒットマンである田中が現場でタバコを捨てたのは、罪を一人で被る覚悟だということ。実際に本人は、雑談以外は『差し控えます』と、取り調べに全く応じていない。ただし大東さんとの接点は確認されておらず、“指示役”がいるのは間違いない。指揮系統も解明し、そこにたどり着かなければ公判維持どころか起訴すら危ぶまれるため、これまで田中逮捕には及び腰だったのです」(捜査関係者)

 それに加えて、立件の可否を判断する検察庁の人事が大きかったというである。

「今回の逮捕は、4月から大阪高検の刑事部長に就いている上野正晴検事によるところが大きい。かつて福岡地検小倉支部では工藤会壊滅に向けた“頂上作戦”の指揮をとっており、その上野検事が18年、京都地検に異動となったことで“慎重派”が優勢だった状況が変わるのではと、府警の捜査本部も期待を寄せていました。ですが、本人の意気込みとは裏腹に、大阪高検はじめ上級庁がなかなか首を縦に振らなかったのです」(同)

 そうした趨勢が上野検事の高検部長に就任したことで一変したというである。

「複数人で事件を起こすのが従来の工藤会のやり口。今回の現場でも、見張り役など共犯がいた可能性は捨てきれません。工藤会は現在、トップとナンバーツーがそれぞれ死刑と無期懲役判決で控訴中。頂上作戦の効果が出てきたわけで、沈黙を守る“鉄の掟”が綻び、内情を知るものが喋り始めても不思議ではありません」(同)

 では、この事件の裏に黒幕はいるのか?

 2016年3月、王将フードサービスは第三者委員会がまとめた調査報告書を公表している。その目的は、王将が反社会的勢力と関係があるかどうかを確認することであり、結果として「確認されなかった」というのだが、同時にこの調査では、特定の人物が経営する企業グループとの間で、王将が合計約260億円に上る取引を繰り返し、このうち170億円が回収不能となっている事実が明るみに出たのだ。

 その報告書の中でA氏と称されている人物は、部落解放同盟の故・上杉佐一郎中央執行委員長の異母弟で元ゴルフ場経営者の上杉昌也(78)だという。

 王将とは創業者である加藤朝雄時代からの付き合いで、新規出店の役所との交渉や、暴力団が絡んだトラブルの際などに力を貸してきたそうである。

 2016年1月、大東社長の殺人容疑で、彼の会社が家宅捜索を受けたというので、新潮は9月22日号で彼のインタビューをしている。

「260億円にも上る取引を行い、そのうちの約170億円が未回収であるという話の根拠もさっぱり理解できません(中略)ただ、取引自体は、私が『王将』から50億円の融資を受けたことが発端になっています」(上杉)

 ところがこの後、上杉が「王将」側に返済と借り入れを繰り返したこともあり、“齟齬”が生じ、50億円が約260億円にまで膨れていったというのである。

 なぜそうなったのかは、今は謎である。

「反論の機会も与えられないままに犯人だと決めつけられ、私は社会的信用を失いました(中略)この汚名をそそぐには、事件解決を待つよりほかないのです」(同)

 しかし、今回の田中逮捕の後、上杉の会社にも家宅捜索が入っているという。

「本人も福岡県警春日署で参考人聴取されました。また、数ヶ月前には久留米市の親族も捜索を受け、パソコンなどが押収されています」(全国紙デスク)

 事件は9年の歳月を経て、全容解明となるのか。昨今の下手なミステリーよりもよほど面白い。

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