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『帰れマンデー』なぜか吉川晃司参戦! ペースがまるで合わない、驚異的な徒歩の速さ

吉川晃司の広島弁は、ほとんどリアル『孤狼の血』

 サンドウィッチマンは2人とも48歳、おいでやすこがは小田が44歳で、こがが43歳である。そんなパーティのなか、御年57歳の吉川がハイペースで歩き、後続を置いてけぼりにする絵面は異常。いよいよ、数字の概念がおかしく感じられてきた。

 吉川と同学年の芸能人といえば、長嶋一茂やシブがき隊(本木雅弘、薬丸裕英、布川敏和)などが挙げられる。ミュージシャンに限定すると、奥田民生、森友嵐士(T-BOLAN)らも吉川と同学年だ。なぜか、ミュージシャンは1965年生まれが多い。

 しかも、上記3人(吉川、民生、森友)は、みんな広島出身である。出身地にフォーカスすると、吉田拓郎、矢沢永吉、浜田省吾、世良公則、西城秀樹、ポルノグラフィティ、Perfumeらも広島出身のミュージシャンだ(拓郎と民生は同じ高校を卒業)。

 さらに、歌手に限定せず、芸能界全体を見渡すと、有吉弘行、アンガールズ、竹原慎二らも広島出身である。そのわりに、テレビを通じて広島弁を耳にする機会は少ない気がする。

 上京後、話し言葉を標準語に直したタレントがいれば、ポルノや竹原のように方言を貫き続ける者もいる。17歳で上京した吉川は、完全に前者だ。ちなみに、吉川は吉川元春の子孫である。元春は、14世紀前半に駿河国(静岡県)から地頭として大朝荘(広島県北広島町)に移り住んだ武将だ。つまり、吉川は生粋の広島っ子ということ。

伊達 「広島弁って怖いイメージあるじゃない? 『仁義なき戦い』の」

吉川 「東京で(広島出身者の)同窓会をやると、だいたい店の人に『あの、ケンカは外でやってください……』って言われる。『いやいや、これは楽しく盛り上がってるんだけど』って(苦笑)」

 京都生まれのおいでやす小田は、同期芸人で広島出身の三浦マイルドから広島弁を教わったことがあるらしい。というわけで、吉川と小田は広島弁を使った会話を即興で交わし始めた。

小田 「僕、三浦マイルドの広島弁講座で広島弁を覚えました。いびせぇ(広島弁で“怖い、恐ろしい”の意味)」

吉川 「いびせぇ? いびせぇ、ちょっとわからんで。そりゃあ、どこの広島弁かいのぉ? おのれは広島の人間騙っとるん違うんか?」

小田 「めっちゃ、怖いやん!」

 広島流の脅しを小田にカマした吉川。もちろん、本人は冗談のつもりだ。しかし、その雰囲気はほとんど映画『孤狼の血』。辺りの空気は一瞬で凍ってしまった。まるで、『はだしのゲン』の世界観というか、「朝日ソーラーじゃけん」(菅原文太)の世界観というか。

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