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『関ジャム』“お酒にまつわる曲”は時代でどう変わった? 関ジャニ大倉も飲食業界の苦労語る

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『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)TVerより

 11月20日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、「お酒」にまつわる名曲を紹介する特集であった。

「お酒」で思い浮かべる曲は、かなり多い。河島英五「酒と泪と男と女」、八代亜紀「舟唄」、ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」、バラクーダ「日本全国酒飲み音頭」、三好鉄生「すごい男の唄」、細川たかし「北酒場」、吉幾三「酒よ」、とんねるず「一気!」、イーグルス「テキーラ・サンライズ」などなど。

 特に、演歌に多い印象である。しかし、最近はお酒をモチーフにした曲は減ってきた印象。Z世代にはお酒を飲まない人が増えている、この昨今。今後、歌詞にお酒が出てくる曲はより一層減っていきそうな気がする。あと、今の時代背景的に「一気!」は密かにアウトかもしれない。

 そういう時期に行われる「お酒」特集。企画の切り口が面白い。

岡村靖幸「カルアミルク」は“ピュアだった頃の自分”を象徴

 今回、スタジオに登場したのは、作詞家のzopp、大橋卓弥(スキマスイッチ)、作曲家・編曲家のKOHDの3人であった。彼らが選者となり、お酒にまつわる名曲を紹介していく。

 大橋が紹介したのは、安全地帯「ワインレッドの心」だった。

「“お酒”というと、演歌や歌謡曲が題材にしている印象があるが、それらに感じる“色気”をこの曲にも感じる」(大橋)

 色気あるこの曲を作曲した玉置浩二が当時25歳だった事実に驚くが、特筆すべきは、やはり作詞を担当した井上陽水の力だ。なにより、歌詞が頭に残る曲である。「ワイン」で連想する曲といえば、「ワインレッドの心」とCHAGE and ASKAの「恋人はワイン色」がツートップだと思う。

 お酒を歌詞に登場させる効果について、zoppはこう説明する。

「具体的なお酒が出てくる曲は、登場人物の人となりだったりキャラクターがわかるんですよね。大人な人なのか、大衆的な人なのか。例えば、洋酒だったらちょっとオシャレで現代的だし、日本のお酒だと大衆的でちょっとおっちゃん臭い……みたいなイメージが付くので。歌詞で1から10までは説明できないので、お酒1個でそのキャラクターが代弁できるのは、すごい便利なツールだなと思います」(zopp)

 お酒の名前が登場する名曲として大橋が挙げたのは、岡村靖幸「カルアミルク」である。この曲がリリースされたのは1990年。当時の印象として、カルアミルクを飲むのは可愛くて若い女の子というイメージが主だった。曲中に登場する主人公の男性は、このお酒を“ピュアだった頃の自分”を象徴するアイテムに使っている。まさに、zoppの解説に当てはまる使い方だ。

「カルアミルク」リリース当時、尾崎豊、吉川晃司と3人で連れ立って遊ぶことの多かった岡村。酒好きな尾崎と吉川に対し、岡村は飲むよりディスコで踊りたがっていたというのは有名なエピソードだ。そんな岡村が「カルアミルク」という曲を作った事実が、面白い。

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