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NHK『紅白』、新会長就任で「第1部」消滅か 大みそかの“顔”はテレ朝『ザワつく』に?

文=与良天悟(よら・てんご)

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写真/Getty Imagesより

 大みそかに放送された『第73回NHK紅白歌合戦』の世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が発表され、第1部31.2%、第2部35.3%だったことが明らかになった。

 橋本環奈の司会ぶりが絶賛された一方で、出場歌手の顔ぶれを見ると、日本デビュー前のK-POPの新進グループを始め、相変わらずジャニーズなど特定の事務所の顔ぶれが手厚く迎えられたほか、85歳の加山雄三を筆頭に、松任谷由実、桑田佳祐、工藤静香、篠原涼子など“昔の人”も多数登場。

 チグハグした印象を持った人たちも多かったようだが、多くのメディアが、NHKはZ世代の取り込みに躍起になっていると報じている。

「NHKは今年度から制作予算を削減され、受信料の値下げにも踏み切る。そのため、現在のままだと制作体制に破綻が生じかねない。そのため、NHK受信料の次の担い手となるZ世代(90年代後半から00年代初頭に生まれた世代)受けを狙ったキャスティングとなった。しかし、視聴率のために中高年層を完全に捨てきることもできず、結果、中途半端になってしまった形です」(芸能ライター)

 NHKは1月24日付で前田晃伸会長の任期満了を迎え、後任は日銀の元理事・稲葉延雄氏が務める。

「前田会長が最後の記者会見で『私は紅白について厳しくいろんな注文を付けました』『本来、歌番組なんで本当の意味で歌を届けるのが大事。司会の方でもってる番組じゃない』と言及したように、『紅白』の“改革”も課題だったが、『加山雄三さんに最後に出ていただいて、そういう意味では紅白を評価していただいた』という言葉に表れているとおり、志半ばで終わった。

 今年3月には稲葉新会長の前でスタッフによる『紅白』の総括が行われるといいます。稲葉氏はコストカッターで有名とされ、数字にこだわるタイプとか。昨年の『紅白』は前年より多少改善されたとはいえ、世帯視聴率はワースト2位。加えて個人視聴率やコア視聴率も悪く、むしろそちらのほうが深刻視されているようです。稲葉体制下で抜本的な改革が行われる可能性は高く、局内では二部制を廃止し、かつてのように21時スタートにしてコストを大幅圧縮しようとするとの予想も出ているようです」(芸能関係者)

 とはいえ、世帯視聴率は民放でも下落ムードだ。民放トップとなったのは前年に続いてテレビ朝日系の『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』で、午後6時からの前半が11.2%、午後8時からの後半が10%だったが、後半は前年に比べ0.7ポイント上昇となったものの、前半は0.9ポイントダウンとなった。

 日本テレビは、人気シリーズの『絶対に笑ってはいけない』が2022年も休止となり、年越しお笑い特番『笑って年越し!世代対決 昭和芸人 vs 平成・令和芸人』が放送されたが、第1部(17時~18時)は5.3%、第2部(18時~21時)は7.0%、第3部は5.1%。こちらも、前年の『笑って年越したい!笑う大晦日』と比べ、数字を落としている。

「日テレも昨年8月に単発特番『ダウンタウン vs Z世代 ヤバイ昭和あり?なし?』を用意し、世帯12.5%を記録したこともあってこれを年末特番に持ってきたものの、ダウンタウンサイドは乗ってこず、『笑って年越し!』は肝心のダウンタウンが不在に。

 2020年の『笑ってはいけない』で、アンジャッシュ渡部建の復帰をめぐって情報が事前に流出しまくったことで松本人志が激怒したことが大きく、それに輪をかけてコンプライアンス問題が出てきたため、松本らのモチベーションがすっかり下がってしまい、年末特番からも距離を置くようになってしまった。日テレは今年も放送できなければ、『笑ってはいけない』完全終了の方針を決めているようです」(前出・芸能関係者)

 『笑ってはいけない』に代わって、『ザワつく!大晦日』が民放トップの状態が続いているが、NHKと日テレがバタついているうちに、石原良純、長嶋一茂、高嶋ちさ子のクセ強3人が日本の年越しの顔となるかもしれない?

与良天悟(よら・てんご)

与良天悟(よら・てんご)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

最終更新:2023/01/15 07:00

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