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おすぎとピーコが認知症、老老介護…美川憲一も「他人事ではない」ほかスクープ19本

秋篠宮家への止まらぬ抗議

 お次は秋篠宮夫妻の話。

「ご夫妻は5月4日の午前に羽田空港から政府専用機で出発され、現地時間の5日午後、チャールズ国王が主催するバッキンガム宮殿でのレセプションにご出席。6日の午前中から戴冠式に臨まれ、午後には帰途に就かれます。ご宿泊は昨年、エリザベス女王の国葬の際に天皇皇后両陛下もお泊りになった最高級ホテル『クラリッジズ』です」(宮内庁担当記者)

 秋篠宮紀子妃も晴れの舞台へ気分が高揚しているようだ。

「政府専用機には初めてご搭乗なさいます。式典前日のレセプションでは各国の王室とも交流されるため、背負われた責任とともに紀子さまには並々ならぬ意気込みが窺え、いつになくお気持ちが高ぶっておられるご様子です」(宮内庁関係者)

 だが相変わらず、秋篠宮が天皇皇后の代理で訪英することへの抗議の電話やメールが殺到しているという。

 また、こうした抗議や秋篠宮佳子さんの別居問題についても宮内庁に動く気配がないという。

 宮内庁担当記者はこう話している。

「我々はかねて皇嗣職に、秋篠宮さまと英王室やチャールズ国王との交流について、過去の思い出やエピソードを紹介してほしいと要望してきました。ところが14日の会見で(加地隆治皇嗣職=筆者注)大夫は『承知してない』と言う。あらためて質すと、大夫は同席した報道室長に確かめる始末で、のちに供された資料は“いつ会われた”といった事実の羅列に終始し、要望とは程遠いものでした」

 やる気がないのではなく、秋篠宮夫妻からチェックされているため、余計なことはしゃべれないのだろう。

 しかし、娘の眞子さんのスキャンダルは、英国でも何度も報じられているため、

「眞子さんと小室さんについては、これまで英タブロイド紙が追いかけて度々写真を載せており、非常に注目度は高い。お二人は、国内での批判を受けて渡米するなどヘンリー夫妻との共通点も多く、“第二のメーガン&ヘンリー”という位置付けです。秋篠宮ご夫妻が今後、タブロイド紙などで“あのプリンセス眞子のご両親”などと紹介されることも十分あり得ます」(ジャーナリストの多賀幹子)

 秋篠宮家スキャンダルは国際的である。

 ついにジャニー喜多川の少年たちに対する性的虐待問題を、ジャニーズ事務所が無視できずに動き出したというのだ。

 4月21日、東京・日比谷の日生劇場にいた藤島ジュリー社長を文春が直撃した。目をそらし席へ戻ったジュリー。

 だが、その4時間後、朝日新聞デジタルが、「ジャニーズ事務所が性被害疑惑調査 所属タレントの聞き取り」と報じたのである。

「ジャニー喜多川氏(二〇十九年に死去)から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題で、事務所が、社員や所属タレントを対象に聞き取り調査を行ったことを、文書で取引先企業に報告した」

 一部の取引先企業には藤島ジュリー社長が、「本件につき、問題はなかったなどと考えているわけではございません」という文章をつけているというのである。 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               
 これまで文春にジャニー喜多川からの性被害を告白したのは10人になるという。

 1990年代後半、ジャニーズJr.に在籍した30代後半のFは、ジャニー喜多川の行為をどう思っているのか?

「トラウマになっています。自尊心を破壊されたというのか、あの時抵抗できなかったから、何をやってもダメなんだと。そういう行為を受け入れてしまった自分も嫌になりますし、性行為をしないとのし上がっていけない、そういう世界に身を置いたのも嫌になった」

 そうした思いを胸に秘めて生きていくのは、大変なことなのだ。

 今回事務所側が聞き取り調査を行うといったことは少し前進したのかもしれないが、内情を知るレコード会社社員はこう明かす。

「十二日にカウアン氏が会見した翌週のことです。ジャニーズ事務所内で、タレントに向けて内々にアナウンスがありました。彼らを相談窓口にするので、所属タレントの皆さんは、彼らに相談してくださいというものです」

 だが、この彼らとは、事務所の社員でもなければ、第三者機関でもない。元V6の井ノ原快彦、TOKIOの国分太一と松岡昌宏、関ジャニ∞の村上慎五など、つまり現役のタレントたち6人だったのだ。

 しかも、6人とも現体制と近いタレントばかりが選ばれた形なのである。

 レコード会社社員はこう問題点を指摘する。

「一つ目は、相談担当を決めてからわずか数日後の四月二十一日、取引先に『問題となる点は確認されておりません』と伝えていること。数日で何がわかるのだろうか」

 文春は、「何より問題なのは、これまで性加害を放置してきた経営陣の下で、調査が行われていることである」と指摘する。

 ジャニーズ事務所から手紙を受け取った多くの企業は、文春の問い合わせに口をつぐんだ。だが櫻井翔の出演する三井不動産は文書を受け取っていないとしつつ、こう答えた。

「報道が事実だとすれば誠に遺憾。差別やハラスメントの禁止といった法令遵守は非常に重要である」

 事務所に厳正な対応を求める声もある。なにわ男子が出演するローソンは、「公平かつ適正な調査によって、事実関係を明らかにすることが重要」と答えた。

 ホールディングス全体で4件のCMを放送するアサヒグループHDは、「事実であれば誠に遺憾。文書に記載されている今後の対応策が進展することを期待している」とした。

 しかし、ジャニーズ事務所のタレントを多く起用してきたテレビ局はおおむね、回答しないか、当たり障りのない答えに終始した。

「テレビ局も人気タレントを求める視聴者の手前、事を荒立てたくない。ただ、スポンサーが性加害に厳しい目を向けるようになれば別。対応を変えざるをえなくなるでしょう」(上智大学文学部新聞学科の永島宏明教授)

 この問題を有耶無耶にしてはいけない。文春だけでなく、他のメディアもジャニーズ事務所のいいなりになるばかりではなく、独自に問題を掘り下げることが期待されるが、果たしてどうなるか。

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