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元お笑い芸人逮捕に現役芸人が思う「面白くない&辞めた方がいい人」の共通点

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Getty Images

 先日、マッチングアプリで知り合った女性に睡眠作用のある薬が入った飲み物を飲ませ、性的暴行をした疑いがあるという元お笑い芸人が逮捕されたニュースが流れました。前科もあり、それも性的暴行だったといいます。これを知った時、どっちだ? と思いました。それは、そういう行為でしか興奮しない病気なのか、それとも女性に相手にされないあまりに苦肉の策でとった行為なのか。どちらにしろ良くない事は間違いないのですが。

 後者なら、それはもうお笑い芸人ではなかった人なんだなとしか思えません。お笑い芸人は、モテない、笑いが取れない、仲間がいない、の3拍子揃った状態で始める人も少なくありません。

 しかし、そこから死ぬ思いで頑張って、モテるための知恵を得て、笑いを取る技術を得て、仲間が集まってくるだけの信頼を得るというのを、ちょっとずつ頑張っていくものだと思います。それを放棄したのなら、もうその人はお笑い芸人としての考えを持っていないわけで、そんな人が笑いを取れることもなく、取ったとしても奇跡が起きただけとしか思いたくありません。

 だから元芸人なわけで、笑いをちゃんと取れなかったから名前も全く浮上することなく、引退したとしか思えません。お笑い芸人としての考えを持っていないお笑い芸人は少なからずいます。暴力的な人に限ってネタにオリジナルがなかったり、努力を怠っていたりします。自分の考えを相手に伝える話術を持っていないからすぐにイライラする人もいます。そういう人はお笑い芸人なのかな、と思ってしまう時があります。

 でも、人は失敗して成長する生き物なので、全く悪の要素がない人間もなかなかいないわけで、その短気な部分や犯罪に繋がりそうな部分にいかに早く気づき改めるのかが肝でもあると思っています。人にすぐ当たってしまう癖なども気付けない、若しくは改める要素がない人は、面白くない人認定されてもおかしくありません。

 そして、前者の場合は、お笑い芸人の活動を大事にしたいからこそ、お笑いがその性癖を超えるような状態にすることで、そういう行為をしない環境を作るしかありません。そのぐらい、お笑いと性的暴力は真逆のところにあるものだと思います。仮に見つからなくても、その情報が知られたら、全く笑いは起きなくなると思うし、全くライブ等に呼ばれなくなるとも思います。恋愛は同意を得る事が絶対的に必要で、相手の気持ちが分からないのなら、お笑いライブでお客さんの気持ちになって笑いを取る事も苦手なので、即座に辞めた方がいいと思います。

 お笑い芸人というのは素晴らしい職業で、舞台に立って数秒でお客さんに興味を持たせ、笑いにいざなう魔法使いなんです。そんな他人の心をコントロールする魔法使いが、人の嫌がる事を無理やりして性的欲求を満たしているのなら、その人は魔法使いでなく「偽魔法使い」なのです。なので、性的暴行をする人は偽お笑い芸人ということなのです。だから元お笑い芸人とは書いてほしくなく、元偽物の軽いお笑いをしていた偽お笑い芸人と書いてもいいのかもしれないと思ったりもしました。十人十色という言葉はありますが、こういう時には使ってほしくない言葉でもありますね。

サンミュージック所属のお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」 のツッコミ。コンビのネタ作りを担当するほか、お笑いに対するプロ目線の考察に定評があり、「M-1」などの大会はみずから大会を観覧して分析。自身のYouTubeやライブなどで披露する。中でも「女性芸人」研究家として、東京スポーツで連載を持っている。 YouTubeチャンネル【馬鹿よ貴方は、新道竜巳のごみラジオ】

Twitter:@kPXfF3Xm1jvbLMS

【サンミュージック公式】馬鹿よ貴方はプロフィール

ばかよあなたはしんどうたつみ

最終更新:2023/05/15 07:00
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