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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #59

中丸雄一『旅サラダ』ロケで「朝からやるもんじゃない」とご機嫌ナナメ

中丸雄一『旅サラダ』ロケで「朝からやるもんじゃない」とご機嫌ナナメの画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#28」より

中丸雄一、オフロードを走るバギーに乗って機嫌が悪くなる

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。6月10日放送回で彼が訪れたのは、大分県日田市であった。前回の「なかまる印」は長崎県平戸市に訪れていたので、2週連続で九州に降臨だ。九州にばかりいる中丸。

 この日、彼が訪れたのは、巨大施設「オートポリス」なるサーキット。全長4674メートルの長さを誇る国際公認コースである。しかも、同施設には今年1月よりオフロードのコースもオープンしたそう。

 というわけで、今回の「なかまる印」の発掘ポイントは、「自然を満喫! オフロードバギー」であった。バギー体験……おもしろそうな予感しかしないのだが。

 そんなこんなで中丸が施設を紹介していると、けたたましいエンジン音とともに猛スピードでバギーが登場!

「バギーだ。超本格的バギーでした。轢かれるかと思いました」(中丸)

「轢かれるかと思った」と、朝から物騒なことを言い出す中丸。このバギーに乗っていたのは、オートポリスに勤務する菊西康章さんだ。菊西さんはバギーの機能を紹介してくれた。

菊西 「見てわかる通り、大きなタイヤとサスペンション、そして頑丈なフレームが付いてるので、かなり操作性に優れております」

中丸 「へー……」

 全然、ワクワク感がなさそうな中丸の反応。そこまで興味がないのを隠さないのは、いかがなものか? ……と思っていたら、フレームアウトした数秒の間でいつの間にかヘルメットを被っていた中丸。つまり、このバギーの助手席へ中丸が乗り、オフロードでの走りを体験するということらしい。

菊西 「これから、上級者のコースを体験してもらおうと思います」

中丸 「シートベルトだけさせてもらっていいですか? 僕、なんか注意することあります?」

菊西 「前のバーをしっかり握って、転がらないようにお願いします。それでは、スタートしま~す」

中丸 「安全運転でお願いします! ……怖いなーっ。大丈夫、大丈夫、大丈夫ですか!?」

 たった数行のこのやり取りだけで、あまりにツッコミどころが多い。まず、オフロードを走るバギーに安全運転などあり得るのか? バギーに安全運転を求めるのが、お門違いというか。中丸からの無理な注文だ。シートベルトを必要以上にしっかり付け、出発前にヘルメットの紐を締め直し、「大丈夫っすか?」とめっちゃ確認するなど、バギーに搭載された安全性を基本信用していない小心者ぶり。疑心暗鬼が過ぎると思う。

 菊西さんも菊西さんで、「転がらないようにお願いします」という呼びかけはいかがなものか? 耳を疑う注意喚起だ。というか、なぜいきなり上級者コースを中丸に体験させるのだろう。そもそも、このバギーは左ハンドルで助手席は右側なので、その座り位置だけで余計に怖い。

 バギーが走り出し、丸太の上やデコボコ道、山や階段の登り降りなどメチャクチャな障害物に差し掛かるたびに、ビビリ丸全開で顔芸を披露する中丸。肩にめっちゃ力を入れながら「うわぁーっ!」「めっちゃ怖い!」と、朝から絶叫丸である。車内は尋常じゃない縦揺れをしており、そんなしゃべって舌を噛まないか心配になるリアクション芸。

 こういうのは得てして、運転している側は怖くないものだ。いや、だとしても無茶な道を行きすぎ。朝にそぐわぬ、刺激的な障害物の連続。思わず、タカハシレーシングを思い出してしまった。窓がないから、きっと臨場感もものすごいのだろう。中丸がやっている仕事が、ほとんど『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のレベルである。

 走り終えたバギーにカメラが寄り、中丸の表情を見ると、機嫌が悪そうなのだ。

「朝やるもんじゃないです、これ」(中丸)

 昼間ならもっと楽しめたのだろうか? アイドルのはずなのに、こんな仕事たしかに嫌だろうけども。翌日の『シューイチ』(日本テレビ系)には、体がボロボロの状態で出たであろう中丸。

「なかまる印」後半戦では、中丸本人がバギーを運転するらしい。もう1度言うが、中丸が運転するのだ。どう考えても、恐る恐る運転しそうなんですけど……。

 スタジオにいるMC・神田正輝からも中丸にダメ出しがあった。

「中丸君、ほとんど目つむってたから何があったかわかんないと思うけどね」(神田)

 数分後は、中丸が運転するのだ。目をつむってはいられない。

中丸雄一、自分の運転を褒めながらバギーに乗る

 というわけで、約1時間後に再開された「なかまる印」後半戦。この間に、中丸はバギーの運転を練習していた模様。その賜物だろうか? 「行くぞぉー!」とアクセルを踏んでのスタートダッシュは猛スピードである。

 と思いきや、丸太の前にやってくると「はい、止まりまーす、止まりまぁーす」と必要以上にブレーキを掛け、おそるおそる丸太を踏み越えていく彼である。やっぱり、安全運転な中丸。バギーでも信頼の安全運転だ。慎重な運転に性格が出ちゃっている。無茶はしない。手堅くいく。

 安全運転なのはいいが、その安全運転を一つひとつ言葉で確認しながら進む中丸のスタイルがどうしても気になる。「止まりまぁーす」「あいっ、揺れま~っす!」と指差し点検感が過多で、陽気なバスガイドみたいなのだ。不必要な「止まりまぁーす」の声出しで、スタジオにいる松下奈緒に爆笑されちゃってるし。

 中丸が走るコースは前半とは違い、どうやら初心者向けのコースのよう。とはいえ、その道中にはさまざまな障害物がある。丸太の上や水の中、デコボコ道を乗り越えるべくバギーを操る中丸は「はい、うまい。はい、うまい」「いいよー、調子いいっすよ!」「いいよいいよー! デコボコ道行きまーす!」と自画自賛し続けた。バギーに乗っている間、自分で「うまいですっ」「いいですっ」と自分を褒めながら進む、自己肯定感が高い中丸。自分で鼓舞するスタイルを心がけたのか、運転しながらのレポのつもりなのかはわからないが、メンタルは安定しそうだ。解説付きだから若干、教習所の先生っぽくもあった中丸のバギー運転。

 なにより印象的だったのは、中丸が楽しそうに見えたこと。前半ではあんなにビビりまくっていたのに、まるで別人である。次の展開の予測がつく運転席は、助手席とはだいぶ感覚が違ったはずだ。

 オフロードバギーはもっとスピードを出す乗り物だし、中丸丸出しの慎重さには笑ったが、なんやかんやで完走できた。

 あまり『旅サラダ』では見せないテンションの高さは、見ている側も楽しかった。ジェットコースターに乗れないことで有名な中丸なりに、頑張っていたと思う。そんな彼の勇姿を見て、この日のゲスト・大沢あかねから一言。

「初めてカッコいいと思いました」(大沢)

唐突なグルメコーナーで熱々料理を食べさせる

 散々バギーを走らせたあと、唐突にグルメコーナーに突入する「なかまる印」。今回はアクティビティだけかと思いきや、おいしいものも用意されていたようだ。バギー運転を完遂した中丸へのご褒美という名目で、バーベキューが食べられるのだ。また、熱そうな料理……。

 焼かれていたお肉が、またスペシャルなのだ。地元で獲れたシシとシカのジビエをいただけるとのこと。野生味溢れるジビエ肉食らう丸である。

「イノシシいただいていいっすか? タレちょっとだけつけて。どんなもんか、いただきます。……っ!」(中丸)

 わざと大きめの猪肉を選び、それをまるまる口に入れようとする中丸。案の定、熱さにビクッとし、そのまま猪肉をタレにつけ直す無言猫舌丸である。いや、戻すなよ。

 毎回、熱い料理を口いっぱい入れようとして自滅するのはもはやデジャヴだし、スタジオのレギュラー陣に猫舌を笑われるのも定番だ。

「ふーふーして、ふーふー」(大沢)

「ふーふーして」というアドバイスも恒例の域だが、その声の主がゲストの大沢だったというのが新展開だ。キャラ的に考えて、彼女が『旅サラダ』レギュラーに加わるという線もあるんじゃないだろうか?

 試食を冷静にやり直した中丸の、猪肉の感想は以下である。

「あ、うまっ。うまい!」(中丸)

 コメントとは裏腹に、毎度のごとく何を食べてもしかめっ面の中丸。本当に、この人は料理をおいしそうに食べない。

「臭みのあるイメージってあるじゃないですか、ジビエって。(臭みが)ゼロですね」(中丸)

 新鮮なお肉だから嫌な臭みはなく、おいしかったらしい。顔だけ見ると、臭みがありそうな表情だったけども……。

 前回の長崎県の平戸城ロケでの殿様気分から一転し、バギー体験による絶叫丸と猪肉による猫舌丸発動と相成った今回のオートポリスロケ。「なかまる印」には振り幅がある。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2023/06/17 06:00
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