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江頭2:50は嫌われ者から超人気者で続々解禁中! 芸能界共演NG事情

江頭2:50は嫌われ者から超人気者で続々解禁中! 芸能界共演NG事情の画像1
江頭2:50 公式YouTubeチャンネルより

「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」をモットーに、数々の常軌を逸した言動を繰り返してきた江頭2:50は「嫌いな芸人」アンケートをすれば、いつも常連だった。

 江頭の登場曲として長年使われている布袋寅泰の楽曲『スリル』についても、布袋本人がテレビでみる江頭が強烈すぎて「君が登場すると誰もが悲鳴をあげて逃げ回るほど。ハッキリ言って迷惑だった」と当時の複雑な心境を手紙で江頭に伝えている。

 ただ、そんな布袋も「君が誰かを笑顔にする為の努力を惜しまない心優しき素晴らしい男だと知っている」と、今は自分の楽曲を使用することに肯定的だとも示している。

 それもこれも、2020年1月から江頭が主戦場をYouTubeに移したことから始まっている。上記の布袋とのやりとりも、公式チャンネル『エガちゃんねる』内で2年前に公開された動画の1つだ。

 オリコンの発表した「好きなYouTuberランキング」では2021~2022年は1位、2023年は2位と大人気で、動画がアップされれば再生回数は軒並み100~300万回を優に超え、メインチャンネルの登録者数は385万人と芸能人YouTuberの中でもトップクラスの数を誇る。

「元TOKIOの長瀬智也もずっと大ファンだと公言しているけど、元からコアなファンが多いです。怖いもの見たさの人や、テレビでは出演時間も短くて、強烈な部分のみがクローズアップされますけど、YouTubeではエガちゃんの芯はぶれないままに、その背景や前後がみえてくるのが面白くハマる人が多いのかと。また、規制が多い世の中で、八方美人じゃなく己の信念を貫き自由に攻めている姿は若い子にも響くでしょう。怖いものなしだから大企業の商品を忖度なしにボロカス食レポしたり、それでいて繊細さやパッションの強さがYouTubeという自由の場にピッタリです。エガちゃんがよく出演していた番組が次々と終了し、本人もYouTubeに賭けていたそうですから、うまくいっている最近の方が生き生きしていい顔してますね」(芸能リポーター)

 それが作用してか、便乗しようと(?)、江頭本人がYouTube上でイメチェンをしたわけでは決してないのに周辺が騒がしい。

 8月4日に江頭のチャンネルで公開になった「【恐怖】21年間共演NGの辻ちゃんを天井に張り付いて待ち伏せした」の動画内で、タイトル通り元モーニング娘。メンバーの辻希美と和解にいたった。

 過去に放送された番組内で共演した際に、江頭は下半身を露出し、辻に大きなトラウマを与えたことから共演NGとなっていたという。

 2019年から開設したYouTubeの『辻ちゃんネル』の登録者数は133万人で、辻もまた人気YouTuberであり、時が癒したこともあるだろうが“ビジネス”的にも、円満に雪解けを迎えた方がいいと判断したのか上記の動画内で「ぜひ洋服を着てお家に遊びに来てください」と笑顔で自分のホームへ 営業 までする余裕をみせていた。

 実は江頭は昨年にも、過去にタガメをむしゃむしゃ食べながら追いかけ回したことがトラウマになり共演NGだったタレントのトリンドル玲奈と11年ぶりの和解に踏み切っている。

 こちらも『エガちゃんねる』の企画だったが、江頭もビックリするほどすんなりと和解になった。

 そんな江頭から逆に共演NGを突き付けらていた相手が、同郷のはなわだった。

 大ヒットした『佐賀県』の歌詞に《江頭もさが、公表するな》とあるが、許可もなくネタにされたのが気に食わなかったようで、トゲが刺さっていた様子。

 こちらもチャンネル動画内で対面し、はなわにいわせると江頭の所属していた事務所へ誰よりも先に使用許可を取り、その際二つ返事だったため、江頭の勘違いだったことが発覚し、最後は全裸尻相撲対決で仲良しこよし。

 テレビよりも多様なツールで個人がメディアを作り輝く今、そもそも共演NGを突き出すまでもなく、接点を持たなくてもいいののに、笑える動画のネタにしたのはさすがだ。

 クセが強めな特徴のある人を敬遠したり、性格が合わない人との共演を拒否する傾向はわからなくないが、浮き沈みの激しい芸能界では、好き嫌いもいってられない事情もあったようだ。

「有吉弘行は、再ブレイク前に当時テレビに出まくっていた青木さやかをイジり、逆鱗に触れ共演NGを出されていたそうです。ただ、とある番組の企画で7年ぶりに“和解”するに至りました。先に売れている方が共演NGを叩きつけたり、あからさまに嫌いなオーラを出しても、一瞬で立場が入れ替わり、逆に共演NGやそういった態度を出していたことにより番組に呼ばれなくなることも多いです。自分で自分を窮地に追い詰めちゃうし、扱いづらいタレントって制作側から印象もられちゃうから、そもそも共演NGを作らない人も今は多いですけどね」(同・リポーター)

 若いころプライベートでヤンチャ仲間だった舘ひろしと岩城滉一は、その方向性の違いから仲違いになり、互いに俳優として一線で活躍するものの交わることがなかった。

 しかし、その仲間だったメンバーの1人の死をきっかけに、2人は42年ぶりに肩を抱き合い涙を流したと『女性セブン』(小学館)が2018年に報じている。

 性格の不一致で関係が壊れることは、友人間でも一般的にあり得ることだが、状況や月日が修復を手助けしてくれることもあるもんだ。

 芸人の狩野英孝もミュージシャンDAIGOの怒りにふれ、一時は絶縁をしていた仲だった。

 ただし理由がヒドイ。

 なんとバンドL’Arc~en~Cielのボーカルhydeの大ファンである狩野は、DAIGOを利用してhydeに近づき、目的が達成された途端にDAIGOと疎遠になったという。

 ある番組内で謝罪し、わだかまりはなくなったというが、自分を利用した人を許せる器のデカさは芸能界では必須なのかもしれないーー。

 元々「女子アナ」というものが嫌いと主張しているマツコ・デラックスと長年共演NGが噂されていたのが田中みな実だが、売れっ子同士、嫌いあっている“天敵”であることを逆にネタにして、たまにテレビ共演している。

 マツコは今でこそ、その博識の高さから様々な番組を請け負い、大人気タレントまでになったが、当時はとにかく毒舌の印象と見た目のインパクトが強く、たじろぐ人も多かっただろうが、その出演数の多さから選り好みできないニュートラルな立場になったのだろう。

 ちょっと変わった諸事情でツーショットを敬遠されていたと噂だったのがマツコと木村拓哉。

「2人は高校の同級生で、まだマツコの立ち位置が不透明だったことと、範疇にない学生時代の話をされては困るとジャニーズ事務所サイドが共演に難色をしめしていたと有名です。マツコ自身も大スターに配慮して、自ら同級生だと話すことはなかったそうです。ただ、マツコさん危険人物じゃないとわかったからか、売れっぷりに安心したのか、月日が経ってから共演そして当時の思い出話も解禁しました。なんならプライベートでも、キムタクはマツコを自宅へ招き、家族ぐるみで仲がいいそう。当時からキムタクはスーパースターだったので、学生気分に戻って心置きなく話ができる貴重な仲間との再会は、嬉しかったでしょう。マツコのやっている番組もキムタクは結構楽しんでみているみたいですよ」(芸能リポーター)

 好きこそものの上手なれということか!

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/08/17 12:00
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