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貴乃花の結婚相手は“初恋の人”と東山紀之が抱える“5つの爆弾”――今週のスクープ11本

貴乃花の結婚相手は初恋の人と東山紀之が抱える5つの爆弾――今週のスクープ11本の画像1

今週の注目記事・第1位「貴乃花『再婚相手は初恋の人です』」(『週刊文春』10/5日号)

同・第2位「MEGUMI(42) 夫の不貞写真直撃に『別居は事実です』」(『週刊文春』10/5日号)

同・第3位「『伝説のAV嬢』が明かす『ビートたけし』バイク事故の夜」(『週刊新潮』10/5日号)

同・第4位「物言う財界人『サントリー』新浪剛史社長『結婚4回』書かれざる履歴書」(『週刊新潮』10/5日号)

同・第5位「秋本真利と共犯元警視総監の妹『危ない仕事は私』『誰かが刺さなければ』」(『週刊文春』10/5日号)

同・第6位「東山紀之ジャニーズ新社長が隠す5つの “爆弾” 」(『週刊文春』10/5日号)

同・第7位「ジャニーズ性加害事件と日本社会の民度」(『サンデー毎日』10/8日号)

同・第8位「『立教大野球部』が『バットで歯折』『喫煙脅迫』もみ消しで汚された『セントポール』」(『週刊新潮』10/5日号)

同・第9位「森喜朗に媚びまくる小渕優子は“真空お嬢様” 」(『週刊文春』10/5日号)

同・第10位「『大谷翔平』最新“人工靭帯手術”で希望と絶望“2つの数字” 」(『週刊新潮』10/5日号)

同・第11位「1 話26億円! Netflix版『ONE PIECE』大ヒットの理由」(『週刊新潮』10/5日)

 

 今週は現代とポストがお休み。別に両誌とも時事ネタを扱うわけではないからどうということはないのだろうが、今日(10月2日)2時からジャニーズ事務所が会見を開いた。

 文春、新潮、FRIDAYは勇んで出かけたことだろう。

 前回の9月7日の会見は藤島ジュリー社長が出席して大騒ぎしたが、今回のテーマは「ジャニー」の名前が消えることにある。

 前回の会見後、なぜジャニーの汚れちまった名前を残したのだという批判が高まり、ジャニー喜多川を賛美するような事務所とは手を切る、という企業が続出した。

 テレビは相変わらず、煮え切らない対応に終始しているが、CMが入らないために、やむを得ず番組を延期せざるを得なくなった局も出てきている。

 NHKは、暮の紅白にジャニタレは出さない、ゼロになると発表した。

 そうなれば視聴率はさらに下がるだろうが、今年限りで紅白をやめるという腹積もりもあるのであろう。

 さて、ジュリー前社長は欠席したが、東山紀之社長は何を語るのだろうか。

「故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所は、社名を『SMILE―UP.』に変更すると発表した。創業から61年。『ジャニーズ』という名称は、芸能事務所の名前以上に、一つのアイドル文化を指し示す言葉として社会に広く定着していたが、存続を認めない世論の強い反発を受けて消滅に追い込まれた」(朝日新聞Digital10月2日 14時37分)

 この『SMILE―UP.』は被害者の救済・補償だけに特化する。そこはジュリーがすべてを差配し、それが終われば廃業するという。

 新会社はタレントのマネージメントのためのもので、社名はファンたちから公募するそうだ。

 ジュリーからのメッセージを井ノ原快彦が代読した。そのなかにこういう言葉がある。

「事務所は4年前に母親のメリーから相続しました。ジャニーだけでなく、メリーも権力を握っており、経営的なことはメリーが決めていたと思います。(ジャニーと)2人だけで食事をしたことはありません。深い話をする関係にはありませんでした。裁判の時も無実だと(思っていました)。負けたのは弁護士のせいと聞かされ、信じていました」

「(補償)会社には100%株主として残りますが、コンプライアンスオフィサーを外部から招へいし、今後私は補償とタレントの心のケアに専念し、それ以外の業務には当たりません。全ての関係会社からも代表取締役を降ります。ジャニーズ事務所を廃業することが、加害者の親族としてやりきらねばならないことなのだと思っております。ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います」(ともに読売新聞オンライン10/02 14:50より)

 東山同様、ジュリーも「ジャニー喜多川の性加害については何も知らなかった。気づかなかった」で通そうという腹なのがよく分かる。

 ジャニーズ事務所の名前を消す。その事務所は被害者の補償をすべて終えた後、廃業する。補償は11月から始める。

 新会社はタレントたちのマネージメントをする会社で、タレント一人一人と契約を結ぶ。

 被害者の数は478人から被害申し出があって325人が補償を求めている。

 大体このような内容だが、私はまだまだ納得できないことが多々ある。被害者への補償は「法を超えて行う」といっていたにもかかわらず、今回は弁護士を引き連れ、補償額はこれまでの同様のケースに照らし合わせてなどといいだした。被害者の多いのに驚き、額を少しでも少なくしようという意図が見え見えである。

 ジャニーズ事務所の100%株主であるジュリーの「株」は廃業するというが、どうなるのか。

 ジュリーも東山も、ジャニー喜多川の性加害を知らなかったといっているが、ジャニー喜多川のお稚児さんであった東山が知らないはずはない。いつまでしらを切ろうというのか。

 それを認めずに、ジャニー喜多川の痕跡をすべて消すなどとよくいえたものである。

 事実を認め、謝罪し、自らは表舞台から消えなければ、いつまでもジャニー喜多川の亡霊に悩まされるに違いない。

 いい方は悪いが、弁護士のいうことなど、誰も聞いてはいない。弁護士というのは殺人犯でも弁護する。ましておや旧ジャニーズ事務所の雇われ弁護士がやることは、ジュリーや東山の弁護で、真実を追及するという役割ではない。

 弁護士を山ほど抱えれば抱えるほど、うさん臭いことをやっていたのだと思われてしまう。

 この会見を見て、企業側が、「旧ジャニーズ事務所はジャニー喜多川問題を乗り越え、新しく生まれ変わった」とは思うまい。

 最後は、ジュリー前社長が一人で会見に臨み、すべてを洗いざらい話し、罪を認め、許しを請うことしかない。

 またも会見は失敗した。

 会見の模様をスケッチした後は、今週の読みごたえのあった記事を紹介していこう。

実写版『ONE PIECE』の出来と大谷翔平の現状

 まずは、マンガの大嫌いな私も1話2話を見た『ワンピース』の実写版であるNetflix
の『ONE PIECE』は実によくできていた。

 主人公の手が伸びるという設定はマンガチックでいただけないが、ふんだんに製作費をかけて作ったことは画面からもよくわかる。

 新潮によれば、1話26億円だという。そのためもあって、8月31日から世界へ向けて配信されているが、93の国でトップ10に入っているそうだ。

 こんな製作費は日本ではとんでもないが、「脚本も練られており、日本と海外の制作レベルの差を感じてしまいます」という声があるそうだ。

 もはや、マンガという勿れ! 私には面白いがしょせんはマンガ。こういう頑固なマンガ知らずのジジイが「何をいうか」と怒られそうだな。

 大谷翔平がまたまた快挙を達成した。彼は10月1日にエンゼルスの最終戦を見届けた。

「大谷はこの日、本拠エンゼルスタジアムを訪れ、アスレチックスとの試合中は右ひじの手術後初めてファンの前に姿を見せた前日に続き、ベンチから声援を送った。本塁打王が確定すると、『MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり、光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメート、コーチングスタッフ、ファンに感謝します』とのコメントを球団を通じて発表した」(朝日新聞Digital10月2日 7時20分)

 だが、右肘靱帯損傷の手術を受けたため、来期は打者だけの出場になる。どこへ移籍しようとも、打者だけなら60本塁打も夢ではないと期待してしまうが、心配なのは術後の右肘の回復具合である。

 新潮は、トミージョン手術を2回受けたメジャーリーガーの復帰率は65%。かなり高いし、大谷の場合は軽傷だったという報道もある。だが、復帰しても在籍できた期間の平均は3・2年だそうだ。

 大谷は35歳までか。まあ、そうなったら打者だけに専念して、40歳40本塁打、45歳45本塁打という記録(?)をつくればいい。

 大谷翔平ならやってくれる。そういう期待させる何かを彼は持っている。5年後の大谷翔平が楽しみだ。

 お次は「冷めたピザ」の娘である小渕優子のお話。

 青木幹雄、森喜朗、小渕恵三。

 この3人の絆は長く、そして深いと文春はいう。出会いは早稲田大学の老舗政治サークル「雄弁会」だった。青木の1学年下に森、そのまた2年下が優子の父・恵三だった。

 緊密な関係は永田町でも続いた。恵三が首相になると、青木は官房副長官に就任。森も幹事長として支えた。恵三が2000年4月、在任中に脳梗塞で倒れると、青木と森ら5人組が密室談合して、森が後継となることが方向づけられた。

 翌5月に志半ばで亡くなった恵三の後を継いだのは、26歳の優子だった。3人きょうだいの末っ子で、活発な性格から、父親から「優ちゃん、政治家になれ」といわれて育ったそうだ。成城大学卒業後、TBS勤務を経て、父親の私設秘書になった。森と近しい関係者はこう明かしている。

「赤ちゃんの頃から知っているから、森さんとすれば、自分の娘みたいな感覚。人前では『小渕先生』って呼ぶけど、2人なら『優子』って呼び捨てにしている」

 小渕優子もまた、森に媚びてきたという。ラグビーに興味がある様子はないようだが、2004年にラグビー好きの森が立ち上げた「国会ラグビークラブ」に所属し、ユニフォームを着て試合に出たこともあったそうだ。2006年からは森が名誉会長だった「日本ラグビーフットボール協会」の評議員も務めているという。

 優子自身は成城大卒だが、国会議員になった後、2005年から1年だけ早稲田大学の大学院に通っていたそうだ。そして今、自民党国会稲門会の事務局長をしているという。

 ラグビーに加えて早稲田愛の強い森へのおもねりに映ると文春はいう。森に可愛がられすぎると、森に何かがあれば、その力は一瞬にして消える。

 小渕優子の命運もそこで尽きることにならないか。それには政治家として力をつけるしかないが、それができるか。

 中曽根康弘元首相は小渕恵三を「真空総理」と評したそうだが、小渕優子は“真空お嬢様”で終わるのか。

ミスターも訝しがる「立教大学野球部」の不祥事

 お次は長嶋茂雄が泣いているというお話。

 立教大学というのは、私の時代は輝いていた。私も長嶋に憧れて立教を受験した。

 その名門立教野球部で不祥事が続発しているというのだ。

「今年、部ではある主力選手による暴行や、上級生によるイジメが相次ぎ、内部で大きな問題になりました」(立教の野球部関係者)

 そうした主力選手に遠慮して監督が見て見ないふりをしているというのだから何をかいわんや。

 殴られて歯が折れたり、10代の部員に先輩が、喫煙を強要したというのである。

 フォークで刺す、ボールにヘディングさせる、1年生に焼酎を飲ます、歯磨き粉を食べさせる。これは確かに異常である。

 さすがにこれはまずいと、学校側が考えたのだろう。

 朝日新聞Digital(9月30日 5時00分)はこう伝えている。

「立教大学野球部で今年度、未成年の部員が喫煙したり、部員の前歯が折れたりするトラブルがあったことが29日、わかった。大学側はすでに学内調査で結論を出していたが、外部有識者も交えて再調査する。同大は30日、東京・神宮球場で会見を開く。

 立教大広報課などによると、今年度、埼玉県新座市の野球部の施設内で、未成年の部員が喫煙した。また同時期に同市内の室内練習場で、上級生が仰向けに寝かせた下級生の顔面に向けて、立てたバットを倒すという『悪ふざけ』をしていたところ、2年生部員の口にバットがあたり、前歯1本が折れたという」

 長嶋はもちろん、あの一茂だって泣いているかも。

 ジャニーズ事務所の2回目の会見については冒頭でくわしく触れたから、ここではサン毎の座談会を紹介しておく。

 近田春夫×田中康夫×松尾潔の3人が、性加害事件と日本社会の民度について話し合っている。

《田中 文藝春秋と宝島社、一時期までの主婦と生活社以外の出版社も軒並み誌面で破格の扱い。新聞社系の『週刊朝日』『サンデー毎日』も表紙にジャニーズを使ってきた。奇(く)しくも今回の鼎談は、最後の表紙掲載の贖罪(しょくざい)を兼ねた編集部の大英断と感謝した上で物申せば、「ジャニーズ 取引ある企業にも責任」と社説で述べながら、『週刊朝日』廃刊後も『AERA』の表紙に重用し続けた朝日新聞と朝日新聞出版の見識を疑う。

 思い返せば『週刊朝日』19年7月22日号は表紙に「追悼ジャニーさん、ありがとう! YOU、やっちゃいなよ」と大書き。ジャニーズ登場の歴代表紙をコラージュしたんだよ。

近田 この見出しは凄(すご)い。きちんと検証してほしい。

田中 しかも驚く勿(なか)れ、ジャニーズ敗訴確定時には『週刊文春』の辣腕(らつわん)記者だった女性が朝日新聞に転職して、19年当時の編集長。現在も築地の本社のネットワーク報道本部首都圏ニュースセンター勤務で昨年12月には17本もの記事を出稿するジャーナリストの鑑(かがみ)だ。是非とも長文の署名原稿を掲載して、洛陽(らくよう)の紙価(しか)を高めて頂きたい。》

 朝日新聞デジタル(9月28日)で「『サンデー毎日』ジャニーズタレントの表紙起用を当面見合わせ」を掲載している。

《サンデー毎日編集部は取材に対し、表紙以外への起用や同社発行の他媒体での対応について、「10月2日に予定されている事務所の会見の内容などを注視し、編集部として総合的に判断していく」とした。》

 しかし、朝日新聞は週刊朝日がジャニーズ事務所のタレントを表紙に起用し続けたことにどう考えているのか。

 朝日は最低! そう思わざるを得ないのだが。

東山紀之が抱える5つの爆弾

 次もジャニーズ事務所→社名を「SMILE―UP.」と変更したが、この人間とジュリーがいれば何も変わらないと思わせている、東山紀之。彼が5つの爆弾を抱えていると文春が報じている。

 1つ目の爆弾は、事務所の人間Zがセクハラしていたというもの。

「彼のセクハラが問題視され、クビ同然で事務所を去りました。諭旨退職になったと聞いています。被害者は、男性タレントだと聞いています。事務所がZ氏に確認すると、事実関係を認めたそうです」(ジャニーズ事務所関係者)

 これが1つ目の爆弾。

 2つ目はでかい。

 フジテレビ本社があるお台場から橋を一つ隔てた有明埠頭。この地で、テレビ朝日が社運をかけたプロジェクトをひそかに進めている。

 その名は『東京ドリームパーク』。商業、エンターテイメント施設を擁する十一階、地下一階の複合施設であり、二〇二六年の開業を予定している。

 その目玉が『ジャニーズ劇場』というのだそうだ。

「総事業費は500億円以上とみられています」(テレビ朝日社員)

 ジャニーズ事務所がこんな状態なのになぜストップしないのか。それは「ドリームパーク」がテレ朝の天皇と呼ばれる「早川洋会長の直轄案件」だからだという。

 社長就任にあたって、キャスターを含む芸能活動を封印する東山だが、企業トップとして、東山の人間性を疑う声は少なくないそうだ。

「ヒガシにはずっとイジメられました。あいつだけは許せません」

 こう文春の取材に口を開いたのは、80年代前半にジャニーズjr.だった佐藤(仮名)。文春にジャニー喜多川からの性加害を明かす31人目の証言者である。

 強きを助け弱気を挫く。そんな東山の性格は、過去の女性遍歴の中にもあったという。

 1999年11月6日、東山がフライデーに、16歳下の女優・深田恭子を自宅に招く様子を写真付きで報じられた。深田の17歳の誕生日の夜を東山の自宅で過ごしたのだ。

 だが、東山は周囲にこう「釈明」したという。

「あの子が勝手に押し掛けてきた。何時間も待たれたから仕方なく家にあげたんだ」

 5つ目の爆弾は、来春放送予定だった木村拓哉主演のスペシャルドラマ『教場』フジテレビ系)の制作が延期になったこと。

「スポンサーが集まらないなどと言われましたが、問題は木村さん自身のモチベーションです。 

 今年春の連ドラ版が平均視聴率10%を切り、大コケ。さらにここにきて、ジャニーズの問題が大きくなり、上がってきた脚本の出来も悪く、木村さんが『今はそのタイミングじゃないよね』と言い出して延期が決まりました」(制作スタッフ)

 岡田准一に続いてキムタクも退所するかもしれない。

衆議院議員・秋本真利の不正受給疑惑

 さて、議員としては小物だが、秋本真利は悪さにかけては一流だったのかもしれない。

 収賄だけではなく、新型コロナ対策の持続化給付金も不正受給していたかもしれないというのだ。

 不正受給したとされるのは、千葉県富里市の「NREP」なる会社。代表取締役は、千葉県議で秋本事務所の私設秘書を務める高橋祐子(63)だ。

 かねてから秋本と男女の仲と噂されている。

「秋本氏同様、祐子氏も議会で洋上風力推進を訴える質問を重ねていた。しかし、彼女の選挙区は内陸で海がない。明らかに秋本氏の意向に沿う内容で、失笑を買っていました」(千葉県議)

 高橋の兄は元警視総監の高橋清孝。彼はどう受け止めているのか。文春は電話で話を聞いた。

――妹さんとやり取りを?

「電話で話してるが、『私は悪いことはしてない』と言っている。利用されてる面もあったのかもしれないけど、もし悪いことをしたのなら、処罰されてもしょうがないと伝えました。私も伊達に四十年、警察をやってきたわけじゃないから」

 年下の男に狂った妹を嘆いているのだろうか。

 さて、この次はサントリーホールディングスの新浪剛史社長(64)についての新潮の記事。

 新浪社長は物いう財界人である。今年春、経済同友会の代表幹事に就任した。

 9月7日にジャニーズ事務所が開いた会見について、

「調査の内容や対応が不十分で、真摯に反省しているかどうか疑わしい」

と批判した上、企業はジャニーズのタレントを広告に起用することに関しても、こう語った。

「チャイルドアビューズ(子供への虐待)を企業として認めることになる」

 これが企業のジャニーズ事務所離れを起こしたと新潮は見ている。

「彼が社長になってからサントリーの高級ウイスキーが世界的ブランドになるなど、非常に成功していると言えます。しかし、彼には会社の株を集めて乗っ取るような野心はなく、創業家の次期社長候補もきちんと育ててくれる。創業家にとっては、会社を立て直してくれるけど乗っ取られる危険がない、最高の人材です」(インフィニティ チーフ・エコノミストの田代秀敏)

 だが彼が4回も結婚・離婚を繰り返してきたことはほとんど知られていないという。

「新浪氏に4度の結婚歴があることは彼の周囲ではわりに知られています。ただし、全員と入籍したかは分からず、内縁関係のまま別れてしまった相手もいるかもしれません」(新浪の知人)

 一人目は三菱商事に入社してからそれほど経っていない頃、同じ社内の同僚だったという。

 彼女と別れて社内留学制度を使ってハーバード大学に留学し、2年でMBA(経営学修士)をとって帰国した頃、二人目のお相手は大手航空会社のCAだったという。

 三人目のお相手は、九州にある巨大な学校法人グループのご令嬢。

 しかし、父親は総長だったが、2007年に強制わいせつ事件で逮捕され、立場を追われることになったという。彼女はきれいな人だったというが、別れたようだ。

 財界関係者は新浪の4人めの妻について聞いたことがあるという。

「新浪さんはローソン時代に気に入った女性を秘書にして、その人と結婚した、と聞いています。その人が4年目の奥さんでしょう」とローソンの元社員は語っている。

 これだけの人間だから、モテて当然だろう。それにしてもうらやましい人生である。

ビートたけしバイク事故の真実とMEGUMIの行動力

 お次はビートたけしがバイク事故を起こした時のお話。

 その前にたけしと会い、FRIDAY事件の後始末を付けようと話したことは以前にも書いた。だが、その後に事故を起こし、その話はなくなってしまった。

 いまだに残念だったと思うが、その時、まことしやかに流れていたのは、細川ふみえに会いに行く途中の事故だったという話だった。

 だが今回、新潮は、細川ではなく伝説のAV女優の村上麗奈(55)だったと報じている。

 彼女なら覚えている。ブルネイから大富豪の王子が来て、その一夜妻を彼女が務めたという噂が広がり、取材をした覚えがある。

 一夜で巨万の富を得たという噂だった。だが彼女にいわせると、その後、社長が500万円の毛皮のコートを買ってくれただけだったという。

 だが一夜で500万円なら、1989年当時としては大枚といっていい額である。

 その彼女が、社長から、たけしが会いたがっているけどどうする? と聞かれ、その日、六本木で待っていたというのだ。

 SEX目的ではなかったと彼女はいっているが、たけしのほうはどうだったのか。

 気がせいてジコったのだろうか。たけしに聞いてみたいものである。

 今週の第2位は、MEGUMI(42)の悲劇。彼女の結婚相手は人気バンド『Dragon Ash』のボーカル降谷健志(44)だそうだ。

 岡山県出身のMEGUMIが2001年、「94センチHカップ」の巨乳を売りにグラビアアイドルとしてデビューしたのは19歳の時だった。それから20年以上が経ち、40歳を超えた彼女が今、空前の人気だという。

「4月に出版した美容本『キレイはこれでつくれます』が35万部越えの大ヒットを記録しています。MEGUMIはグラドル時代に度重なる南国でのロケで日焼けし、肌トラブルが多かった。ある日、自身のほうれい線についてネットで批判されたことで『美容をガチでやろう!』と決意。それから千種類以上の美容法を試し、その成果や悩みを赤裸々に綴ったのが今回の本です。努力する姿を惜しみなくさらけ出す一冊になったからこそ、女性の共感を集めたのでしょう」(女性誌ライター)

 今2人は結婚16年目。しかし夫の降谷に彼女がいるというのである。

「降谷さんは『Dragon Ash』の熱狂的なファンであるA子と定期的に密会し、不貞関係にあります」(A子の親しい友人)

「A子さんは、東京郊外のキャバクラ店に勤める三十代前半の一般女性。五年以上前から降谷が出演するライブに足しげく通うようになっていたという。

「A子は、言わずもがな降谷さんに妻子があることは知っています。ただ、どうも降谷さんが『もうすぐ離婚する』『二人で外を歩きたいね』などと甘い言葉をかけてA子に言い寄っていたようで、A子はその言葉を信じて、ズルズルと関係が続いていた。二人の密会の日程は完全に降谷さんの都合で決まるそうで、会えない日が続いていると彼女はわかりやすく落ち込んでいました」(同)

 2人の関係は、関係者の間では公然の秘密だったという。

 MEGUMIは夫とA子のやり取りを知って、「私にはこんな姿を見せたことがないのに」といっていたそうだ。

 亭主の不貞を知った彼女は数日後、いてもたってもいられなくなって夫に尋問したという。

「MEGUMIさんは、降谷さんに相手の女性の名前や、そのやり取りなどを具体的に問いただした。降谷さんも驚いたそうですが、結局、否定も肯定もせず、ダンマリを決め込んだそうです」(MEGUMIの知人)

 夫の態度に確信を得たMEGUMIは、その日のうちに家を飛び出し、自宅から数キロ離れたマンションの1室で、別居生活を送ることになったのだという。

 MEGUMIの知人によれば、現在、双方が代理人を立てて離婚に向けた協議の準備をしているそうだ。

 MEGUMIという女性は、行動力も持ち合わせているようだ。

貴乃花のお相手は高校時代の初恋の相手

 今週の第1位は、貴乃花の結婚をスクープした文春に捧げたい。初恋の女性と何十年間も離れていて、多くの難関をくぐり抜けて再びめぐり逢い、結婚する。ジンとさせるなかなかいい話である。

 8月29日。第65代横綱・貴乃花こと花田光司(50)が入籍した。再婚相手は、1つ年上の一般女性(12)だ。

「家内は、私が十代の頃にお付き合いしていた“初恋の人”です」

 貴乃花は彼女とともに文春の取材に応じたという。

「これまで再婚のことを聞かれたら『もしいい人がいれば……』と答えてきましたが、内心その機会はないだろうなと思っていました。

 そもそも、この年齢ですし、この先、誰かと一緒になるとしても、自分の名前や先入観で相手にも迷惑がかかるだろうし一人で生きていくつもりでした」

 2018年9月に日本相撲協会を電撃退職した貴乃花は、家族のあり方も見つめ直した。同年10月、元フジテレビアナウンサーの河野景子と23年間の婚姻生活に終止符を打った。

 一方彼女は、同じ年の11月、25年間にわたって連れ添った最愛の夫を病魔に奪われていたそうだ。

 今年3月9日。貴乃花をゲストに迎えた「Yahoo! JAPAN」のオリジナル動画『RED Chair』が公開された。ネット上でのみ視聴できるこの企画は、各界レジェンドクラスのゲストが、真紅の椅子に座ってインタビュアーの質問に答えるだけのシンプルな構成だそうだ。

 相撲を軸に、独自の人生観を披露する貴乃花が、唐突に初デートのことを問われると、こう言葉を紡いだという。

「十七、十八歳の頃に、デートらしいデートをすることができた。今も心の支えですね。その思い出があるから、少々のことがあっても耐えられたような気がします。たった一度きりの青春でした」

 最初にこのインタビュー動画を見つけたのは彼女の妹だったという。

「動画には相手と『線路で遊んだ』というくだりがあったんです。自分のことを話してくれているんだとわかりました」(A子)

 インタビューの終盤、貴乃花はこう語っていた。

「五十年の人生に点数をつけるなら、五十点に一点足りない四十九点。誰にも看取られないで一人でこの命を燃やし尽くせて終われたら、残りの一点は埋められるような気がします。誰かに泣かれたり、悲しまれたりせずに。自分の屍だけは、誰にも見られたくないですね。ここまで来たら最後まで、このままでいってやろうと。どうせ一人ですから(笑)」

 A子は堪らず手紙を書いた。貴乃花のほうは、まずメールで手紙のお礼を伝えたという。

 だが、今はお互いに独身で会うことに何ら障害はなかった。そして今年3月下旬のある日、再会の場所として設定したのが、横浜だったという。

 彼女と知りあったのは同級生の1人が自宅で開いてくれた小規模なお祝いの会で、そこに参加していたのだった。

 当時は17歳、高校2年生、青春を謳歌している年頃だ。相撲一筋だった貴乃花が初めて恋心を抱いた彼女と、交際をスタートさせたそうだ。

 心の拠り所を得た貴乃花は、本業の相撲で快進撃を見せる。怒涛の最年少記録ラッシュが続いた。貴乃花がこう初めて打ち明ける。

「家内は高校からそのまま大妻女子短大に進学。私は部屋住みを卒業し、相撲部屋から遠くない東中野にアパートを借り、家内と暮らし始めました。お互い未成年だったので、家内のお父さんに保証人になってもらって。私は年三回の地方場所と地方巡業があり、多忙な日々を送っていました。東京にいる時は稽古の後、週の大半をアパートで家内と過ごしました。当時から家内は料理がとても上手でした」

 ところが、

「急に、光ちゃんが『やっぱり別れよう』と言い出したんです。最初は好きな人ができたのかな、と思いました。でも彼は『俺はどうしても、親父と同じ大関になりたい、相撲に専念したいんだ』と。人の気持ちの問題ですから、どうしようもなくて……」

 貴乃花と再会し、家にも招くようになった。彼女は、

「夫が亡くなって四年。光ちゃんのことを息子たちに報告すると、『お母さんはお母さんの人生をちゃんと生きて。俺たちは全然いいよ』と言ってくれました」

 貴乃花はこう締めくくった。

「この先は、ゆるりと穏やかに、家内と年相応の生き方をしていこうと思っています」

 貴乃花というのは実にいいことをいう。その言葉と行動がかみ合わないことがままあるが、今度こそ、言葉通りの幸せを掴んでほしいものだ。
(文中敬称略)

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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最終更新:2023/10/03 17:00
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