本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

キムタクもジャニーズ退所へ!? カギを握る工藤静香の強力バックグラウンド

キムタクもジャニーズ退所へ!? カギを握る工藤静香の強力バックグラウンドの画像1
木村拓哉

 創業者の故・ジヤニー喜多川さんの元所属タレントへの性加害事件を受け、ジャニーズ事務所が記者会見を開き、「スマイルアップ」へと社名変更することを発表したが、キムタクこと木村拓哉が社名変更に反対。発表後も「(社名変更に)納得がいかない」と激怒していると「文春オンライン」が報じた。

 これらを受け、ジャニーズ事務所がすぐに否定コメントを出したが、大物ジャニタレが続々と同事務所を退所する中、キムタクの独立も時間の問題と見られている。そして、カギを握っているのは、妻の工藤静香という見方がもっぱらだ。

「文春オンラインでは、工藤静香がキムタクの今後のことについて、芸能界の重鎮に相談したと報じている。重鎮は否定していますが、工藤と重鎮は以前から親しい関係。その昔、ジャニーズ事務所から郷ひろみがこの重鎮の事務所に移籍した例もありますから、キムタクの独立については、重鎮の動向が注目されます。いずれにしても、独立のカギを握るのは二人の娘の世界進出を目論む静香です」(芸能ライター)

 静香は1984年の中学2年生の時に第3回「ミス・セブンティーンコンテスト」に出場して、特別賞を受賞。同コンテストの受賞者と「セブンティーンクラブ」を結成。翌年の1月にCBSソニーからレコードデビュー。その後、出演したフジテレビ系の『夕焼けニャンニャン』のオーデションに合格し、おニャン子クラブの会員番号38番として注目を浴びた。

 「プライベートではジャニーズ事務所の少年隊の植草克秀や光GENJIの諸星克己、それに田原俊彦と交際。田原は当時、静香の親友だった中山美穂と熱愛していたんですが、田原の口説かれたことで、中山とは犬猿の仲になったんです。その後、俳優の的場浩司、とんねるずの石橋貴明とは不倫が噂されましたが、静香の人生を大きく変えたのはX JAPANのYOSHIKIとのロス同棲ですよ」(芸能プロモーター)

 ソロ歌手としてもブレークした静香は94年、所属していた大手プロ「プロダクション尾木」に「アメリカに短期語学留学したい」と申し入れて渡米したが、約束の帰国日が来ても帰国しなかった。

「事務所が連絡しても音信普通。そんなときにロスの活動拠点を移していたYOSHIKIが酒気帯び運転とスピード違反で逮捕。同乗していたのが静香。彼女はロスでYOSHIKIと同棲生活を送っていたんです」(芸能ライター)
 
 静香がレコーディングをすっぽかしたこともあって、所属事務所は激怒。これを嗅ぎつけた右翼団体はYOSHIKIの責任を求めて、彼が帰国すると、街宣車で抗議行動に起こした。ちなみにこの右翼団体はビートたけしが、86年12月に“フライデー襲撃事件“を起こして、芸能活動を謹慎、その後、復帰した時に「復帰が早すぎる』と抗議行動を起こしている。さらに同団体と和解した時点で、たけしは当時所属していた「太田プロダクション」から独立したという裏話もある。
 
「YOSHIKIと右翼団体の仲介に入ったのが芸能界の重鎮。その後、YOSHIKIサイドに街宣車をかけた右翼のトップと重鎮、それにYOSHIKIの3人が六本木のホテルで密会している現場が再三目撃された。今から考えるとマッチポンプだったのかもしれません。しかし、静香にとっては初めての修羅場。しかし、この修羅場乗り越え、YOSHIKIとも別れたことで、静香はより強くなった。その後、プロダクション尾木から独立し、個人事務所を設立。重鎮にも可愛いがられるようになったんです」(前出の芸能プロモーター)

 余談になるが、上記の密会の存在を筆者は著書『ジャニーズ帝国崩壊』(鹿砦社)で触れたが、それがお気に召さなかった右翼団体のトップに呼び出され、「右翼、右翼と書きやがって」とお叱りをいただいて、謝罪を求められたことは忘れない。

 話は戻るが、キムタクにはかつて“カオリン“という恋人がいたが、趣味のサーフィンを通じて静香と知り合い、急接近、キムタクはカオリンを捨てて静香に走った。

「2写真週刊誌『フライデー』が二人の熱愛の現場を撮るんですが、なぜか、その直後、スポーツニッポンが2000年11月に“結婚へ“というスクープ記事を報じ、その翌月に実際に結婚した。静香のバックの重鎮の子飼いが、スポニチにいたからです。キムタクとの交際を機に、静香はジャニーズ事務所の“女帝“と呼ばれた故・メリー喜多川さんに急接近。娘のように可愛がられたんです」(芸能ライター)

 メリーさんに気に入られた静香は、SMAP解散の際にいち早くキムタクのジャニーズ残留を決断してジャニーズ事務所に貢献したが、藤島ジュリー景子氏とはあまり関係はよくなかった。

「メリーさんの死後、ジュリー氏とはお互い距離を置くようになった。一方、キムタクはジャニーズにいてもデメリットばかり。そんなときに東山新社長が社名変更を決断。納得いかないキムタクの独立が現実味を帯びている。静香の尻に敷かれているキムタクは、彼女の決断に従うしかありません」(前出の芸能ライター)

 修羅場をくぐった女性は強い!

(文=本多 圭)

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

サイト:記事一覧

ほんだけい

最終更新:2023/10/11 09:19
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真