日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > TBS「お笑いの日」【週末お笑い雑話】

『キングオブコント』以外のTBS「お笑いの日」の話【週末お笑い雑話】

 今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。

■「お笑いプラスワンFES」

編集S 『キングオブコント』が終わりましたね。今年はサルゴリラ。予想してました?

新越谷 ネタレビュー記事にも書きましたけど、まったく予想してなかったですねえ。いやー面白かった。幸せ。もう2カ月後には『M-1』ですからね。忙しいけど、なんだかんだ、お笑いに救われてますよ。

編集S 今年もTBSは8時間、「お笑いの日」がありました。せっかくなので『キングオブコント』以外の話もしておきましょう。まずは「お笑いプラスワンFES」です。

新越谷 何はともあれランジャタイ×津田ですよね。去年の大爆発を受けて、今年もという。シークレットになってましたけど。

編集S 去年に比べると……。

新越谷 ウケは弱かったですけど、国崎は楽しそうでしたね。津田がどんどん不安な顔になっていくのが面白かった。

編集S もう毎年恒例にしてほしいくらい思いますよね。

新越谷 それで、毎年だいたい同じことを津田にやらせると。死ぬまで。あと、いつも思うんですけど、国崎のマイムの美しさってどうしても目立ちますね。今回だとシュート打ったあとの右手の手首の返しとか、ちゃんと力入れてキープしてる。去年の冒頭の伊藤と肩がぶつかって振り返る感じとか、色気さえ感じました。

編集S あと今年はジェラードン×ジュニアもすごかった。

新越谷 ジュニアのモンスター感、本物でした。あんなに気持ち悪い生き物だったのかという。アインシュタインの稲ちゃんがよく「ジュニアさんは俺よりブス」って言ってますけど、ほんとそんな感じでめちゃくちゃ笑いました。

■「つかみ-1グランプリ」

編集S 去年『あらびき』だった枠が、今年は『ラヴィット!』の『つかみ-1』に。盛り上がりましたね。忘れる。が優勝しましたけど、視聴者投票は誰に?

新越谷 スーパーニュウニュウ、ヤーレンズ、三拍子だったかな。

編集S 全然当たんないですね。サルゴリラも予想してなかったし。

新越谷 別に予想じゃないし、好きなのに入れただけだし。

編集S まあそうですけど。あと、印象的だったのが、『ジョンソン』メンバーが入ってきて、川島、見取り図、ニューヨーク、かまいたち、モグライダーがスタジオに揃って。

新越谷 このメンバーが今のお笑いの中心地って感じで、よかったですね。そして、そこにモグライダーが入ってるのがスゴイ。

編集S 外ロケのダウンタウンとのからみも、濱家・盛山・屋敷がいるのに芝が先導してましたからね。ホントに『M-1』出てからあっという間にここまできちゃった、モグライダー。

新越谷 やっぱり、実力とスター性ある人はきっかけひとつでいっちゃうんだなぁと思いますよ。逆に、埋もれてるんでしょうね、今現在も。そういう逸材が。

編集S 例えば、誰が思いつきます? きっかけひとつでいきそうな。ネクスト芝。

新越谷 『つかみ-1』で顔を見た中では、ヤーレンズ出井とパンプキンポテトフライの谷がそんな雰囲気ありますね。あとニュウニュウの女性、名前なんでしたっけ。

編集S ふるやいなや。昨日いなかった芸人では?

新越谷 筆頭はケビンス。コンボイなんてすぐ売れるでしょ、あんなの。あとは誰だろう、人間横丁の内田紅多なんかキャラと話題性は抜群だし、関西だったら爛々の萌々とか華があっていいと思います。

編集S トンツカタン森本は?

新越谷 もう「売れてる」でいいんじゃないでしょうか。まだかな。

■「ザ・ベストワン」

編集S ベストワンで印象に残ったのは?

新越谷 ハナコの着ぐるみのネタ、すごかった。キングのキングたるゆえんを見せつけましたね。発想もすごいし展開もすごいし芝居もすごい。全すご。

編集S 確かに、ウケるとかスベるとか、そういうところではもう勝負してない感じがしましたね。どれだけいいコントを作れるかという戦いというか。

新越谷 たぶんそんなにそうじゃないんだろうけど、根底に「飯塚さん見てください!」があるような。飯塚さんも喜んでいることでしょう。平和な世界だ。

編集S ほかには? 霜降りも変わったことをやってました。

新越谷 霜降りは霜降りで、ゾーンというか、境地に入ってる感がありますよね。ネタだけじゃなく、もはや一挙手一投足にメッセージがあるように見える。何をやるにしても体重が乗ってる。ここも、ウケるとかスベるとかでは勝負してない。

編集S 確かに、『水曜日のダウンタウン』のプレゼンターに出てきただけでも、2人揃うと得も言われぬ迫力があります。

新越谷 あとはやっぱりウエストランドかなー。「お花が届いたぞ」テレビ初披露ですかね。

編集S たぶんそうでしょうね。

新越谷 あのネタ、『M-1』優勝当日にYouTubeにアップされたんですよね。で、「賞レースなんて手段なんだよ」って。痺れたなー。

編集S 「賞レースなんて手段」はカットしてましたね。賞レース当日だし。

新越谷 でも「単独ライブなんて意味ないんだよ!」は入ってる。実際、ウエストランドは来月単独あるし、この日はチケット発売日。もちろん即完。で、「単独ライブなんて意味ないんだよ」。カッコいいなぁ~という気持ちと、カッコつけてんじゃねえよという気持ちと、半々ですけど。

編集S ジグザグジギーの池田がX(Twitter)で、プラスワン終わりでキングオブコントの楽屋に来た井口を載っけてましたね。「ずっと喋ってる」って。ブレない。

新越谷 同じ池田のアカウントでキングオブコントの打ち上げのときにゼンモンキー荻野が赤ワイン飲んでる写真も面白かったです。キッザニアの体験バーみたいって。

編集S ともあれ、お祭りが終わりましたね。おつかれさまでした。

新越谷 いつもありがとうございます。おつかれさまです。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/10/22 15:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『光る君へ』疫病の流行と宮中での火事

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NH...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真