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週刊誌スクープ大賞

自民党・茂木幹事長「吉野家」480円の領収書ほか、週刊誌注目の10記事

「たむけんタイム」はなかったのか?

 ところで、今週はMLBのシーズン初試合が韓国で行われる。注目は、大谷翔平とダルビッシュの初顔合わせだが、オープン戦絶不調だった山本由伸がどうなるか。盛り上がること間違いないだろう。

 そして来週の28日には、これまた注目の松本人志が文春を訴えた裁判が始まる。

 ここへきて、セクシー女優の「霜月るな」なる女性が、私も松本人志の会へ出たが、携帯も没収されていないし、たむけんタイムなんてなかった、文春の記事はおかしいとSNSに投稿し、松本人志応援団の喝さいを浴びている。

 この“証言”は事実なのか、開廷前に、文春にとって嫌な相手になるのだろうか。

 だが、今週の文春は、彼女のいっていることには間違いがあると、懇切に説いてあげているのだ。

「私は大阪のリッツカールトンでの飲み会に参加していました」

 セクシー女優の霜月ルナがXにこんな投稿をしたのは3月3日のことだったと、文春はいう。

 彼女はお笑い芸人のたむらけんじと以前から知り合いだといい、文春の記事をこう否定している。

「携帯を没収なんて言われてもないし、携帯の利用を禁止。という発言なんてなかったです」

「あと、たむけんタイムなんてありませんでした」

 それに呼応してたむらもXで、「ありがとう」と呟き、これに乗じて再反撃を始めた。

 だが文春は、これは2人による稚拙な印象操作に過ぎないと断じる。「そもそも小誌が“たむけんタイム”があったと指摘した飲み会は、霜月が参加したという飲み会とは別のものだ」。

 霜月が参加したと主張する飲み会は、第6弾(2月15日号)に掲載されたものだが、こちらは元グラビアアイドルのJ子が参加していた会で、たむけんタイムがあったとは一切書いていないと文春はいう。

 つまり霜月とたむらは全く別の飲み会の話を持ち出すことで、D子とE子の証言を否定しようとしているのだと主張しているのである。

 さらに霜月は、3月7日にXでこう投稿しているそうだ。

「記事には、部屋飲みと聞いていたら、絶対に付いていかなかった。と書いてありましたが。それも嘘です。なぜなら、私は事前にJ子さんにリッツカールトンで飲み会やけど、大丈夫かな? っと事前に聞いてます。それもJ子さんからOKもらってましたし」

 しかし、文春の記事でJ子は、このように証言していると文春はいう。

「ザ・リッツ・カールトン大阪で飲むことは、当日LINEで送られてきましたが、私はホテル内のレストランで会食するものと思っていた」(2月15日号より)

 文春が霜月に取材を申し込むと、霜月はXのDMでこう答えたという。

「文春さんが書かれている記事に関して嘘、偽りがあるので、そのような週刊誌さんの取材は受けることができません」

 意外や意外、堂々と取材を受けるのかと思いきや、逃げてしまったというのだ。

 文春報道に嘘偽りがあると思うのならば、堂々と取材を受け、それを指摘すればいいと思うのだが。

 第一回口頭弁論の期日は3月28日。その日から文春と松本は長い法廷闘争に入るのだが、一審の判決が出るのは早くても来年以降といわれるようだ。しかも、その判決に納得がいかなければ、控訴・上告がなされ、最高裁の審判を仰ぐとなれば、判決確定は数年先になるだろうという。

 松本人志本人は沈黙を貫いているが、周囲が気を回して、文春のあら捜しをしているのだろうが、いまのところ、文春の取材には瑕疵さえもなかなか見つからないようである。

 さて、初入幕の尊富士が気を吐いている初場所だが、相撲界の裏では陰湿なイジメが横行しているようだ。

 元白鵬の宮城野親方が、八角理事長(60)が率いる日本相撲協会から厳しい処分を下され、土俵際に追い込まれている格好である。

 今後は、手塩にかけた弟子もろとも、部屋自体が、所属する伊勢ヶ浜一門の預かりとなり、「宮城野部屋閉鎖」が現実味を帯びつつあると新潮が報じている。

「本人が夢見ていた協会理事から理事長へのし上がる道も、実施的に断たれた格好です」(相撲担当記者)

 我が子を宮城野部屋に預けている保護者はこういう。

「部屋がなくなると聞いて困惑しています。宮城野親方に指導してもらいたくて、宮城野部屋が好きだからと、わざわざ弟子入りした子もいるんです。そういう若い子たちの気持ちはどうなってしまうのか。協会は部屋の力士たちの声も汲んで欲しい」

 角界の事情に詳しい協会関係者はこう語る。

「もともと宮城野親方は、器用な立ち振る舞いができるタイプじゃない。今回の一件でも、迷惑をかけた協会幹部や他の親方など方々に頭を下げてはいないから、現役時代から“品格がない”などと批判されてきた延長で、親方になっても礼節を欠くと見られ疎まれているんです」

 今後については、東京相撲記者クラブ会友の大見信昭はこう見ている。

「ここまでキャリアが傷つけば、部屋復活は容易ではありません。同じ伊勢ヶ浜一門には、元大関・魁皇の浅香山親方(51)がいるので、協会の理事選に出ることも難しく、角界で復旧のチャンスは回ってこないのではないでしょうか」

 では、白鵬が起死回生の大博打に打って出る可能性はあるのだろうか。

 先の協会関係者によれば、

「あと4、5年ほどガマンすれば八角理事長が定年を迎えます。それまで宮城野親方は大人しくして、マスコミにも一切露出しないなど、いわば世間に対して“死んだふり”をする。その間、日本の風習などもしっかり学び直した上で再起を期するべし。そう助言する人が周囲にいるようです。当の本人も日本国籍まで取得して親方になっただけに、元朝青龍などのようにモンゴルで活躍するつもりはない。そう易々と角界から退くとは思えません」

 しかし、5年は長い。その間に白鵬は忘れられ、その他大勢の宮城野になってしまうだろう。奇策はないようだが、少しでも早く復帰させてやれよ。私はそう思う。

 なんていったって、史上最多の優勝回数を誇るのだから。

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