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自民党・茂木幹事長「吉野家」480円の領収書ほか、週刊誌注目の10記事

茂木幹事長「吉野家」の領収書

 さて今週の最後は、茂木敏充幹事長の実にセコ~イ話。

 幹事長といえば、党内で最高の地位である。その幹事長が莫大なカネを規制が緩い政治団体に移していた。

 その上、自分の昼飯まで政治資金で払っていたというのでは、国民は怒るぜ!

 新潮で社会部デスクがこう話している。

「2009年から22年の間で、茂木氏の資金管理団体『茂木敏充政策研究会』から政治団体『茂木敏充後援会総連合会』に総額4億4590万円の資金が移動していることが明らかになったのです」

 何が問題なのだろうか。

「資金管理団体は『国会議員関係政治団体』に該当し、人件費を除く1万円超の支出について、使途を政治資金収支報告書に記載するよう義務づけられています。一方で、後援会は『その他の政治団体』に当たるため、支出の公開基準が緩く、5万円以上の政治活動費だけを公開すればよい。結果、この14年間で後援会の支出のうち、実に約94%が使途不明になっています」

 そこで新潮が改めて過去に情報公開請求で取得した17~19年分の「茂木敏充政策研究会」の少額領収書を精査したという。

 すると、牛丼チェーンの「吉野家」での480円の支出(19年3月6日)やカレーチェーンの「カレーハウスCoCo壱番屋」での2114円の支出(19年7月12日)に代表されるように、およそ政治活動と思えない、私的な飲食ではないかと疑わざるを得ないものが目立つというのである。

 特に目に留まるのは、カレー屋やマーボー豆腐専門店などの辛いものを提供する店の多さだという。

 自民党関係者が苦笑いしながらこう話している。

「茂木氏は辛いものが本当に大好きなのでしょう」

 だが、問題はそれだけに留まらないという。

 3年間総計410枚の少額領収書のうち、実に155枚の宛名が各店舗での手書きではなく、「茂木敏充政策研究会」という同一のハンコを捺されたものなのだという。

 領収書に出てくるカレー店の店長は次のように話している。

「我々は基本的に、領収書は手書きで書きます。店舗でお客様のハンコを用意して、こういう風に捺すはずがない。それに、これを見ると、但し書きの『飲食代』という文字もハンコで捺していますよね」

 私も現役時代に経験があるが、店から白紙の領収書をもらって、手書きで金額を記入する。

 しかし、それがあまり多くなると、経理の目に留まり、これはどういうことかと問い詰め
られる。冷や汗をかいたことが何度もあった。

 しかし、自民党幹事長がいくら辛い物を好きだといっても、ポケットマネーではなく、還流させた政治資金で飯を食うというのはな~。セコすぎるぞ茂木!(文中敬称略)

【巻末付録】
 今週はポストだけ。
「産婦人科の名医が自ら手術を受けた! 女性器整形手術で『名医、名器になる』」
「緊急撮! 吉田莉々加 チョメチョメすぎる9頭身」
 袋とじ「どこからみても、可憐。渚恋生」袋とじ「長浜みつり 神ギャル、見つけた!」
渚恋生(なぎさこいき)いいね! 可憐にもほどがある。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/03/19 14:00
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