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習志野市「マルハン」パチンコ店建設問題 “指導要綱無視”の工事強行で保護鳥も犠牲に?

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「福祉施設には工事の前日になってマルハン担当者が挨拶に来たそうですが、“パチンコ店ができても問題がない場所だ”という一方的な主張を述べるばかりだったそうです」(同)

 建設地の周辺はかつて工場が建っていた工業用地であるため、パチンコ店の建設自体は合法なのだが、近隣に学校や障害者施設が囲むように建っており、見回しても住居やマンション、畑しか見当たらず「実質、住宅地域という認識」とする住民は多い。同市には風俗営業に関する規制条例があったが、工事に反対する署名運動などが起こっている渦中の4月、市は唐突にこの条例を廃止、住民からは行政と業者の癒着を疑う声も上がっている。

 一部の市議もこれには「習志野市にはまちづくり憲章など建設反対に適用できるものもあるのに、最初から無抵抗で住民より業者を優先するなんて、暴政としか言いようがない」と異議を唱えている。

 また、若い住民有志を中心に急きょ立ち上がったパチンコ店問題連絡会は、6月15日18時より市民プラザ大久保にて「大型パチンコ店建設問題を考えるシンポジウム」を開催。まちづくり問題に詳しい、早稲田大学法科大学院教授の日置雅晴弁護士も出席する。

「行政と業者が好き勝手にやれてしまうのが現状。今この問題を真剣に考えないと、私たちの住環境はどんどん壊されてしまう」と、連絡会のメンバーはパチンコ店開業後もこうした訴えを続けていくという。

最終更新:2013/06/05 18:00
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