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週刊誌スクープ大賞

現役最高騎手・藤田伸二が、騎手生命をかけてJRAに物申す!

 なぜこうなるのか。そのカラクリを資産公開に詳しいベテラン国会議員秘書がこう明かしている。

「実は、報告しなくてもよい資産が結構あります。[1]普通預金やタンス預金[2]配偶者や子どもの資産[3]資産管理会社など、法人名義の資産[4]未公開株や資本金1億円未満の会社の株など。つまり、今の制度は、本人の名義を変えれば、簡単に資産を隠すことができる。喜美さんの場合、この抜け道を非常にうまく使っているように見えます」

 新潮は隠し資産を探す旅に出る。渡辺代表の地元・栃木県のJR宇都宮駅から車で約10分走ると、宇都宮市内の下戸祭地区に着く。この町の一画(約2000平方メートル)に「和三紫(わさし)ビル」が建っている。

 このビルの名義上の所有者は、美智雄氏が71年に設立した和三紫という有限会社だが、現在は渡辺喜美後援会が入り、実質的には渡辺代表のものであろう。評価額は土地と建物合わせて2億円ぐらいはするという。

「04年と06年の資産公開では、喜美さんは、東京・渋谷区内に広さ60平方メートル位のマンションを一室所有していた。この部屋は、元々美智雄さんのもので、喜美さんが相続した。で、07年に資産管理会社の和三紫に売却したため、09年の資産報告書からは消えています」(元後援者)

 なんのことはない。「資産ゼロ」にすることなど、容易いのである。だが、公党の代表たるもの、モラルに欠けると批判されても仕方なかろう。

 文春は、日本テレビの報道番組『NEWS ZERO』の名物プロデューサーが、キャスターや女性スタッフへのセクハラ、パワハラ問題で更迭された前代未聞の醜聞を追っている。発端は、当欄のある「日刊サイゾー」が5月16日に報じた、複数の日テレ関係者による告発記事だった。

 4月に『NEWS ZERO』のキャスターに就任したばかりの山岸舞彩が、番組プロデューサーのセクハラとパワハラに悩まされ、ノイローゼ寸前に陥っているというものだ。この記事がネットにアップされた時点で内部調査が行われ、調査結果を受けて、日テレは6月1日付の人事異動でプロデューサを更迭したのである。

 『NEWS ZERO』の関係者がこう語っている。

「記事では名前が伏せられていましたが、すぐにピンと来ました。報道局生活文化部カルチャー班のトップ、A氏(本文では実名)です。実はA氏が山岸に迫っていたことは、ZEROの現場でも問題になっていた。用もないのに山岸のメイク室や衣装部屋に入り、個人的に指導したりといったようなA氏の行動は、上司の耳にも入っていたはずです」

 A氏から山岸宛に送られたメールの文面には「2人で反省会をしよう」とか「飲みに行こう」とあったという。しきりに2人きりになりたがるのを、山岸は頑なに断り続けたことがA氏の逆鱗に触れ、彼女を無視するようになった。

 A氏は40代前半。中央大学経済学部出身で、高校時代は野球、大学時代はアメフトに熱中したスポーツマンだった。

「ファッションやヘアスタイルは一見売れないミュージシャン風ですが、当人はいけると思っている。上司に媚、部下や目下の人間には、たとえ年上だろうが威張り腐るタイプで、人望はなかった。彼のパワハラでうつ病寸前に追い込まれたり、半年以上仕事を休んでいる制作会社のスタッフもいます」(番組関係者)

 日テレには「日テレ・ホイッスル」と名付けられた、セクハラやパワハラなどの内部告発制度があるそうだ。そういったものを作らなければいけないほど、セクハラやパワハラが日常化しているということだろうか。

 お次も文春。居酒屋チェーン「和民」創業者でワタミの渡邉美樹会長(53)が、7月の参院選に自民党から出馬することを表明した。本人は安倍首相から直々に要請を受けたと言っているそうだが、ワタミといえば“ブラック企業”という評判が高いが、大丈夫かと文春が噛みついている。

 文春によれば「08年6月12日、和民京急久里浜駅前店に勤務していた森美菜さん(当時26)は、雨の降る中、社宅から六百メートル離れたマンションの7階と8階の踊り場から飛び降りた。

 彼女の死は4年経った昨年2月、労災認定された。その決定書によれば、森さんは1日12時間から15時間勤務で、1カ月あたり141時間も時間外労働していたという。厚労省が定めている『過労死ライン』の月80時間残業を大幅に上回っている」という。

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