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映画『009ノ1』公開記念インタビュー

岩佐真悠子が「バストガン」をぶっ放す!甦る石ノ森章太郎の女版『サイボーグ009』

1310_n_P_iwasa_01.jpg写真/三浦太輔(go relax E more)

 巨匠・石ノ森章太郎が少年誌では表現できなかったセックス&バイオレンス要素をふんだんに盛りこみ、女版『サイボーグ009』として発表した近未来SF『009ノ1』。そんな主人公のサイボーグエージェント・ミレーヌによるスパイ活劇がこの秋、『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』として新たな命を吹きこまれた。監督は『平成ライダー』シリーズの坂本浩一監督、そしてニューヒロインに迎えられたのは岩佐真悠子。スタイリッシュな本格ガンアクションから妖艶なベッドシーンまで、体当たりで演じきった彼女に本作の魅力について直撃! 目のやり場に困るミレーヌの衣装に身をつつんだ彼女は、やはりサイボーグばりに冷たい回答しか……と思いきや、撮影裏話まで気さくに話してくれたのだった。

――久しぶりにミレーヌの衣装を着てみて、いかがでした?

岩佐 映画の撮影が終わってからまた着るって思ってなかったから新鮮! ミレーヌな気分にも多少なりましたけど。目線が冷たかった? やっぱり意識が切り替わるのかな。

――サイボーグ役の役作りはどう練って撮影にのぞみましたか?

岩佐 うーん、もともと演技プランとかってあんまり考えないほうなんですよ(笑)。基本的に作りこむタイプじゃないというか、現場現場で、相手の役者さんや監督のタイプによっても変わってくるから。

――では、初見で脚本を読んだ時の感想はいかがでした? 原作が石ノ森作品の近未来SFという珍しいタイプの作品だと思うんですが。

岩佐 原作とは別物になってる部分があるんで、そこも深くは考えなかったですね。SFって意識もあんまり持ってなくて、それより脚本にあまりにもセリフとト書きの心理描写がすくなくて「短かっ!」って思ったのは覚えてる(笑)。それぐらい、アクションばっかりだったんです。アクションシーンは、撮影前に監督と全体的なことを話して、お互い「ま、後はその場で」ってカンジだったので、現場で完全に手さぐり状態からはじめましたね。

――本格アクションが初とは思えない出来栄えでしたが……もしや、噂に聞くヤンチャ時代にとった喧嘩のキネヅカですか!?

岩佐 えーと、何言ってるかよくわかんないなぁ(笑)。いやいや、ホントに大変だったんですよ! 初心者なのに高度なことを求められるのがしょっちゅうで。例えば、転がってる銃を側転しながら取って、立ち上がって撃つっ! みたいなアクションを、監督にその場で「できる?」って。「え!?……とりあえず……やって……みます」みたいな(笑)
 

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