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凶悪犯罪の真相

実行犯は韓国人?  著者が肉薄した、20世紀最後の未解決事件『世田谷一家殺人事件』の真相

 そして、一橋氏はそんな警察の捜査をよそに、独自の取材で事件の深層を追及してゆく。すると、警察の見立てとは異なった人物像が浮かび上がってきた。

 一橋氏の取材によって浮上してきたのが、韓国人の李仁恩(仮名)という男。一橋氏は、韓国に赴き、この男性に直接の取材を敢行する。すると、世田谷事件についてやたら詳しく、軍人としてのキャリアがあることも判明。何よりも、李の指紋を採取し、捜査当局が採取した事件現場の指紋との照合を試みたところ、「ほぼ一致する」という結果を得たのだ。残念ながら、李はすでに死亡しており、その亡がらは京都にある墓に葬られているとされる。

 しかし、一橋氏によれば、彼はあくまでも実行犯にすぎず、本当の黒幕は別のところにいるという。一橋氏が事件の主犯と目しているのは、李が「カネダのおっちゃん」と語り、心酔していた人物。「カネダ」はキリスト教系宗教団体の幹部であり、宮澤さんの妻・泰子さんが参加していた言語障害児を抱える親のための福祉グループでボランティアをしていた。この「カネダ」を直撃すると、一橋氏の追及に対してしどろもどろの釈明をし、ついに「(世田谷事件は)私がやらせたことじゃない。本当の黒幕はBだ」と告白する。

 カネダの発言に登場するBとは、裏社会で暗躍する不動産ブローカーとも密接な付き合いのある資産家。当時、宮澤家は都立祖師谷公園の拡張に伴って、土地を東京都に売却するなどして1億数千万円に上る現金を持っていた。一橋氏の見立てによれば、この金を狙ってBが犯行を計画し、カネダが李を実行犯に指名して犯行が行われる。その結末が、一家4人の惨殺という悲劇だったのだ……。

 15年にわたって、警察が動員した捜査員の数は延べ24万人。それにもかかわらず、解決への筋道はついていないままだ。はたして、一橋氏の見立て通り、宮澤家が手にした金をめぐって一家惨殺が行われたのだろうか? 現在、犯人逮捕につながる情報提供には2,000万円の懸賞金がかけられ、捜査はいまだに続行されている。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])

最終更新:2015/12/27 18:00
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