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実の娘のレイプ現場を傍観する“人面獣心の母”と、韓国「性的同意年齢」の違和感

rape0510.jpgイメージ画像(Thinkstockより)

 児童虐待が急増している韓国で、またもや悲惨な事件が発生した。交際相手の男に実の娘がレイプされる場面を目撃したにもかかわらず、娘を助けるどころか、男を手伝った母親がいたのだ。

 娘に対する虐待が始まったのは2013年ごろ。シングルマザーとして娘を育てていた母親は、当時16歳だった娘のIQが同年代の子どもより低いことを理由に、きちんとした学校教育を受けさせていなかった。その上、娘にしょっちゅう暴力を振るい、ストレスのはけ口にしていたという。当時母親が付き合っていた男は母娘の様子を見かね、自分が娘を引き取って学校に行かせることを提案。「責任を持って大学まで行かせる」と約束し、娘と2人で同居を始めたそうだ。


 ところが、2人が同じ家で暮らすようになった初日から、今度は男による娘への暴力が始まった。手のひらを返すように態度を変えた男は、学校に通わせるという約束を守らず、娘に家事全般を押し付け、暴力を振るった。それだけではない。性的暴行にも及んだのだ。

 その現場を目撃しながらも、暴行に加担した母親に対し、韓国メディアは“人面獣心の母”と非難しているが、母親としてどころか、人間としても大きく問題があるとしかいえないだろう。

 裁判の結果、母親は懲役4年、男は懲役9年の実刑判決が言い渡されたが、審理の過程で母親は「男にだまされた」と言い張り、男は「(娘とは)合意のもとで性行為に及んだ」と主張したという。

 男が合意を強調したのには理由がある。韓国の現行法では、相手が未成年だとしても、13歳以上ならば合意の上で行った性行為に関しては処罰されないのだ。未成年の飲酒や喫煙にはやたら厳しいのに、13歳の子どもに性行為の自由を与えるという、やや理解に苦しむ法律であるが、これを悪用して未成年をレイプした大人が無罪になったケースもあるという。現在、この法律に関しては子どもを持つ親たちを中心に批判の声が上がっており、せめて16歳まで引き上げようという改正案の整備が進められているそうだ。

 これにより、レイプ被害に遭う子どもが減るのは望ましいが、2人の大人によって身も心も傷つけられた少女のことを思うと、なんともやるせない。

最終更新:2016/07/01 12:31

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