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“モノノフ”作者がドルヲタの悲哀を描くマンガ『堂々とアイドル推してもいいですか?』小城徹也氏インタビュー

――モノノフになったきっかけは?

小城 2012年の夏ぐらいに、ももクロがたくさんテレビ番組に出ていた時期があるんです。今思うと、アルバムが発売されて、その宣伝もあったようですが、『しゃべくり007』(日本テレビ系)とか、『ゴッドタン』(テレビ東京)を見ていて、「なんだか変わった子たちだな」と思いまして。

 それまで、バラエティ番組に出ているアイドルというと、芸人においしくいじってもらって終わる、みたいな感じだったじゃないですか。でも、ももクロは逆に芸人の方があたふたしちゃうようなトークをしていて、そこが新鮮だと思いました。それまで見たことないアイドルだなと感じました。

――それから曲を聴き始めたということですか?

小城 そうですね。それまでのアイドルって、恋愛ソングみたいのが多い印象だったのですが、歌もちょっと変わってる感じで良かったですね。ライブに行ったのは、関係者席で見た「男祭り 2012-Dynamism-」が一番最初でした。コールはすごいし、お神輿が客席に入ったりで、カルチャーショックでしたね。他のアーティストのライブとはだいぶ違いました。

――マンガだと、主人公の奥さんはアイドル嫌いですが、小城さんがももクロにハマった時、奥様の反応はいかがでしたか?

小城 それが、資料でいただいたライブDVDを家に置いておいたら、妻が勝手に見て勝手にハマってくれたんですよ(笑)。仕事という免罪符もあったんで、うちはけもの道を免れました(笑)。

――ヲタク同士の横のつながりみたいなものは、すぐにできたんでしょうか?

小城 2013の日産スタジアムの「夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013.8.4」が最初ですね。『堂推し』を描き始めた頃、ももクロはもう「握手会」とか「特典会」をやってなかったので、それがどういうものかわからなかったんです。なので、そうやって広がっていった横のつながりだったり、Twitterでもオススメを聞いたりして他の現場に行ってみました。

 周りに元々スタダDD(ももクロが所属するスターダストプロモーションのアイドルを追いかけている人)界隈の方が多かったので、最初に行ったのは3Bjunior内の「ロッカジャポニカ」だったかな? その次が確か、「GRAZIE4」。あと、アイドルにもモノノフの方が多いので、「この子、モノノフでアイドルだから来て欲しい」という声も多くて、ライブを観に行ったりしましたね。

――今年の夏は、アイドルフェスなども行かれていたようですね。

小城 7月の「アイドル横丁夏まつり!!」では「プレイボールズ」が一番気になりました。Twitterでオススメを聞いて、自分なりのタイムテーブルを作ったりしました。あとは、ドルヲタのみなさんとの交流を含めて行った部分もあったので、そこでも楽しみがありました。

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