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“洗脳”された風俗嬢と、彼女を救った客……深夜版『家、ついて行ってイイですか?』がパンチありすぎ!

■洗脳され、風俗に落とされ、食い物にされていた妻

 2人は3年前からこの家で共に暮らし始めたそう。ロケ隊が両者の出会いを尋ねると、ほんわかした雰囲気が一変する。

「危ない方向の仕事をしてたんですよ。言われるがままに、その仕事で働いてた。風俗ですね」(妻)

 男性は客として風俗店へ行き、そこでこの妻と出会った。

「辞めたいなって思ってた時に、すごい来てくれて。電話かけていろいろと話を聞いてもらってたら、いつの間にか2人でお酒飲んでたんだっけ? それからよくしてもらっちゃって、こうなってます」(妻)

 男性も、ネクタイを緩めながら当時を振り返る。

「話を聞いてると、完全に食い物だったんでね。そうじゃないですか、やっぱりその業界って」(男性)

 妻は、さらに当時の境遇を告白した。

「言われるがまま、仕事してたんですよ。スナック、倉庫の仕事、あとピンサロとか」

 客が風俗嬢へ過度な思いを一方的に募らせるのはよくある話。しかし、この男性の行動は、本当に風俗嬢の救いとなった。

男性「このままじゃこの子はダメになるって思って、なんか気持ちが入っちゃったんだよねえ。で、私なりにいろいろアクションを起こしたんですけど、なかなかやっぱりね……。(妻を指して)まあ、洗脳されてるって言ったらアレだけども、そういうのが強かったから、なかなか私の話を聞かないんですよ」

妻「だってその時、アレだもん! 仕事出ないと……」

男性「だから、そっち(洗脳)が強くて。時間はかかりましたよね。いろんな思いもしましたよ、私も。ケンカもしましたし」

妻「(辞めろって)言ってくれる人がいなかったので……。その時、初めて人(男性)の前で泣けました」

 かたくなな風俗嬢と向き合い、脱出するよう必死に説得する。映画『タクシードライバー』(1976)のロバート・デ・ニーロとジョディ・フォスターを思わせる関係性だ。「風俗嬢と客」という、出会った時の関係性を除けばだが……。

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