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高きお笑いIQを持つ山田菜々が力説――ネット配信でカリスマ芸人が笑いの革命を起こす!?

――地上波のお笑い番組では、ちょっとでも過激な内容が放送されると、翌日のネットニュースなどで「炎上騒ぎ」と見出しが躍る昨今。そこまでコンプライアンスを意識されては、腹を抱えるほどの笑いに出会えない! そんな不満を解消すべく、Amazonプライム・ビデオのお笑い番組が攻めまくっている。そこで、お笑いへの造詣が深い元NMB48の山田菜々ちゃんに登場していただき熱き想いを語ってもらいました。

(写真/若原瑞昌・D-CORD)

「インターネット発のお笑い番組の最大の魅力は、なんでもアリ! なところ。私もいろんな番組に出演させてもらっているんですが、出演している芸人さんだけに限らず、スタッフの方も楽しんでいるのが伝わってくるんです。大人の事情すら無視して、本気で遊んでいるというか……テレビのコンプライアンスが厳しくなっているご時世の中で、そんなことやってしまって大丈夫……? って、私が余計な心配をしてしまうくらい過激。芸人もスタッフのみなさんも、まるで本気で鬼ごっこをしていた少年時代のような無邪気な目をしているのが印象的ですね(笑)」

 そう語るのは、AbemaTVやAmazonプライム・ビデオで配信されているバラエティ番組への出演、時には危険な番組でチャレンジ精神を見せている元NMB48の山田菜々ちゃん。“テレビ離れ”が叫ばれて久しいが、その一方で急速に人気が高まっているのが、地上波では決して観ることができない過激な演出、時に目を背けたくなる下ネタ、リアリティ抜群のオリジナルコンテンツが満載のビデオオンデマンドだ。各サービスがしのぎを削っている状況だが、特にオリジナルのお笑い番組制作に注力しているのがAmazonプライム・ビデオ。11月からは、松本人志による芸人ナンバーワンを決定する密室笑わせ合いサバイバル「ドキュメンタル」、浜田雅功が車に乗り込み、激しいバトルで暴走する「戦闘車」、今田耕司と東野幸治が禁断の企画を蘇らせる「カリギュラ」の新シーズンが配信され、今や動画配信サービスでも大物芸人たちが、それぞれ冠番組を持つ時代まで来ている。

「過去に『カリギュラ』の〈教えてシリガール ~美女のイケないレッスン~〉という回に出演させてもらったことがあったんですね。プレゼンターがケンコバさんで、シリガール(※興味がある男性なら誰とでも寝る尻軽女性)が赤裸々に自身の体験談を語る内容で、確かのど輪締め……? とか、そういう言葉が飛び交って(笑)。テレビのときのケンコバさんって、コンプライアンスを意識していると思うんですけど、このときばかりは躊躇せずにマシンガントーク。『カリギュラ』は、ちょっとおバカな企画に真面目に挑むところが面白いんですよね」

 さらに「ドキュメンタル」については、芸人の“剥き出しの本気”が感じられると続ける。

「地上波だと芸人さんがちょっと過激だけど面白いことを収録現場で発言しても、いざ放送となると編集でカットされていることが多かったり。『ドキュメンタル』は、そういったシーンを絶対カットせず配信してる感じがします。シーズン5ではケンコバさん、陣内智則さん、たむらけんじさんの3人が集まっていたのもテンションがアガりましたね。テレビだと裏番組の影響とかもあるので、なかなか実現しないキャスティングも魅力のひとつ。シーズン6は、複数の女性芸人さんが参加するのが話題になっていますが、男女関係なく、私の優勝者予想は……ズバリ、友近さんです」

 地上波ではスポンサーや裏番組の出演事情によって共演が難しいケースがあるが、動画配信ではレアな共演が観られるのも魅力。事実、「戦闘車」のシーズン2では、ダウンタウンの浜田雅功とナインティナインの矢部浩之という、なかなか見られない共演が実現している。

「実は私、前シーズンの『戦闘車』でツラい思いをしてるんです。岩橋良昌(プラス・マイナス)さんが騙されて番組に参加することになるんですが、そのきっかけを作るニセ番組のゲストとして、私が出演していて……結果、岩橋さんは大切にしている愛車を大破させることになっちゃって(笑)」

 菜々ちゃんが萎縮してしまうのも無理はない。「戦闘車」はクラッシュあり、爆破あり、なんでもありの演出が行われるカーバラエティですから。

「お笑い番組は観るのも出演するのも好きなので、新シーズンはすべての番組が楽しみ。あ、あとAmazonプライム・ビデオで配信されている『バチェラー・ジャパン』が大好きなんですね、私。もし、私が自分の好きな企画を考案していいのであれば……『女だらけの水泳大会』をやりたい! バチェラーに出てくるような、女性同士の嫌なところや汚いところをリアルに映し出したいですね」

 スマホの普及によって、より身近となった動画コンテンツ。テレビでできなくなったことに芸人たちが全力で挑む Amazonプライム・ビデオで絶賛配信中のお笑い番組は、芸術の秋にふさわしい、ある種の“アート”なのかもしれない。

(文/中野パンネロ)
(スタイリング/難波雅恵)
(ヘア&メイク/中山 静)

やまだ・なな
1992年4月3日、大阪府生まれ。2010年にNMB48のオープニングメンバーオーディションに合格、中心メンバーとして活躍。15年4月3日に同グループを卒業し、その後はTBS系「王様のブランチ」やAbemaTV「AbemaPrime」などにレギュラー出演するほか、映画・ドラマ・舞台に出演し女優としても活躍中。
ツイッター〈@yamada7dayo
インスタグラム〈@tannana.yamada

[衣装協力]
ブラウス(夢展望)、スカート(mon Lily)

●笑いのカリスマが大集結!新シーズン絶賛配信中!

「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」

 

出演:松本人志(ダウンタウン)ほか
松本人志考案による“笑ってはいけない”「芸人10人密室笑わせ合いバトル」。選ばれた芸人は自腹100万円で参加し、最後まで笑わなずに残った芸人が優勝賞金1000万円をゲットできる。現在、シーズン5まで配信され(18年11月時点)、数々のドラマ(という名の爆笑)を生んできた。普段、地上波では観ることのできない芸人の一面(主にモザイク必須の過激な下ネタ)に触れられることはもちろん、交友関係・先輩後輩の構図がうかがえるのも貴重だ。シーズン3の春日俊彰(オードリー)、シーズン4のノブ(千鳥)の度を越えた下ネタは一見の価値アリ!

「戦闘車」

 

出演:浜田雅功(ダウンタウン)、矢部浩之(ナインティナイン)ほか
車好きのタレント、芸人、俳優などが2軍に分かれ、車で戦闘を行う破天荒なカーバラエティ。シーズン1では、尼神インターの渚がニセ番組への出演と騙され、会社からお金を借りて自身で車を購入→大破という悲劇が話題を呼んだ。かの『西部警察』よろしく、バブル時代の地上波を彷彿とさせる贅沢な作りとクラッシュのオンパレードは賛否両論を巻き起こしたが、最終的にはクオリティの高さと笑いで批判を吹き飛ばした。なお、シーズン1では指示だけに終始していた浜田雅功が、今シーズンから実際に参戦しているのも、見どころのひとつ。

「今田×東野のカリギュラ」

出演:今田耕治、東野幸治ほか
“カリギュラ”とは、「禁止されるほど試したくなる心理現象」のこと。地上波で禁止された企画書を蘇らせるというテーマで、毎回ギリギリなラインを攻めてくるのが見どころ。芸人の母親をガチで騙す「詐欺選手権」シリーズをはじめ、芸人や俳優が自ら台本を作り、ドッキリとわかっていながら演技を続ける「自作自演やらせドッキリ」、「究極の美女は屁すら美しいのではないか?」という疑問を解消する「嗚呼、麗しのお鳴らし」といった企画はもちろん、スタッフのテロップもいちいち笑えるのがポイント。なにより、今田耕司、東野幸治の掛け合いが絶妙だ。

(C)2018 YD Creation

最終更新:2018/11/19 13:43
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