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『志村けんのバカ殿様』女性の水着姿に批判殺到!「昔は、おっぱい丸出しだったのに……」

『志村けんのバカ殿様』公式Twitter(@BakaTonoShimura)より

 9日に放送された『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)の内容が、物議を醸している。この日の放送では番組冒頭にダウンタウンの浜田雅功が登場するなど、豪華な並びも話題となった。『バカ殿』はお正月の恒例番組といえるが、ある場面が問題となった。

 問題のシーンは、眠れないバカ殿が水着女性の“肉布団”を味わうといったもの。これが女性差別なのではないかと、一部で批判のターゲットになっているのだ。だが、昔からの『バカ殿』を知る視聴者にとっては「これが問題になるなら、昔はどうなのよ。おっぱい丸出しだったじゃん」「そもそも『バカ殿』がセクハラ、パワハラキャラだし、番組自体が完全に放送禁止だろ」といった声が聞かれる。

「現在は水着になっていますが、昔の『バカ殿』は、おっぱいが丸出しでしたからね。志村扮する殿のキャラクターは、とにかく下品でスケベ。夜這いをかけることはもちろん、人間すごろくのコーナーでは裸の女性とお風呂に入るといった場面も見られました」(放送作家)

 驚くべきなのは、これが現在と同じくゴールデンタイムで放送されていたことだろう。

「1990年代には夜7時から放送の『投稿! 特ホウ王国』(日本テレビ系)でも、若い女性のおっぱいを吸う猫といった企画が放送されるなど、子どもも目にする番組においてエロシーンが放送されていました。もちろんこちらは視聴率アップを狙ったものでしょうが、グロさのない作りであったのも事実ですね。『バカ殿』のくだらなさは昔から変わらないわけですから、むしろネット世論によって“発見”されてしまったといえるかもしれません」(同)

 テレビ番組の企画や内容をめぐっては、相席スタートの山崎ケイ原作によるドラマ『ちょうどいいブスのススメ』がネットで炎上し、『人生が楽しくなる幸せの法則』(同)にタイトル変更となる影響が現れている。『バカ殿』も、そうしたクレーム社会のターゲットとなってしまうのは「らしさ」の損失につながりかねず、少し寂しい気がするのもまた事実であろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2019/01/19 06:00
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