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鬼畜に天誅! 児童ポルノの元締めが服役中に刺殺される

イメージ画像 photo by meesh from Flicker.

 1月初め、アメリカ・デトロイト市郊外にあるミラン連邦刑務所で、受刑者がほかの受刑者から暴行を受け、殺されるという事件が起こった。

  地元紙「ザ・デトロイト・ニュース」によると、被害者のクリスチャン・メール(40歳)は複数の受刑者によって襲われ、うち一人は自作のナイフを所持していたという。メールはすぐに病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。

 メールが収監されてから、まだ1カ月ほどしかたっていない時に起こった事件だった。

 メールは児童ポルノサイト運営グループの元締めで、8人の仲間とともに、出会い系サイトで10代の青年を装い、そこで知り合った少女を言葉巧みにだまして、ウェブカメラの前で服を脱がせたり自慰行為を行わせ、その映像をネットで有料配信していた。

 その後、グループは摘発され、メールは裁判で禁錮40年の刑を受けていた。判決の際、被害者の一人は、「アイツはきっと刑務所でボコボコにされるわ」と憎しみを込めて語っていたという。

 今回の事件では、メールの仲間で同じ刑務所に収監されていた男も暴行を受け、ケガを負った。

 日本の刑務所でも同様のようだが、アメリカの刑務所では、性犯罪者は受刑者の間で最も軽蔑されており、中でも未成年に対する性犯罪者は、受刑者による暴行を受けることもある。アメリカでは、時にはそれがリンチや殺人にまで至るという。今回の事件も、メールが児童ポルノサイトの元締めであることを知った受刑者たちが、義憤に駆られて起こしたものと思われている。

 まだ年端もいかない未成年をだました性犯罪者に対して天誅が下ったといえるが、その天誅を下したのが同じ刑務所で服役している犯罪者たちだったというのが、なんともアメリカらしい。

最終更新:2019/01/24 21:00
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