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「疲れや冷え性に効果」うたうも……入って食べられる火鍋温泉が爆誕!

火鍋温泉で疲れを癒やす入浴客

 中国では近年、健康ブームの到来によって温泉人気が高まっている。それに伴い、温泉施設の数も急増しており、各事業者は他社との差別化に余念がない。

 そんな中、火鍋をテーマにした温泉施設が杭州に出現した。

さまざまな形に仕切られた温泉が用意されている

「網易新聞」(1月30日付)によると、杭州市内のファースト・ワールド・レジャーホテル(杭州第一世界大酒店)で、春節の大型連休に合わせ“火鍋温泉”がオープンしたという。この温泉には2~9つの仕切りがあり、それぞれに火鍋の具材として使用される唐辛子、野菜、ナス、キンカン、ナツメ、リンゴ、トウモロコシ、バナナ、キノコなどの食材を浮かべている。

 利用者は水着を着用し、湯船のそばに用意されている火鍋と温泉を同時に楽しめ、温泉に浮かぶ食材を食べることも可能だという。

 この施設のスタッフによると、体の疲れを癒やし、ダイエット、冷え性に効果が期待できるというが、根拠は不明だ。

 このニュースに対し、ネット上では「見ず知らずの他人が入った湯に浮かぶ食材を食べるなんて、不潔すぎる」「温泉を隠れみのにして、生ごみの再利用をしているだけではないか」「飲食しながら温泉って、食べカスとか全部温泉に入ってそうで気持ち悪い」「疲れを癒やして冷え性が治っても腹を壊すだろう」などと、衛生問題が指摘されている。

 イロモノに見える火鍋温泉だが、火鍋のふるさと、重慶市では昨年すでに登場している。大量の唐辛子を温泉に浮かべ、施設のスタッフが巨大な箸で入浴客をつつくというサービスが売りだという。入浴客は火鍋の具材になるというわけだ。入浴客の多くは若者で、スマートフォンを片手にSNS映えする写真を撮ることが目的だという。  

 数年前には大江戸温泉物語を丸パクリした施設が話題となったこともあった中国だが、同国の温泉文化は独自の進化を遂げ始めたようだ。

(文=青山大樹)

最終更新:2019/02/16 16:00
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