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平成J-POPプレイバック!

気鋭のアーティストを積極的に起用し、名曲を続々リリース! 平成J-POP史におけるSMAPの功績

文=青木優

SMAP

平成が終わろうとしている今、90年代に始まったJ-POPの流れがひとつの節目を迎えている。あのアーティストの楽曲はなぜ、ヒットしたのか? 音楽ライターの青木優が徹底分析! 

 珍しくジャニーズ絡みの仕事をちょっとだけした。発売されたばかりの雑誌「音楽と人」4月号の表紙巻頭が関ジャニ∞で、僕はその記事の中で錦戸亮くんにインタビューをしている。

 錦戸くんに取材するのは実は2回目で、10年ぶり。その時は、彼と斉藤和義くんとの対談の司会だった。錦戸くんが音楽好きだとよく理解できた対談になって、取材後には握手をしてもらったものだ(今回はあちらが忙しそうでもあり、握手しそびれた)。

(と、ここまで書いたところで、錦戸くん脱退? の報道が……! なんと。青天の霹靂。驚いた)

 で、自分がジャニーズ関連の仕事をしたのは、これ以外ではあと2つくらいで、いずれも雑誌の連載の中でのものだった。ひとつはV6のゲーム(プレステの1の頃だったはず)について書いたのと、もうひとつはSMAPのライヴレポートである。その時のSMAPの最新シングルが「KANSHAして」だったので……1995年? もう24年も前になる。

 ということで、まさに平成という時代を彩ったアイドルグループ、SMAPについて書くのが今回である。

 先ほどのSMAPのレポは、こちらが提案して記事にしたものだった。横浜アリーナと日本武道館のライヴを観たのだが、本当に完成度の高いショーで、感心したものだった(いま思うと、場所はドームではなかったんだな)。

 アイドル、それも男性グループについていつもは仕事をしていない自分が、当時はSMAPにそれくらい関心を惹かれていた。彼らの存在が画期的であると考えていたからだ。

 とはいえ、僕がSMAPをいつ認識したのかはあまり覚えていない。彼らの曲はたまに耳に入ってくる程度で、なんとなく「SMAPというグループがいるな」程度だったと思う。ただ、「あ、この子たちはちょっと違うな」とはっきり感じた時があった。

 それはシングル「$10」だった。作詞が林田健司と森浩美で、作曲は林田。編曲は、これも林田とCHOKKAKUのタッグである。当時の自分はこの林田のこともよく知らなかったのだが(発売は1993年の11月……音楽について書く仕事を始める前のことなので、大目に見てほしい)、ヒットチャートの中でこの「$10」がめちゃくちゃカッコ良く聴こえたのだ。

 疾走するリズムをかき立てるファンキーな感覚。メンバー間で絶妙に唄い分けていくコンビネーションと、そのパワー。サビは彼らのヴォーカルが一斉に飛びかかってくるかのようで、じつに颯爽とした迫力があった。楽曲自体は歌詞にシャレというかわかりやすいダブルミーニングをかませていて、それを彼らが唄うと、華やかさと爽やかさの両方が弾けるような感覚があった。

 ダンス・ポップをこんなにも開放的でキャッチーなものに昇華させるSMAP、けっこうすごいんじゃないか? そんなふうに素直に思わせる何かを感じたのだ。

 しかし、この時点で彼らはデビューから2年以上が経過しており、シングルも10枚目と、それなりのキャリアを築いてはいた。早くからブレイクしたわけではない分、それだけの下積みができていたのではないかと思う。


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