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ラグビーW杯目前……日本代表は前回以上に外国人だらけ?

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「日本ラグビーフットボール協会」公式サイトより

 2015年の“五郎丸フィーバー”から4年。今度のラグビーW杯は、日本が舞台となる。前回大会では、日本代表が強豪・南アフリカを撃破して“スポーツ史上最大の番狂わせ”と世界的な話題になり、ラグビーが大ブームになったが、今年のW杯では興醒め必至の事態が進行している。

 南ア撃破の余韻も残る16年、日本ラグビー界は新たな取り組みを始めた。それはスーパーリーグへの参戦だ。スーパーリーグはラグビーの国際的なリーグ戦で、16年からチーム数が拡大し、日本の参戦が決定。19年のW杯を見据え、日本代表強化のために作られたチーム「サンウルブズ」が参入した。フリーのスポーツライターが言う。

「W杯は国同士が戦う大会ですが、スーパーリーグはプロチーム同士が戦うリーグです。サンウルブズは、リーグ戦ではまだまだ下位に甘んじていますが、強豪チームと定期的に戦うことで、世界のレベルを体験できる機会が得られるのは、日本ラグビー界にとって間違いなく財産でしょう」(スポーツライター)

 ところが、そのサンウルブズに異変が起きている。2日に行われたサンウルブズの試合をテレビで見た40代の男性は、どちらが日本のチームがわからなかったという。

「私は年に数試合しかラグビーを見ないライトなラグビーファンですが、試合を見ると、グラウンドに日本人が全然見当たりません。試合途中でメンバー表が画面に映ると、スタメン選手はカタカナだらけで、名前が漢字の選手は数人しかいませんでした」(40代男性)

 同日の試合は、参戦4年目にしてアウェイで初勝利を上げる歴史的試合だったが、スタメンを確認すると、漢字の選手は4人だけ。ちなみに前節は3人、開幕戦に至っては、たった2人だ。カタカナ名の選手の中には、帰化している選手もいるので、「日本人が少ない」という言い方は不適切だが、日本のラグビー界は“日本人”で勝負することを諦めてしまったのか? スポーツライターが語る。

「非常にややこしいのですが、サンウルブズは『日本代表強化のために作られたチーム』ですが、『サンウルブズ=日本代表』ではありません。今年はW杯を控えているため、日本代表入りが確実視される主力メンバーは特別なスケジュールで動いているので、サンウルブズのメンバーがあのような事態になっているのです。ただ、そんなことを理解しているのは、熱心なラグビーファンだけでしょう。前回大会でも、外国出身選手が半数近くいることに対して批判的な声が上がりましたが、そろそろ本気を出して“自前”で勝負するようにしないと、『やっぱり日本人だけじゃ勝てないんだ』『日本人にはラグビーは無理なんだ』と思われることになるでしょう」(スポーツライター)

 生まれや肌の色、国籍にこだわることの下らなさは、テニスの大坂なおみの一連の騒動を見ても明らかだが、あまり目先の勝利にこだわりすぎると、大きなものを失うことになりそうだ。

最終更新:2019/03/07 16:00
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